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自分らしい、睡眠を。(CBDドリンク・サプリメント『mellow』韮澤 真人)
わたしは、わたしらしく。
ウェルネスプロテイン『KOREDAKE』は、
人の健康と地球環境にやさしいブランドを目指しています。
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このジャーナルでは、
私たちのプロテインに関わる生産者の方々をはじめ
ウェルネスやサステナビリティなどの領域で活動されている方へのインタビューを通して、
健康や環境について知るきっかけ、心と身体の「わたしらしさ」を取り戻すきっかけをお届けしていきます。
ゲスト:韮澤 真人(株式会社Linkship 代表取締役)
たっぷりと休める喜びをお届けするウェルネスブランド『mellow』を運用。日本初のCBD炭酸飲料とCBDサプリメントを国内にて開発・販売。同時に「メロウ」な音楽配信やオンラインイベントを開催して、ストレス社会と距離を置き、自分の時間を取り戻す喜びを提供する。
インタビュアー:内田小百合(『KOREDAKE』 管理栄養士)
商品監修をはじめとし、手軽にできて身体も心も満たされるウェルネスレシピを考案。
現在の活動ときっかけ
──今月のテーマは「プロテインと目覚め」。今回は、健康と密接に関係している「睡眠」に詳しい韮澤さんから、睡眠の重要性や睡眠における課題と解決策などを伺います。早速ですが、現在の韮澤さんの活動について教えていただけないでしょうか?
韮澤:はじめまして、たっぷりと休める喜びをお届けするウェルネスブランド『mellow』の企画・運用をしている韮澤です。『mellow』ではリラクゼーションドリンクや休息サプリメントを提供するほか、メロウな音楽配信や寝落ちサイト「mellow FM」の運用、リラックスできるオンラインイベントを開催しています。
──へえ、「リラックス」や「休息」が軸のサービスって新しい。ちょっと前まではなかったような気がします。
韮澤:今は時代的にも情報が溢れかえっていて、ストレスが溜まりやすくなっているため、自然とリラックスを求めているのではないでしょうか?そんな中、ストレス社会と距離を置き、自分の時間を取り戻す喜びを提供する『mellow』のサービスが、結果として「睡眠」にも繋がったと言ってくださるユーザーさんは多いです。なので、睡眠領域のビジネスとしても成立しているのかなと。
──なるほど、そもそも韮澤さんがその分野に目をつけたきっかけは何だったのでしょうか?
韮澤:僕自身がもともとハードワーカーだったんです。学生時代に起業したこともあり、当時から睡眠時間を削って働いていました。その結果、自律神経がやられて倒れ込んでしまって。そこから、以前の元気な体質は弱くなり、1ヶ月に1回は体調を崩すほどひどくなりました。気圧の変化が激しい6月には、重度の神経痛で寝返りが打てない状態までに。そこから「治さなくてはいつか死ぬ」と危機感を覚え、自分の身体に目を向ける時間を増やしはじめました。
──そうだったんですね。自律神経って弱めちゃうと、根本的な原因を改善しないと定期的に繰り返してしまう場合が多いのだとか。
韮澤:多いです。あとは寝づらくなるので睡眠の質も低下します。それによって睡眠不足に陥ると、ストレスを抱え込んで、さらに自律神経が乱れるという負のスパイラルに。でも、根本的な原因を見つけるのって意外と大変で。僕も一年弱かかりました。
──そんなに...!
韮澤:僕の場合、自分がなぜ体調を崩しているかを全部洗い出しました。元々、真面目な性格だったこともあって、いろいろな健康食品を試したりもして。その結果「適切な運動」と「十分な睡眠をとること」が、自律神経の乱れを改善するのに大事なんだと、当たり前な答えに気づいたんです。でも当時は、 運動系サービスはある一方、睡眠のサービスってあまりなくて。そこで、「そもそも日本人は睡眠に対する理解・啓蒙が進んでいないのでは?」という課題感から、『mellow』を立ち上げたんです。
知られていない、睡眠の課題
──現在では、当たり前のように「睡眠」は大切だと言われています。でも実際は、睡眠不足から心身の健康を崩してしまう人もまだまだ沢山。では、そもそも「睡眠」ってどうして大切なんでしょうか?
韮澤:私たちの身体は、睡眠が足りないと自律神経が乱れ、病気になりやすくなったり、記憶力や感情にも大きな影響を受けると言われています。これを「睡眠負債」が溜まると言い、負債が溜まると、寝不足から強いストレスを抱えてしまうことも。適切な睡眠時間は個人差があるので、一概には言えませんが、誰しも十分な睡眠を確保し、身体のバランスを整えなければなりません。
──よく睡眠不足な人が増えているというニュースを目にしますが、現代の日本人の睡眠の現状と課題は何でしょうか?
韮澤:日本人の睡眠時間はそもそも足りていません。2018年のOECD調査では、調査した国の中で、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で最下位に。日本人からしたら、それほど短くない様に感じますが、世界と比較するとかなり短い。また厚生労働省は、日本人の30~50代の平均睡眠時間は特に短くて、40代のおおよそ半分は睡眠時間が6時間未満と発表していますね。
──最下位なんてびっくり。でも7時間半っていう数値だけだと、別に短いとは思わないかも。日本人の睡眠が他の国と比べて低い原因は何でしょうか?
韮澤:主な原因としては、日本人特有の「働きすぎ」が考えられます。日本人って「頑張らない」ことがすごく苦手な国民性なのかなと。子供の頃は、意識せずとも休む時間を取れていた気がするのに、大人になると、日中も仕事をして夜はスイッチオフせず明日の仕事のことを考えるみたいな。これでは、休んで脳を切り替えることができず、知らず知らずでストレスが溜まってしまいます。頑張って「睡眠」よりも「仕事」を優先してしまうんです。
──確かに。言い過ぎかもしれないですが、「頑張らない」ことが悪みたいな日本的価値観が根付いているのかもしれませんね。
韮澤:はい、睡眠不足は比較的気づきやすいですが、自分は気づいていないけど他人に指摘された身体の不調は、精神疾患の危険もあるので要注意。特に真面目でしっかりと結果を出そうとする人ほど気をつけて欲しいです。
──私の友達から、社会人になって今は毎日泣いているっていう話を聞きました。元々、真面目で明るい子だったからこそ、自分がそういう状態って認めにくいのかもしれません。そうした問題を抱えている人って意外と沢山いるのかな。
韮澤:僕の周りでも、沢山いました、大企業で働いて安定した生活を送っていても、うつ病になってしまったり。特に、女性は生理やホルモンのバランスなどが色々重なると簡単に体調が崩れちゃう。でもまだまだ日本では、そうした不調に対する睡眠の重要性が知られていない、啓蒙が進んでいない現状もありますね。
良質な睡眠と目覚めのヒント
──韮澤さんが実践している、忙しい日々の中でも睡眠時間の確保や睡眠の質を上げるための工夫や秘訣があれば、教えてください。
韮澤:僕は、朝から夜にかけて、睡眠の質を上げるためのルーティーンを作っています。例えば、寝る前にスマホを見ないことや、入眠1時間前に入浴に入ると良いなどはよく聞きますよね。でもそれ以外にも「睡眠の質を上げるハック」は沢山あります。
──ぜひ教えて欲しいです...!
韮澤:まず、寝る時以外はベッドに入らない。そう決めることで、ベッドはそういう場所であると脳に刷り込むことができます。また、ベッドに入ってから寝付けない時はあえてベッドから出て、本を読んだりしながら、眠くなるまで待つ。ベッドの中で寝れないという記憶を作らないようするんです。そうした工夫が翌朝の素敵な目覚めに繋がります。
──なるほど、無理やり眠ろうとするのではなく眠くなる状態を作るのが大切ってことなんですね。
韮澤:僕自身は眠れない時に、ラジオをよく聴いています。個人的なおすすめは、ある女性のパーソナリティが務めるラジオ。その女性の声が僕に合っていたことに加え、話している内容が正直、面白くない。念のため、ラジオの音が切れるタイマーは10分でセットしていますが、毎回、気付いたら心地よく寝られています。海外でも、面白くないことを売りにしている男性のポッドキャストがあって、スポンサーがつくほど大人気だとか。それぞれ自分なりの眠くなれるコツがあるといいですね。
──面白くないラジオって面白い(笑)眠くなるためには最適そう。
韮澤:うんうん(笑)加えて、起きる時間も大切。基本的には平日も休日も同じ時間に起きています。たとえ寝る時間が遅くても、時間睡眠のリズムを崩さないために、どうにか自分を律して同じ時間に起きる。覚醒のタイミングを揃える事は睡眠の質を上げるルーティーンを作る上でも大切です。
ちなみに、休日に寝溜めをするのは体内リズムに自ら時差ボケを作りにいっているのと同じ。休んだように見えて、平日の睡眠の質を下げることに繋がります。
──1日を通して睡眠へフォーカスあてる生活や行動は意識できていなかったなと反省します。休日の寝溜めで平日の睡眠の質が悪化しちゃうなんて考えたことなかったかも。
韮澤:あとは、朝起きてすぐに日光を浴びること。日光を浴びることで睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、睡眠欲が抑えられます。毎朝浴びることで、体内リズムが整い、良質な睡眠を得られます。
──実は私はリモート期間中の気分が落ち込んだ時に、日の光を浴びに散歩へ出かけています。そうすると気分が晴れる場合が多いんです。でも、睡眠の質を上げる効果もあるなんて知らなかった...!
韮澤:日中の散歩は僕もしていておすすめです。個人差はありますが、結局は、いかに自分の体質と向き合えるかが大事なのかな。例えば夜にお酒飲むと翌日にも響く体質の人は、お酒の加減を知る必要があります。自分はどんな体質なのかを見極めるんです。
──全員に当てはまる睡眠の質を上げる方法はない。まずは自分の体質と向き合い、続けられることから始める。韮澤さん自身も自分で分析して今のスタイルが見つかったってことですよね。
韮澤:はい、他にもあげだしたらキリがありません。身体のバランスを整える効果がある適度な運動も質の良い睡眠に繋がります。運動はあまり好きではないのですが、ランニングをすれば好きなラジオを聴けるみたいなマイルールを作ったりしてモチベーションを高めています。
──自分の好きなことの掛け合わせは続けられそうですね。私もまずはそれこそお散歩レベルからではあるけれど、運動で身体を向き合う時間を作ってみようかな。
SNSとの関わり方
韮澤:昨今、SNSの発達で、煌びやかな生活や価値観が切り取られ、フォロワーやいいねの数が正しいとされています。世界的にも「自分も何者かにならないといけないんじゃないか」みたいな焦燥感や圧迫感は広がっているので、そろそろ SNSのアンチテーゼのようなサービスも生まれてくるはず。すでに海外では、少しずつ出てきています。
──へぇ。SNSのアンチテーゼのようなサービスが既に出てきているんですね、知りませんでした。
韮澤:例えば、高校とかのコミュニティでアンケートをとってランキングを発表するサービスをFacebook社が買収していました。仕様でルールを縛ることで、悪意をシステムから排除できるのは素敵だなと思います。今のSNSは無意識の悪意が簡単に出せてしまうので。
──たしかに。
韮澤:日本でオンラインサロンが流行っているのも、お金を払う行為で悪意を持つ人を減らしやすい仕組みが確立できたから。SNSの繋がりを持てる部分は大事にしつつ、こうしたサービスを楽しめたら良いですよね。
──私もたまにSNSに振り回されているなと感じます。社内で携帯アプリの利用時間を見合うのが流行っているのですが、私は圧倒的にInstagram。意識的にSNSを見ない・使わない時間を作るのも大切ですね。
韮澤:僕はTwitterかな。『mellow』の口コミや関連することを検索して、リアルタイムで情報をキャッチしないといけないっていう感覚で開いちゃいます。でも会社のメンバーは、SNSと適度な距離感を保っていてもっと見習わないとなって思っています。僕は学生の頃からSNSをよく見てしまう傾向にあるので、今は自分の中にルールを作って、SNSを見ない時間を決めています。将来的に11:00くらいに来て16:00くらいに帰るような社風にしたいって常々話しています。
──『KOREDAKE』も同じウェルネスブランドとしてそうした取り組みを推進していきたい...!
韮澤:もちろん、難しさもあると思います。ですが、悩みながらでもそうした働き方の見つめ直しが必要なのではないでしょうか。
ウェルネスと睡眠
──『KOREDAKE』 は「身体だけではなく心の健康にも向き合う」ウェルネスブランドです。同じくウェルネスブランド『mellow』を運営する韮澤さんにとって、ウェルネスとはなんでしょうか?
韮澤:僕は「心身共に健康で、落ち着いて自分と向き合えている」状態がウェルネスであると考えています。今の時代、情報量がとてつもなく多く、自分と向き合う時間が相対的に減っているのではないでしょうか。また、周りにどう見られているかを意識しすぎて、自分も気付かない間にストレスを抱えてしまう人が増えていると感じています
でも僕は、社会から離れた先にある、自分だけの時間を楽しむことが重要だと思います。周りが良いと言っているからするのではなく、自分自身が好きな体験を楽しむ。そうすることで、ストレスも減り、睡眠を含む日々の生活が豊かになるのかなと。
例えば、睡眠の質を上げるためのルーティンも個人によって工夫は変わっていきます。それ1つ取っても、自分には何が合っているか向き合うことが必要ですよね。自分のために何が必要かの答えを出す作業は、きっと自分自身も楽しいはず。今後も、心身ともに健康で、その上で自分と向き合いその瞬間を楽しめる体験を『mellow』としても提供していきたいし、僕個人としても心がけていきたいです。
元々僕は、自分のことを楽観的でポジティブ、ストレス耐性がある人間だと思っていました。それでも、身体に不調が起きてしまった。気をつけていてもストレスが知らない内に溜まっていたんです。健康に絶対はありません。たくさんの情報で埋もれた社会を生きる今の人にこそ、自分にとってのウェルネスについて考えて欲しいと思います。
──韮澤さん、貴重なお話をありがとうございました。
撮影協力:𝘾𝙖𝙛𝙚 𝙖𝙣𝙙 𝙎𝙝𝙞𝙨𝙝𝙖 𝘽𝙖𝙧 𝙔𝙚𝙡𝙡𝙤𝙬
『KOREDAKE』は、女性が1食に必要な31種類の栄養素をたっぷり配合した完全栄養プロテインです。
動物由来の原材料を含まない"100%プラントベース"で、大豆由来のタンパク質をはじめ、日々の食事で不足しがちな、たんぱく質・食物繊維・26種のビタミン&ミネラルなどの栄養素を配合。環境配慮のパッケージとスプーンへと改良し、サステナビリティを追求していきます。
心と身体の健康の先の自分らしさの実現をサポートする “ウェルネスプロテイン” として、安心安全な商品開発を追求し続けてまいります。
『KOREDAKE』WEBはこちら
▶️ https://koredake.co.jp/