【B Corp取得】対談|B Corp認証取得支援コンサルタント・岡望美×KOREDAKE・鈴木友樹
今月のテーマは「 わたしたちが地球のためにできること 」。企業として地球にがんばらせることなく、持続可能な社会へ導くためにB Corpを取得したメップル。その当時の話や今後についてのお話をお二人から聞きます。
株式会社メップル・代表取締役 鈴木:今回の B Corp 取得を身近でサポートして下さった、コンサルタントの岡望美さんにお話を伺います。どうぞよろしくお願いします!
B Corp 認証取得支援コンサルタント・岡望美:こんにちは、岡です。B Corp 取得コンサルタント としてこれまで全国各地幅広く企業をサポートしてきました。早速ですが、そもそもなぜメップルは B Corp を取ろうと思ったのでしょうか?
目指したい方法に少しずつ向かっていくために。
鈴木:きっかけは 2 年半ほど前に、KOREDAKE の原料である大豆メーカーの不二製油でエシカル経営に携わっている河口さんから勧められて、B Corp を知りました。関わってくれた人に、 短期的でなくしっかりとブランドを届け続けるために、接点を一時的に持つだけではなく、より深いものにしていきたい、そんな想いを河口さんに話したところ、そんな想いがあるのであれば、B Corpを取った方がいいよ!と言われたんです。そこから自分なりにB Corpを調べてみて、B Corp を取ることが、長期的に良いブランドであり続けるために必要だと感じました。
岡:世の中には社会的課題に目を向けて取り組んでいる スタートアップはたくさんありますし、B Corp に興味はあるけど取得までは諦めている会社も少なくないと感じていて、何がその一歩を踏み出すきっかけになったんでしょうか?
鈴木:やっぱり勢いは必要でした。あとは、当たり前かもしれませんが、長期的にいいブランドであり続けるために、長期的な目線で本当にいいものを作って、しっかり人々に届け続けるっていうことが大事だと考えているんです。ビジネスをしている上で、どうしても短期的になってしまう時もありますが、それは目指すべき姿ではない。自分たちがこだわりを持って作り出したものをユーザーに続けることは根気が必要なので、お尻を叩いてくれる存在がとても大切になると感じていました。第三者的な B Corp があることで、責任感をしっかりと持ち、お尻を叩かれながらでも続けていれば、目指したい方向に少しずつ向かっていけるんじゃないかっていうのを感じたからかもしれません。
大変さの中で知る、自分たちの立ち位置。
岡:B Corp 取得は容易ではなく、実際は大変だったと思いますが、取り組んでみていかがでしたか?
鈴木:かなり大変でしたね。特に事業的にも忙しい時期に取り掛かったということもありますし、難しい質問も多く、全て回答していくには想像以上に時間 がかかったりもしました。でも、自分たちが排出している CO2 やエネルギーの排出量を調べたりと、取り組んでみて初めて自分たちの立ち位置がわかったし、学びも多くありました。岡さんは僕が B Corp 取得に挑戦したいとお話した時どんな印象でしたか?
岡:素敵な会社とプロダクトで、ぜひ B Corp を取得するお手伝いをしたいと思いました!ブランドの理念から、 プロダクトの細かなところまで人と地球に対するこだわりを持っていて、まさに B Corp にぴったりな会社だと感じました。 メイン商品だけでなく、同梱物まで環境にいいものをチョイスしていたり、環境のためになるアクションを ユーザーに提案していて素敵です。
鈴木:ありがとうございます。嬉しいです。KOREDAKEでは7つのサステナブルアクションを行っていたりと、細かなところまで知っていただけてうれしいです。
みんなのためになると信じて。
鈴木:そもそも B Corp 取得に向いている会社、向いていない会社ってあるんでしょうか?
岡:アセスメントを読み解き、制度を整えていくには時間をかけなくてはいけないので、そこを会社の成長になる、みんなのためになるとポジティブに捉えて向かえる会社は向いていると思い ます。メップルもそこをポジティブに捉えていたのと、 最初は担当者だけだったのを、全てのメンバーを巻き 込んで取り組めたのはとても良かったと思います。 少しだけでも参加することで、メンバーの自己意識も芽生えますよね。
鈴木:そうですね。メンバー全員を巻き込みながら、細か いところまで詰めていきました。
取って終わりじゃない、B Corp
岡:B Corp は取って終わりじゃない、とよく言われます。それは取得してからも評価が続くからです。 メップルはこれからどのような道を歩んでいくのでしょうか?
鈴木:B Corp 取得はあくまできっかけで、ここからが スタートだと僕も感じています。やりたくてもまだ できていないこと、今回の取得をきっかけに もっとこうしたいなと思ったことがたくさんあります。 今後も長く愛されるより良い会社であるために行動していきたいです。
岡:取り組みの中で、環境にいいと思って選択してい たことが、深く調べてみると実はそこまで効果が なかったりという現実もあったかと思いますが、それもオープンにした上で、今後どう取り組むかを示してほしいなと感じています。自分たちだけでは難しくて も、今自分たちが困っていることを開示して、ユー ザーや周りの会社を巻き込みながら、みんなで環境にいいチョイスをしていくことを目指せるのが理想の姿ですよね。
鈴木:そうですね。これからもそんな会社を目指していきたいです。本日はありがとうございました。
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