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「就職氷河期世代」の「団塊ジュニア世代」の「父が戦前生まれな人」
団塊ジュニア世代には、親が昭和一桁生まれ、つまり戦前生まれの人も少しではあるが混ざっている。
子供の立場からすると、親が戦前生まれかどうかでいろいろ人生が違ってくる。家庭の中での厳しさや価値観等が全然違うからだ。
団塊世代の親を持つ子供と戦前生まれの親を持つ子供が同級生の場合、当然に同級生間にギャップが存在したし、後者の子供は独特の卑屈感や劣等感を拗らせるケースが多かったと思う。
後者の子供は、ただでさえ厳しかった受験戦争や就職活動を変に拗らせてより厳しくしてしまい、自ら不遇を作り出してしまった点も否めないと思う。
我が家なんてその典型。私の父はまさに昭和一桁。
もうとっくの昔に死んでいる。
私は親がコンプレックスだった、我が家だけ他の家と明らかに何かが違っていたから、、。
父があまりにも厳しかったので、控えめに表現しても、若い頃の私の感覚からしたら、単に狂っているように思えたので、大学の時に家を飛び出して今に至る。
父は私が結婚したことも知らずに死んだ。
もちろん私に子供がいることも知らないまま。
大袈裟ではなく、こうでもしないと、
私が生きてこれなかったからだ
あくまでも、私の一例をあげたけども、
団塊ジュニア世代の不遇を語る場合、経済環境だけが不遇の原因ではない。丁度、家族、隣近所、職場等といった共同体が著しく消滅していき、中流階層が無くなっていき、悪い方向へ多様化が進んだ時期と就職時期が重なった世代だからだ。
共同体と中流階層の消滅が進んだ時期には、大小さまざまな程度の違いはあるが、 どの家庭でも家族間のギスギスした問題が露呈したと思う。
この時期の急激な社会の変化は、特に昔ながらの家庭を歪ませた。
要は、団塊ジュニア世代の不遇には、厄介な家庭・家族問題がぐちゃぐちゃとこびりついているのではないかと思う。
【団塊ジュニア世代の実情】
─「不遇の世代」を生み出したわが国経済・社会が抱える課題─
https://www.jri.co.jp/file/report/jrireview/pdf/11093.pdf
出所:日本総研
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