人間の人生とは
寝る前、ふとテレビのチャンネルを変えたら
この番組が流れていた、、
思わず見入ってしまい、眠れなくなった。
番組概要は以下
娘の死をきっかけに、東京葛飾区で遺体安置と葬儀を行う施設の経営を始めた三村麻子の日々を追う。いま日本の葬儀は家族と近親者だけで行う「家族葬」が主流となり、葬儀なしで火葬場へという「直葬」も増えている。簡素化と時短という近年の傾向はコロナ禍でさらに進んだ。そんな中、三村は遺族の話を聞いて故人と遺族が対面しそれぞれの思いに寄り添う葬儀の形を見つけていく。三村の眼差しを通して「弔う」とは何かを見つめる。
感想
一言でいうと衝撃的、感動的な番組でした。
同時に葬儀の意味、弔うと言うことの意味を改めて知るべき、、だなと私は心打たれました。
さまざまなストーリー。
娘を失う苦しみのストーリーや、
娘が自殺を選び、死を選んだ事に対して
その家族の捉え方とその後の人生。
愛する夫、父親をガンで無くした家族の愛と
悲しみに苦しむ家族。
すべてに涙が止まらなかった。
私も13の時に父が急死した。
死んだことも受け止められないまま、お通夜、葬儀は淡々と流れ作業の用に行われてしまい、
私は葬式に悲しみさえも感じていなかった。
仲の良かった夫婦なので、死を知った時の母の叫び、今でも忘れない。
その想いを思い返すとあの衝撃、
母の辛さは計り知れない。
父の身体が粉になった時、何か不思議なものを感じた。人間のちっぽさ。死は老いてからくるもの、もっともっと先だと思っていたから。
大きな悲しみと向き合う日々はむしろその日からの日々だったのを覚えている。
父の居た空間、習慣や服や好きなお菓子。
いつものビール、沢山の旅行の思い出。
家族がいない時に私は泣いていた。
毎日死に対しての問いが始まり、
私は【今】に対する感謝と、持っているものすべてに感謝することした。スピリチュアルに興味が湧き沢山の本を読んだ。
父親が亡くなった次の日から、寝る前に感謝と平和を祈るクセがついてもう27年。
そのせいか分からないけど、それから人生は常に守られているような感覚がある。
誰もが必ず向き合う家族の死。自分もいつかは棺桶に入るのかーなんて、何万回も考えてきたけど、そんか決まりきったストーリーにさえもまだ恐れを感じてしまう。でも死への恐怖も薄れてきたかな?
向き合う人間、今を生きるものとして
人の死に対して、悲しみや絶望感だけで終わらせることなく、日々への感謝や、他人への貢献や
大きなパワーに変えていくことができる。
私達はYouTubeやネットからの情報ばかりが
学ぶツールになっている現実。
しかし みんな観ているのは人の人生。
人の苦しみや悲しみや幸せ。
人から学ぶという原点はこれからも変わらない気がする。
このドキュメンタリーは弔いをさまざまな
角度から見せてくれた。
素晴らしい番組でした。
沢山の人に伝わるべき番組だと思ったので、
シェアしてみました( ◠‿◠ )
同じような想い、経験の方がいたら嬉しいです。