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初めての野菜づくり⑧畑でお料理教室(1031文字)

やっとパプリカが色付いてきた。赤と黄色。まだまだ緑色のものが多いけれど大きなパプリカが「おしくらまんじゅう」のようにひしめき合っている。



4月から始めた野菜づくり。最初は種を蒔いても発芽せず、やり直したこともあったけれど、周りの先輩方に指導していただきながら夏野菜を育て、今が収穫のピークと思われる。

きゅうりやピーマンは毎日毎日収穫して、食べきれずに近所や職場の友人にも食べていただいている。これからもしばらくきゅうり&ピーマンラッシュは続きそう。

ナスも食べきれずに随分とお裾分けして食べてもらったけれど、今出来ているものを収穫したらそろそろ終わりかもしれない。

大根も食べ応えがあったけれど、畑には残すところあと一本。種から育てた大根は、随分とコスパが良かった。

インゲンはこれからピークを迎えると思われる。他の人よりも遅れて種を蒔いたので、収穫も皆さんよりちょっと遅め。オクラも同じ。遅いけれど、種から収穫に繋がって大満足。

トマトは、いくつか収穫したけれど、まだまだ色がついていない。これから本番。皮が硬めになってしまうのではと懸念していたけれど、赤いプチも黄色いプチも食べやすく美味しく出来た…と思っている。

赤紫蘇、青紫蘇、ニラもなにかと重宝している。赤紫蘇は梅干しづくりでも活躍した。

まだ食べていないのはパプリカだけ。パプリカは周りの畑でもあまり作っている人がいないので、立派に出来たらいつもお世話になっている先輩方にも食べていただこうと思っている。やっとの恩返しまであと一歩。

これらの野菜で春夏ものが終わってひと段落。秋冬ものにシフトチェンジしていかなければならない。ここまで来て、野菜づくりの面白さ、楽しさ、そして大変さも実感している。大変さというのは、つまり毎日の水やりとその際に必ず受ける蚊の襲撃。ただ、それを差し引いても野菜づくりの楽しさが勝る。

さらに畑でのコミュニケーションが充実感を増す。先日も近くの遊歩道で声をかけてくれた人がいた。こちらは物覚えが悪くて、言われなければ(言われても)分からなかったけれど、小さな出会いの積み重ねが大きな喜びの源になるはずだ。

先週末には、畑の真ん中で豊作だった野菜の調理バリエーションのレクチャーをしていただいた。翌日には手書きのレシピが畑の支柱に括り付けられていた。丁寧に書かれた文字が並ぶレシピが2枚。心がこもっているって、こういうことなんだ。パプリカが完全に色づいてお裾分け出来るようになる日が待ち遠しい。


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