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【現像 #33】 超広角域・広角域は「寄る・見上げる」で画面整理する

はじめに

超広角域や広角域の画角って、なんでもかんでも映り込んでくるから引き算が難しいですよね。今回はその辺の画面整理に関するお話です。




超広角域は難しい

冒頭にも述べましたが、超広角域は人間の視野以上にいろんな物が画角に入ってきますよね。「えっ? こんなところまで入っちゃうの?」みたいな。
そんな時は、寄ったり見上げたりすると、不要な物が入り込まずに画面整理できると思います。


作品紹介

以下の写真はフルサイズカメラでノートリミング、そして特に断りがない限り焦点距離16mmです。

(1) 見上げて撮る

雑木林の中、見上げるだけで主要被写体だけになります。


邪魔な物がなければ多少見上げるだけでも大丈夫ですね。


月を枝の間に収めてみました。半月とわかる程度にしたかったので、焦点距離35mmにて。


鳥ではなく、飛行機です。2機います。


赤と黄色のせめぎ合い。


(2) 寄って撮る

フードが手前の葉っぱにくっつきそうなくらいに寄ってみました。主題が大きくなると、背景はその場の雰囲気を伝える程度になるかと。


地面に寄ってみました。主題を広く取って、その他を上側3分の1に追いやりました。歩道の幅が実際より広く感じます。


これもフードが一番近い紅葉に触れるくらいでした。寄って撮れば、広角域でも背景がボケて主題が明確になりますね。



さて、ここまでの作品のうち、2枚には鉄塔が、1枚には電灯が映り込んでいましたが、気づきましたでしょうか。視線誘導ができていれば多少の映り込みは問題ないし、逆にクイズのように遊べますね。


視線誘導の方法は、以下も参考にしていただければと思います。



おわりに

いかがだったでしょうか。
超広角域や広角域では思った以上に不要な物が映り込んでしまうので、画面整理の方法について考えてみました。

今回も読んでくださり、ありがとうございます。


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Kordie
自分の物書きがお役に立てたんだなぁと、感無量になると思います。それを励みに頑張ります!

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