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『The Killer』 ー そしてスミスと釣りバカと ー

noteを始めたきっかけがございます。
Netflixに全話配信されていた「釣りバカ日誌」を何の気なしに順に視聴、シリーズ10まで行った頃にふと「今俺何してんだっけ?何これ、釣りとか興味ないし、暇なの?バカなの?、あとみち子さんは石田えりに戻して!
などなど猛烈なネガティブ感情に襲われたことが始まりです。
この負の感情を整理するために今まで視聴してきた作品を雑感として残し、公開することで少しでも意味のあるものにできたら救われるのかも、なんてね。

まずは「釣りバカ日誌」のことを書いてみました。
だめです。二作目以降どう頑張っても一話三行くらいで終わるんです。あれ?山瀬まみは?とか、たらこさんだ、、(R.I.P)、、ぐらいしか書くことなくなってきます。無理です。
プロットが同じで出演者も基本同じ、脇役の印象も起きるドタバタも大体一緒だからかな?
むむっ、作品の所為にするとか言語道断ジャマイカ?(動揺)。
明らかに文才のなさが原因なので、もっと自分に寄せたテーマで一歩ずつ書き上げることから始めた方がいいかも。
step by step。
でフィンチャー先輩のあの作品。

以下本題。


The Killer

監督は俺的安心と安定のデヴィッド・フィンチャー。

直近ではあまり追いかけてませんでしたが、90年代は大変お世話になりました。
特に愛しのマイケル・ダグラス様主演『The Game』は今でも年2回視聴するほど好きです。
(誰か、記憶を消す術を教えてください。もう一度素の状態で観たい!)

オープニングは相変わらずズバ抜けてかっこいい。
映像と相まってトレント・レズナーのトラックめちゃめちゃいい仕事してます。
幸先に不安しかない感じ、サイコーです。

主演の方はあまりよく知らない。
知らないってことで暗殺者の孤独感が増長されて最後まで緊張感を持って視聴することができる。こういうの地味に大事ですよね。
なんか直近のエイリアン(リドリー・スコットのやつ)のむかつくアンドロイド役の人らしい。あれはマジで動揺するくらい腹が立った。キライ。
「釣りバカ」の悪夢から逃れるため構えずに前情報なしに見始めたので、Smithsの曲が流れた時は失礼ながらずっこけました。暗殺者とモリッシーの歌声、、ありなのか、、食い合わせ悪くない?

名無しの暗殺者が精神の安定目的で『The Smiths:How Soon Is Now?』聴き始め、案の定やらかしてます。
私が同じシチュエーションに置かれたらトリガーを絞る瞬間、グラジオラスを振り回しながらクネクネ踊り歌うモリッシーの姿が脳裏をよぎるでしょう。
おそらく彼もそうだったに違いない。残念でした。
別曲ですが参考のために置いときますね。

そこから怒涛の復讐劇の始まりです。
犯されたテリトリーの復権をテーマに持ってきて、視聴者の想像できる範囲をうまくズラしながらダレ/停滞することなくエンディングまで持っていく樣はもう神業ですね。あとティルダ姐さんの存在感よ。。
何度でも観れるスルメ感。相当練られた脚本&プロット。学びしかない。
とりあえず仇なす全員に制裁&威嚇。サイコーです。
ま~すべてお前(名無しの暗殺者)が悪いんだけどね!

The Smithsは80年代に思春期を過ごした悶々教の信者、日陰者共の心を鷲掴みし今でも愛されているアイコン的、神的バンドです。当時はわかりやすい魅力を持っていたU2とEcho & The Bunnymenの方が好みでしたが、いまも飽きずに聴き続けられているのはThe Smithsだけかもしれません。

同曲10年前。シンガロングが泣ける。。

特にギターのジュニー・マーが大好きで、いまだに追いかけてます。

デペッシュ・モードのカバー曲ですが、かなり好きなアレンジ。
ギタリスト声ですが、枯れ具合に味があって良いです。

スミス解散後、ジュニー・マーに最も嵌まったThe The在籍時。
エモーショナルな曲のギターを弾かせると無敵ですね。


ちなみに「釣りバカ日誌」には何の問題もございません。年末年始に上映が約束された皆が納得できる定番中の定番。特に一作目は昭和、平成を生きた全日本人が毎年末に正座して見るべき作品です。一般教養です。なんなら試験に出ます。
スーさんとハマちゃんのお約束の掛け合い、みち子さんとハマちゃんの”合体”もサイコーです。
「ウヲーーキタキターーーーーッ(パチパチパチパチ)」って、スタンディングオベーションですぜ、旦那。
後、浅田美代子さん、あなたは悪くない。見慣れてくるとチャ~ミング(死語)で良いですよ。

おまけ

みなさんご存知、鈴木建設社歌置いときますね〜〜

久石譲先生作曲
い〜ざ〜は〜ばたかん〜〜〜

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