メディア編集担当者と共に起こす「化学反応」がエモすぎて
m3(エムスリー)メンバーズメディア(https://membersmedia.m3.com/articles/2050 ※医師会員のみ閲覧可能)にて、連載を2つ持たせていただき、毎月8〜10本の記事を寄稿させていただいております。
2019年より旅連載、2021年より医師の複業/パラレルキャリアについての連載をはじめ、今までに1度も打ち切られることなく、継続させていただいている、というだけでありがたいことなのですが、
たまに週間ランキング入りさせていただくことあり、
先月は、読者投票制&数ある連載のうち3連載のみしか選出されない「メンバーズメディア大賞」にて、旅連載を選出いただくに至りました。
普段、SNSやアメブロ、noteで行うライティングと、メディアでのライティングの決定的な違いは、
自分に加え、編集部の考えが加わる
ということです。
今回、
私・えりおにプロの編集担当が絡むとどういうことになるのか
この辺りについて、書かせていただきたいと思います。
執筆にあたり、時間をかけるのは本文のライティング「ではない」です
まずね、誤解されがちかと思うので、ここから言っておきますね。
私の執筆スピードは、
だいたい1500字書くのに要する時間は1〜2時間
写真付きで3,000字とかでも3時間〜長くとも半日
とかじゃないでしょうかね。
とにかく、いったん書き出したら1日もかからない。
文章だけを書くのに何日もかける、とかではないんですよ。
「あること」さえ決まっていれば記事はすぐ書けてしまう
その「あること」とは…
いつ、誰のために、何を書くか
現在、メンバーズメディアでは、私に専属の編集担当者さんというのが常に2〜3人いてくださり、連載2つともまとめて担当してくださるのですが、
「読者目線」について、定期的にアイデアやコンセプトを「壁打ち」(=話し合いながら整理)してるんです。
メディアでしか味わえない、この作業が、楽しすぎる。
医師ユーザーにのみ、閲覧が限定されているm3メンバーズメディアに寄稿させていただくにあたって、
私にとっての、一番のメリットが
ブログ・noteやSNSにも転載できること
ゲンキンな言い方をしてしまうと、ブログ記事を書き、かつ原稿料も貰っちゃえる展開
ですので、
ブログ・noteにもm3さんにもWIN-WINな記事
というのが最優先。
(※ちなみにm3の原稿料は1文字あたり4〜10円と、Webライター平均単価と比べると超・高待遇です)
もちろん、お金をいただいて記事を書いていますから、
m3のターゲット読者さんであります、お医者さん向けに記事を書き起こす
というのがm3さん側の要望でもあるわけなのですが、
ブログやnoteにも、
お医者さんの読者さん、
お医者さん並のステータスや収入をお持ちの読者さん、
家族にお医者さんを持つ読者さん、
その他、m3読者さんに似た境遇の読者さん
おりますのでね。
m3向けに書いたものをブログに応用するのはじゅうぶん可能なわけです。
その辺り踏まえて、
編集担当との「壁打ち」 その内容はズバリ…!
「いつ出すか」
アメブロでは「どの曜日に出すか」レベルであれこれ考えてますが、メディアさんに寄稿する際も徹底協議してます。
「誰のための記事か」
って、会員医師読者のため、とかいうレベルではなく、「どんな医師」向けかですもちろんww
ここでの注意点が、もちろん、
自分が書きたいことより読者目線を優先する
ということ。
ブログやnoteでそればっかやると、息が詰まりますが、
メディア連載においては、お金を貰ってメディアに出すわけですから、
この辺りはブログやnote以上に徹底します。
「大まかな記事のテーマ」の洗い出し
これ、私の場合「大まかな」ってのがポイントなんですけど、
まず、旅連載に関しては、90%主導権は私にあります状態でしてw
旅のプロではない彼らに聞くのは「旅の初心者目線」のみ。
残りは、私にしかわからない部分ばかりなので、私がほとんどのマーケティングを担い、
この時期の旬ネタはこんな感じじゃないでしょうか、って、記事を直接提出して「事後承諾」をいただく。
「旅」に関しては、おかげさまで、この方法で、ほぼ100%の記事にOKをいただいております。
(採用されなかったのは【閲覧注意ww】「茶色のアレ」から思いつきました 旅先での「う◯こ」事情ww くらいかなw)
複業/パラレルキャリア連載に関しては、
・このあたりのテーマ、切り込むと反応良さそうだよね
・(毒舌系の記事の場合)ギリギリここくらいまで、書いちゃえるかも!?
「あとは、とにかく原稿書いていただければ、こちら側からダメ出ししていきますのでw」
ここで実に実感しているのが、
「マーケティング」視点のある書き手は、より重宝される!
ですね。
「これ書いてください」
指示されたことを、まんま書くのではなく、
この切り口を追加すると、もっと伸びると思います、というところまで突っ込んで言えちゃう人。
逆に、
こちら側で記事のテーマを決めるにも、やみくもにあれこれ提案するのはNG
なわけです。
手が空いた時に、SNSや解析ツールなどを用いて、それなりに読者さんの求めているもの、といったリサーチは欠かせません。
先の、週刊ランキングで1位をいただいていた記事『沖縄移住した医師が1年で断念したワケ』で大活躍したのが、アメブロに設置していた、
Googleアナリティクス
Googleサーチコンソール
この2つのツールを通じて、
「沖縄移住」
「沖縄移住 失敗」
「沖縄移住計画」
「沖縄 住んではいけない場所」
といったキーワードの検索ニーズが、自分のアメブロで急上昇中なことがわかったのです。
そこで、
このテーマは医者にもウケるんじゃないか!?
とm3側にご報告、当時の担当さんから、
と返答いただき、記事化が決定したわけです。
あとは何より「記事のタイトル」ww
自分は記事が出来上がってから、タイトルつける主義なのですが、
記事を書いてから、エネルギーを使うのがタイトル付けです。
連載100回記念の時に、これまでの感想を聞かれて
この連載、ほとんど記事のタイトルに時間を費やしていた気がします笑。
ってw
4年も連載やってて、タイトルの話しか出てこないのかよ、と自分でもツッコミ入れてますけど、
やっぱりタイトルなんですよ。
原稿をひとしきり書いて、納品する時に私がタイトル案を一つ出して、
編集部で校正する時に、編集部側で考えたタイトル案がいくつか加わり--まあこれがまた「新しい世界観」!
その後編集部から「最終確認お願いします。」と返ってくるメール、名付けて「エムスリー砲」受信時に、複数のタイトル案から、最終的に私が決断を下すって流れが、定着しています。
自分のをそのまま使うときもあれば、
編集部案をそのまま使うときもあれば、
複数タイトルのエレメンツというかキーワードを組み合わせて新しいタイトルにするときもあります。
記事の本タイトルはそれで決めて、あとは編集部がメルマガ用に、またいくつかタイトルを考えて運用されてます。
って一連の話をしたら、ブロガー仲間(というより手下!?)にビックリされましたけどw
どういうことか。
まず、
「連載」ということは、私の名前を見て反射的に「こいつの記事は期待外れ」というレッテルを貼られてしまうことが、一番の致命傷
なわけです。
実際、私自身も、もうこいつの記事は読まない、としている書き手はちらほら、いますから。
ただ、私の場合すでにアメブロが「そこそこ」人気を集めていた段階で、連載を始めてみないかとお声かけいただきましたので
「読者目線」につきましては、それなりに実績はありました。
本文までたどり着いてさえくれれば、損はさせない、その確信はすでに連載当初からあったのです。
じゃあ、本文までたどり着かせるというそれは何か。
それって記事のタイトルじゃん?! 笑
あとは、読者の皆様がこれまで見守ってきてくださったとおりです。
編集部の方とは、こうした流れで日々顔を突き合わせ、
彼らと密にコミュニケーションを取り、とことん話を詰めて、
一つ一つの記事に一切妥協することなく、徹底して作り込んでいくのが私のスタイル。
そして「結果」が出た時は、倍以上に嬉しい。
あ、
打ち合わせメール返信と筆の速さにつきましては、
m3.comメンバーズメディア編集部の皆様の折り紙つきです。(たぶんw)
ここがメディア執筆の醍醐味であり、
一番大事で時間をかける部分なのであって、
毎回毎回が、
他には変え難い、経験です。
今後とも長く続けられるように、
そしてそろそろ、他にも繋がりができますように!?
願わんばかりなのであります。
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