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2018年10月の記事一覧
プリンセス・クルセイド 用語解説 【チャーミング・フィールド】
ごきげんよう、皆さん。私の名前はインカローズ。第2部も急展開って感じになってきたんじゃないかしら。今日は今回のエピソードでも登場したチャーミング・フィールドについて解説するわ。それじゃ、早速いってみましょう!
チャーミング・フィールド チャーミング・フィールドに降り立ったイキシアは、まず自分の剣を確認した。柄の部分に色とりどりの宝石が散りばめられた聖剣。はっきり言って、彼女の趣味ではない。その
プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 4
「やはり似ているな、あの屋敷に……」
赤い絨毯が敷き詰められた広い廊下を歩きながら、メノウは静かに独りごちた。その景色は、彼女がアンバーの奪還に向かった屋敷のそれに明らかに酷似していた。
「チャーミング・フィールドは心の中の現れだという話だが……なぜ彼女がこの屋敷を? 何か関係があるのだろうか……」
そこまで考えてから、メノウは自らを顧みた。彼女のチャーミング・フィールドは月夜の草原だが
プリンセス・クルセイド 第2部「ザ・ナイト・オブ・ヴァンパイア」 #3 【目覚める脅威】 3
うららかな日差しの下、タンザナは鍛冶屋の軒先に出て大きく伸びをした。
「ふう~、やはり朝の太陽は心地よさが違いますね」
感慨深げな声を漏らしながら、タンザナは空を見上げる。
「それにしても、今朝の太陽は随分と高いところから昇ったのですね。まるでもうお昼かのようです」
「――実際に昼ですわよ!」
胡乱な発言を聞き咎め、付近の隣の仕立て屋の陰からイキシアが叫んだ。
「何が朝の太陽です