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【現像 #21】 M|M(マイ・メモリーズ)をやってみた

はじめに

写真家の西田航さんが実施しているマイ・メモリーズを実践してみました。
作品撮りとは別軸な感じの撮影手法。ハードルも低く、とっつきやすい気がします。
今回はそんなお話です。



その撮影手法とは

機材やテクニック、理論と無関係に、ただの記録(記憶)として写真を楽しむ(日々撮っていく)というもの。

具体的には以下の通り。
(1) コンデジを使う。
 これはパンフォーカスを作りやすくするためと思われます。
 1インチコンデジだとF5.6とかちょっと絞り気味にした方が良いと思います。

(2) ある一定期間(1ヶ月とか)撮りため、その間一切確認しない。
 これはフィルム時代のように現像上がりまで写真を確認できない事を模擬しているとのこと。

(3) 写真集とする際にはセレクトした写真を時系列に並べるだけ。
 これはフィルム時代にプリントを時系列にアルバムに貼っていった事を模擬しているとのこと。
 2ヶ月分で30数ページの写真集を出されているので、その場合は一週間あたり4枚ほどセレクトする感じになりますね。



作品紹介

というわけで、「まずはやってみる」精神で実践してみました。
ま、主に日々の散歩や出先での撮影ですが。

それでは、コメントなど一切無しで写真だけ並べてみます。
2024年3月17日〜4月13日の4週間からの28枚、時系列で、どうぞ!




やってみた感想

普段の作品撮りに比べるとかなり気軽に撮れる気がします。
絞り値は考慮しなくていいし、画角もこんなもんかなと厳密ではないです。掲載作品は全てトリミングしてません。
構図はちょっと気にしましたが、ノーファインダーで撮ったりもしてます。
フォーカス点は気にしたりテキトーだったり。
ただ露出は追い込みました。白飛びしてたらどうにも救えませんものね。
でも、失敗っぽい方が「とっさ」感が出るかもですね。笑

そして被写体探しのハードルも下がる気がします。というか、作品撮りよりもさらにいろんな物に目を向けるようになりました。
そのためバリエーションが多岐に渡り、作品撮りのための引き出しを増やす訓練になりそうです。

ちなみに撮りためたものを眺めると、天気がどうだったとか、季節の移ろいとかを感じますね。



おわりに

いかがだったでしょうか。
掲載した写真は厳選された物なので、ホントしょーもない写真もあります。笑

ところで例えるなら、
・作品写真は整然とならんだ百科事典
・マイ・メモリーズは、いろんなおもちゃがゴチャっと入ったおもちゃ箱
そんな印象を受けました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


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Kordie
自分の物書きがお役に立てたんだなぁと、感無量になると思います。それを励みに頑張ります!

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