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初めての野菜づくり#12 キャベツ初収穫(467文字)
「アオムシみたいだね」
キャベツの千切りサラダが大好きで、そんな風に言われたこともある。
学生時代のアパート暮らしの頃は、隣りの棟に住むクラスメートで、頻繁にお互いの部屋を行き来していた友人が、キャベツを丸ごと抱えて遊びに来たこともある。千切りにして二人で食べたのも今となっては懐かしい思い出だ。
それなのに、今、スーパーマーケットに並んでいるキャベツは300円も400円もする。冷蔵庫に常備していたキャベツを買うのは控えようかと躊躇するようになった。畑で作っている大根やカブの葉が豊富だし、高菜もどんどん大きくなっていくから、葉野菜には困らない。
一方で、苗を植えていた畑のキャベツたちは、外側の葉を虫食いに遭いながらも頑張って成長していた。そして、とうとう初収穫。スーパーマーケットに並んでいるものと比べれば小ぶりではあるけれど、肉厚のキャベツが収穫出来た。それはつまり、ちょっと硬めだということだけれど。それでも久々にキャベツの千切りが嬉しい。
この先、白菜も畑で待機している。暖かくなってきたら玉ねぎやニンニクなども。楽しみは尽きない。