料理で海外旅行気分を味わう
最近作った異国料理の写真を載せます。共働きの我が家では、平日にはベーシックな食べ物を作り、休日に少し手の込んだものをつくるのが慣行で、これらはもちろん週末の成果物です。
私はスパイスやハーブが大好きなので、つくるのは専ら和食以外の異国料理に終始するのですが、このようなご時世でも海外旅行に近しい気分を味わうことができるのでとってもおすすめです。料理のアイデアの足しにしていただければ幸いです。
参考にしたレシピも貼っています!
モロッコ:ケフタタジンと塩レモンタジン
モロッコで働いていたことのある私がモロッコ料理狂であることもあり、おそらく我が家で一番登場頻度が高いのが塩レモンのチキンタジンです。家で漬け込み発酵させた塩レモン(ほぼ梅干しのようなもの)でつくるチキンタジンは簡単なのに本当に美味しい。
ケフタ(肉団子)タジンはフェズを1人で旅行していた時に、ふらっと入ったレストランで食べたのがとっても美味しくて、その味を実現したいなあと思研究しています。食べる直前に卵を割り入れて半熟の状態にし、肉団子に黄身を絡ませながら食べるのが絶品です。
両方とも、パクチーとイタリアンパセリを惜しまず入れるのがポイントと思われる。
モロッコ:カブのクスクスとハリラスープ
両方とも、東北沢にあるモロッコ料理店「エンリケマルエコス」のオーナーの小川歩美さんのレシピ本を参考にしました。同店は都内のモロッコ料理屋でいちばんおいしく、またこのレシピ本でつくる料理も本場に非常に近い味だと思います。
ハリラはモロッコでいう味噌汁のような位置付けといろんな日本人に言われたけれど、実際牛やスパゲッティ、小麦粉も入っているので、生半可な気持ちで食べることができないボリュームです。
モロッコ料理はインド料理に似てるかよく問われるのですが、インド料理との大きな違いはにんにく・唐辛子をあまり使わないこと、そして用いる野菜の種類が多いことだと思います。優しい味は日本人の口にとても合うはずなのでもっと広まってほしいところです。
トルコ:ピデとヤイラ チョルバス(ヨーグルトスープ)
ピザの元と呼ばれる「ピデ」と、日本人が拒否反応を示しそうなヨーグルトスープ(しかもお米入り)。前者は家のヨーグルトメーカーでつくったカッテージチーズを入れました。後者はチーズリゾットのようで意外に美味しかったですよ。
ウクライナ:ビーフストロガノフとかぼちゃのポタージュ
私は貧乏性なのでなかなか牛肉を購入できないのですが、スーパーでビーフが30%オフになっているとなんとか作る気が起きます。とても美味しい食べログレシピです。しかしウスターソースなどをつかってつくったので、ウクライナ人にはおそらく怒られるのではないかと思います・・・
アメリカ:チリコンカルネ
メキシコ料理だと勘違いしてつくりはじめ、その後アメリカ料理であることを知りました。自分の腕のせいだと思うけれど、コロンボ警部の気持ちは理解できませんでした。
韓国:カムジャタン
韓国の皆様は天才!と賞賛しながら食したくなるがカムジャタン。私が最初に食べたのは寒い寒い冬のトロントの韓国料理屋で、まだ味を思い出せそうなくらいビビッドな体験でした。また寒い寒い日につくってたべたい。
上のレシピに玉ねぎ一個を投入したら最高に美味しかったです(たまねぎは神)
台湾:ルーローハンと鹹豆漿(シェントウジャン)
魯肉飯(ルーローハン)は、家に五香粉がないので、スターアニスやクローブ、フェンネル、シナモンあたりを適当に配合してつくりました。ホールスパイスだと、スパイスの強さがましてとっても美味しいです。豆乳にお酢をいれてつくる鹹豆漿(シェントウジャン)は台湾でよく朝ごはんとして食するそうです。
(番外)北海道:路地裏Curry侍風スープカレー
世界で一番美味しくコスパの良いスープカレーは路地裏Curry侍のカレーだと思います。コロナで生きづらくなってしまったので自分で試作しました。しかしあの野菜の美味しさは私の腕では再現できないのでした(さらに路地裏Curry侍への信頼度が高まる)。
ハウス食品のルーに好きな野菜をグリルして載せるだけの簡単レシピです。
失われた時を求めてのマドレーヌのように食べ物は記憶を呼び出す効果があります。海外駐在や旅行の時に楽しんだ味をつくることで、またそのときのたのしい思い出を呼び覚ますことができます。
また、新しい味は新しい洋服や音楽のように気持ちを新鮮にしてくれるものです。この行動範囲が制限されるご時世では毎日のルーティーンが固定化されてしまいがちでですが、新しい食べ物を通じて気持ちをリフレッシュするのも素敵ですね。
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