Kordie

2001年より一眼レフにて写真家活動開始。NikonのF100、FM3A、D200、 D800、Z6II、Z9、D850。常時携帯用にSony RX100VII。2004年「フォトマスター検定1級」合格。「多摩センターイルミネーションフォトコン」入選(2022年、2023年)

Kordie

2001年より一眼レフにて写真家活動開始。NikonのF100、FM3A、D200、 D800、Z6II、Z9、D850。常時携帯用にSony RX100VII。2004年「フォトマスター検定1級」合格。「多摩センターイルミネーションフォトコン」入選(2022年、2023年)

最近の記事

【現像 #30】 画角の端に構造物を入れるとその場の雰囲気・引き締め感が出る

はじめに主題のみを切り取ってもそれはそれで良いのですが、その画角から外れた部分ってどうなってるんだろうとか、どこまでこの状態で続くのだろうとか、たまに気になるときがあります。 今回はその辺りをお話したいと思います。 作品紹介主題のみでもよい場合 主題に寄って撮ればこんな感じで、特に違和感はないような気がします。 おそらく状況を示す必要が無いからかもしれません。 画角の端に直線的な構造物を入れてみる まずは主題のみとした場合。 これはこれで悪くない気はしますが。。。

    • 【現像 #29】 未来の動きを予測して撮ろう

      はじめに普通にスナップ撮影に出かけても動きものを撮ろうとは思っていないのですが、「なんかこの先起きそうだ」というのを察知する時があります。それは何かが動く瞬間であったり、いい感じの構図になったり。それを察知した瞬間にそれに適したカメラ設定にするとか、待ちに入るとかすると、決定的瞬間が撮れたりします。 今回はその辺りをお話したいと思います。 作品紹介飛ぶのか? 普通に歩いていたら鳩が歩道橋の手すりに止まってました。近づけばそりゃ飛んでくわなぁ、と思ったので、絞り優先モードか

      • 【現像 #28】 思い通りの色でプリントするための考察・検証。 結論「プリントして確かめる」

        はじめに撮った写真をプリントするとモニターで見たのとは違いますよね。 そもそも透過光(モニター)で見るのと反射光(プリント)で見るのとでは同じになるはずもないのですが、分かってはいても若干ヘコみます。笑 なるべく理想のプリントが出来るようになるために、色の仕組みを理解しておくのは重要と思います。すでにタイトルに結論を書いてますが、最終的にはプリントして確かめるということであっても、そのための仕組みを理解しておけば、制約は何なのか、どうすれば理想に近づけるのかなど、プリント環

        • 【現像 #27】 前ボケを入れると写真に奥行き感が出る

          はじめに綺麗な風景や何かしらを主題にして写真を撮っても、それがただ離れた所にあるだけ、みたいな感じになりやすいと思います。 そんな時、主題より手前にある被写体をボカして画角に入れると、主題までの奥行き感が出てきます。 今回はその辺りをお話ししたいと思います。 作品紹介距離感比較 まずは以下の写真、どうでしょうか。 飛行機が「ま、遠くにあるね」って感じで、写真としての奥行き感というのははあまり感じないと思います。 これに前ボケした被写体を入れてみるといかがでしょう。 自分

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          【現像 #26】 写真の視線誘導の方法は色々あるよね

          はじめに写真には主題が必ずあると思いますが、パッと見た時にそれに気づいて欲しいですよね。 そんな視線誘導をするパターンがいくつかありますので、今回はその辺りをお話ししたいと思います。 作品紹介以下、一般的に言われている事と、自分でも「これもそうなんじゃない?」と思ったところもあったので、パターン別にまとめてみました。 ピントが合っている部分 当然と言えば当然なんですが。。。 人間の目って不思議ですよね。注視している部分以外は見えてないですよね。 それを写真で表現するには

          【現像 #26】 写真の視線誘導の方法は色々あるよね

          【現像 #25】 空港物語

          はじめになんかドラマでも始まりそうなタイトルですが、飛行機のそばで働く人たちを写真に撮ると、それぞれのストーリーがあるように感じます。 写真に人物を入れるとそのように思えることについては【現像 #15】でも述べましたが、今回は空港についての写真を集めてみました。 作品紹介それでは作品を紹介したいと思います。

          【現像 #25】 空港物語

          【現像 #24】 望遠レンズの「圧縮効果」を楽しもう!

          はじめに望遠レンズと言えば、「遠くの物を拡大して写すことができる」。 まず思いつくのはそんなところですよね。これを「引き寄せ効果」と言います。 その他にも望遠レンズの特徴として「圧縮効果」というものがあります。 今回はそれに関するお話です。 「圧縮効果」とは望遠レンズの特徴である「圧縮効果」とは、奥行き方向に離れている物同士の距離が「ギュッ」と縮まったようにみえる現象です。 大体、中望遠域(85mm)あたりからその効果が出てきて、焦点距離が長くなればなるほど顕著になります

          【現像 #24】 望遠レンズの「圧縮効果」を楽しもう!

          【現像 #23】 noteの始め方

          はじめに2023年6月から始め、「ひと月に2本のペースで投稿」と決めてやってきましたので、今月この2本目で一年続いたことになります。 (【現像 #0】を含めて24投稿。) いつも読んでいただきありがとうございます。 そこでこの1年の節目に、私がnoteを始めた経緯(動機や戦略)を紹介したいと思います。 これからnoteを始めようと思ってる方や、始めたはいいけどちょっと間があいてしまって立て直しをはかりたいと思ってる方の参考になれば幸いです。 noteを始めたきっかけTwi

          【現像 #23】 noteの始め方

          【現像 #22】 焦点距離50mmを広角的・望遠的につかう

          はじめに人間の視野に近い画角を持つレンズを「標準レンズ」と呼び、それより画角が広いと広角レンズ、狭いと望遠レンズのような(大雑把な)区分けがありますね。 そしてフルサイズ機では焦点距離50mmのレンズが「標準レンズ」にあたりますが、広角レンズ的にも望遠レンズ的にも使えるというのは有名な話ですね。 今回はそれを実践してみたことについてお話したいと思います。 感銘を受けた写真冒頭にも述べましたが、50mm単焦点レンズ(以降「50単」)が広角レンズ的にも望遠レンズ的にも使えるとい

          【現像 #22】 焦点距離50mmを広角的・望遠的につかう

          【現像 #21】 M|M(マイ・メモリーズ)をやってみた

          はじめに写真家の西田航さんが実施しているマイ・メモリーズを実践してみました。 作品撮りとは別軸な感じの撮影手法。ハードルも低く、とっつきやすい気がします。 今回はそんなお話です。 その撮影手法とは機材やテクニック、理論と無関係に、ただの記録(記憶)として写真を楽しむ(日々撮っていく)というもの。 具体的には以下の通り。 (1) コンデジを使う。  これはパンフォーカスを作りやすくするためと思われます。  1インチコンデジだとF5.6とかちょっと絞り気味にした方が良いと思い

          【現像 #21】 M|M(マイ・メモリーズ)をやってみた

          【現像 #20】 旅行先のホテルでも被写体を探す

          はじめにみなさん、旅行したときの滞在ホテルでも写真とってますか? 私は何か絵になるものはないかなと、いつでも探しています。なので、旅行先のホテル内でもパシャパシャ状態。笑 今回はそんなお話です。 作品紹介今まで撮りためたものをホテルごとにまとめました。 普段どんなものに目を向けて、何を感じてどう撮っているのか、参考になれば幸いです。 ホテル A ホテル B ホテル D

          【現像 #20】 旅行先のホテルでも被写体を探す

          【現像 #19】 「背景ぼかし」で写真を楽しもう!

          はじめにみなさん、写真を楽しんでますか? せっかくそれなりのお金を出して買ったカメラですから、「写真を撮るの楽しいな」って思いたいですよね。 そこで一度は憧れる(であろう)背景をぼかして主要被写体を浮き立たせる方法を紹介したいと思います。「ボケに頼るな」とかいろんな考え方はありますが、まずは楽しいという体験を積んで、続けていくうちに他の撮影手法もチャレンジすれば良いと思います。 すでに知識のある人は写真だけでも見ていただければ幸いです。 「背景ぼかし」の5大要素背景をぼ

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          【現像 #18】 主題が背景分離できない場合、三分割構図はNG

          はじめに大層なお題を掲げてしまいましたが、野鳥撮影後のトリミングで、「あれっ、なんか主題が目立たないなぁ」と思ったので、その辺りをお話したいと思います。 三分割構図が向かない状況とは野鳥撮影ではフォーカス点の移動なんてやってる暇はないと思いますので、とりあえず撮っておいて後からトリミングで構図を整える感じかと思いますが、その際に三分割構図で整えようとしても、木々などで主題以外がごちゃごちゃしてると主題が明確にならなず「視線誘導がしにくいなぁ」と思うことがありました。 ちな

          【現像 #18】 主題が背景分離できない場合、三分割構図はNG

          【現像 #17】 2024年 さっぽろ雪まつり&小樽(旅行記)

          はじめにスキー以外で北海道を訪れたことがなかったのですが、さっぽろ雪まつりに合わせて行ってきました。また、せっかくなので小樽まで足を延ばしました。 記録写真交じりの単なる旅行記です。雪像写真はただ撮っただけになりがちなので、ほとんど載せてません。笑 気楽に読んでいただければと思います。 2024年2月10日 札幌午後の便だったので、活動は暗くなってからでした。夕食は人気の回転寿司で順番待ちとしたので、その間ライトアップの雪まつりを回れるだけ見ておこうと行ってみました。 初

          【現像 #17】 2024年 さっぽろ雪まつり&小樽(旅行記)

          【現像 #16】 やっぱり「軽さは正義」なのか。TDRでコンデジしか使わなかった件

          はじめに先月(2024年1月)東京ディズニーリゾートに行ってきました。 もうこの先訪れることもないかなと思い、ガチの機材を持って行ったのですが使わずじまい。結局コンデジのみという。 今回はその辺のところをお話したいと思います。 キャラクター撮影のガチ勢ではないけれどこの先訪れる可能性が低いことと、Nikon Z9を導入してから初ということで、パレードやショーに出くわしたときに撮れたらいいなと思い、Z9と大三元ズーム(標準、望遠)をカメラリュックに入れて持って行きました。

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          【現像 #15】 人物を入れると、ストーリー性のある写真になる

          はじめにカメラを始めた頃はおもに夕景・夜景を撮っていたので、綺麗な風景だけを撮りたいがために、ことごとく人物は排除して撮っていました。 ところがある時、「あれっ? なんか人物が写ってた方がよくない?」と思うようになりました。笑 今回はその辺のところをお話したいと思います。 一瞬を切り取る写真なのに、時間軸を感じるようになった飛行機での旅行では必ずと言っていいほど出発前に飛行機を撮ってます。 最初の頃は普通に飛行機を撮っていたのですが、ある時、貨物室のドアが開いててグラハン

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