山梨県北杜市の初冬の旅 白州・尾白でフォッサマグナと星の瞬く夜空も見えた
<どうしてこの時期、白州へ行くのか
11月の最後の週末、長崎に赴任している姉(娘1)の所へ遊びに行く予定だった妹(娘2)。11月に入ってから娘1の仕事が急に立て込んでしまい、急遽キャンセルとなった。
それは、「悲しいな」と思い。娘2を連れたプチ旅行を妻も含めて計画することにした。
旅行はリピートするタイプの私。北杜市や、野辺山、清里などは、マウンテンバイクレースに出場していた時代から、30年近く毎年訪れている。慣れ親しんでいる所だが、家族に言わせると、
「何時も同じで、つまらない」そうだ。
それでも、ブラタモリ的な視点も含めると奥が深い。今回の旅の目的は焚き火と温泉と食、ゆったりと過ごす山梨県北杜市の初冬の旅とした。
寒いので、初めはコテージとかホテルでの宿泊を考えていた。しかし日程が1週間を切っているため、Go to効果でいい宿泊先は既に満室。一方Go toの無いバンガローは空いていた。場所は、山梨県北杜市の白州町にある白州・尾白の森名水公園「べるが」。そこで1泊することにした。焚き火は必携、でも準備はテントのない冬キャンプ仕様となるので、結構大荷物だ。
<幻のお米と温泉
土曜の朝、それなりの冬キャンプ仕様で出発する。
行きは事故渋滞もあり、恒例の妻との喧嘩。私が悪いのですが、素直に謝らないとかで、もめる。娘2のおかげで一時収まる。
北杜市白州へ向かうので、途中、武川町農産物直売センターに寄る。
そこで幻の新米を購入する。武川米(農林48号)だ。
5キロが30個、10キロが5個残っていた。30キロはなかった。100%武川米は数がない。
「幻ぃ~」だね。
今年は何度か通ったので、カードを作る。1月から2月は厳冬時期なので、買うなら年末までとなるようだ。
さて、ここでブラタモリ的考察を少し、まず、幻の米を購入した武川町農産物直売センターの駐車場からの写真。
甲州街道武川町 七里岩奇岩 その名も「女落とし岩」という。
凄い断崖だ。ちなみに七里岩(しちりいわ)は、山梨県の峡北地方にある台地である。広義には、長野県諏訪郡富士見町から、山梨県の北杜市の小淵沢町、長坂町、大泉町、高根町と須玉町の一部を経て、韮崎市の中心地まで達する台地のことを指すそうだ。
八ヶ岳群は遠い昔、富士山を越える高さであったが、山体崩壊が起こした岩屑なだれで広大な台地となり、川の浸食でこのような地形を見せている。
グランドキャニオン的な表情を見せている。
<尾白の湯
「べるが」に着いたら、まずは温泉!という女性陣の要求で、隣接する尾白の湯へ行く。
露天風呂もあり、南アルプスと星の見える温泉。
「景色がいい」
夜はこんな感じだ(べるがのサイトから)
温泉はブラタモリ的には大変おいしい場所だ。
北杜市に活火山はないが、実はフォッサマグナここまで続いている。それが温泉を吹き出している要因。その温泉の一つが尾白の湯。
この甲斐駒ヶ岳の温泉は、プレート運動による大地変動のドラマを物語る名湯であるそうだ。
<焚き火だ
焚き火の用意。薪割りを楽しむ。
しかし、薪代も結構するので、コテージの室内ように石油ファンヒーターを借りる。
焚き火を囲んで、甲州ワインではなく、ジョージアワイン(赤)を飲む。寒いので酔わない。
そして夜は更けていき、寒いので寝るしかない。
夜は0度近くなり、爺さんの習慣、夜のおトイレ(外)は寒いー。月明かりが懐かしい。
<尾白川を散策
白い河原、花崗岩なので白い、この花崗岩のおかげで名水が生まれている。
このキャンプ場から3時間ほど登山すると、尾白川渓谷と山頂の天空の浜辺を見ることが出来る。
峡谷は白い花崗岩のため空の青とか森の緑を直接映し出すので、エメラルド色となる。
日向山の山頂は花崗岩の山だから、崩れた岩が白い砂浜のようになる。
来年はキャンプと登山で行こうと思っている。
写真はホクトナビより
<ジビエを戴く、色々と脳内妄想
翌朝、有名な仙人小屋へ、大泉にあるので、白州からは八ヶ岳高原ラインを登る。山が綺麗だ。コロナ対策で、収容人数は半分なので、朝一に記帳して、再度11時に伺う。
メディアの感染拡大の大合唱のため、普段の休日よりは空いていたようだ。料理は、熊肉と鹿肉の焼き肉、鴨鍋、猪の肉じゃが、きのこ汁。
熊が消毒スプレーを首に提げていた。だれも使ってなかった。
こうなります。
<白州のお土産は酒
さて、小淵沢へ降りて馬を見にいく。娘2は馬が好きで、乗馬クラブへ就活もしていたようだ。ここへも娘1と二人で乗馬をしに来た事がある。
白州と言えば南アルプスの天然水がただで飲める場所。サントリーのウイスキー工場がある。またお酒もいいという。まだ飲んだことがないので、小淵沢の道の駅で「七賢」を購入する。
山梨銘醸株式会社 創業 寛延3年(1750年)
尾白川沿いの20号線、上の武川町農産物直売センターの辺りから旧道に入り、白州方面へ行けば酒蔵もあり、レストラン、カフェがある。今度は昼飯を食べてみよう。
まだまだリピートするぞ!
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