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【現像 #29】 未来の動きを予測して撮ろう

はじめに

普通にスナップ撮影に出かけても動きものを撮ろうとは思っていないのですが、「なんかこの先起きそうだ」というのを察知する時があります。それは何かが動く瞬間であったり、いい感じの構図になったり。それを察知した瞬間にそれに適したカメラ設定にするとか、待ちに入るとかすると、決定的瞬間が撮れたりします。
今回はその辺りをお話したいと思います。



作品紹介

飛ぶのか?

普通に歩いていたら鳩が歩道橋の手すりに止まってました。近づけばそりゃ飛んでくわなぁ、と思ったので、絞り優先モードからシャッター速度優先モードに切り替え、連写モードにしながら、そろりそろりと近づく。
(こちらを警戒中?笑)


案の定飛び立ったのですが、一羽目は逃しました。二羽目を追うことに。


というわけで、羽を広げたいい写真が撮れたと思います。
当然ワシャワシャと羽ばたいていくわけですが、高速シャッターと連写にしていたおかげで羽を大きく広げた瞬間をブレ無く撮れました。
(絶対こっち見てる。笑)



重なるのか?

横浜中華街の門。ただ撮っても面白くないしなぁ、と思っていたら右からトレーラーが。「ひょっとしてあの隙間、重なる?」と思って待ち状態。そして何とかどんピシャリ、いいタイミングで撮れました。



その正体は?

「ガサゴソガサゴソ」カラスが何やら一生懸命やっているので、何をそんなに一生懸命なのだろうと気になって、シャッター速度優先モードにしている暇はなかったので、絞り優先モードのまま連写モードにはして、連写しまくり。おかげで正体が分かる絵が撮れました。笑



飛ぶのか?(その2)

なんかわさわさ集まってきた。「そのうち一斉に飛ぶのでは?」と思い、マニュアルモードにして絞りF16(被写界深度稼ぎ)、シャッター速度1/2000にして待ってると案の定飛び出すやつが。


そこからは右往左往に収拾つかないように飛び始めた。(ウウォー!笑)シャッター押しまくり。
何とか絵になる瞬間が撮れました。



来たっ!

歩いていたら後ろから絵になりそうなサイクリングのおっちゃんが近づいてきた。
慌ててシャッター速度優先モード、1/2500に設定。連写モードにしてる暇は無かった。
しかし、なぜか撮ったのは1枚。そして上下切れてるし(ノートリミング)。でも切れてる方がコスチュームに視線が行きやすいような。(【現像 #26】で述べた不完全なものには目が行かない効果)



おわりに

いかがだったでしょうか。
ふと「何かが起きるのでは?」と思ったら、それに適した設定に変えたり、いいタイミングを待ったりすると、決定的瞬間が撮れますね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


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