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彷徨うおっさん94 食べたくないおっさんの悩み、一日三食は食べすぎだと思うけど?(前編)

 おっさんは以前から公言しているが、一週間で合計10食程度しか食べない人である。平日は1食で済ませることも多く、休日は昼と夜の2食が基本であり、3食は苦しくて無理と感じている。

 この食習慣のせいで、3食ちゃんと食べなさいと執拗に言う人が居て辟易することがある。だが、近年の多くの研究結果や、実態としておっさんと同じかそれ以下の食事量の人の存在を見るに、所謂三食神話は、むしろ随分と無理のある話であるように思う。

 今回は「食べたくないおっさんの悩み、一日三食は食べすぎだと思うけど?」と題して、本来食事はどうあるべきか、おっさんの自論を述べつつ、おっさんへの一般的な反応に対する悩みについても、つらつらと述べたいと思う。

※ 今回は、健康に関わることに口を出された不快感で、やや毒舌気味であるがご容赦いただきたい。また、おっさんの食事法は絶対ではなく、あくまでその人に合った食事方法、食事量があるという話でもある。
 例えば成長途上の十代や、妊産婦、ガッツリ体力を使う仕事の人などには恐らく当てはまらない理屈もあるので、本稿を完全に真に受けるようなことはせず、自身に合った食生活を探していただきたい。

<三食食え食えは、バカの一つ覚えではないのか?>


 最近は考えが見直されているものの、三食神話を信奉している人は未だに多い。豊かな時代に生まれ、横並びで、教科書通りの子育てを一通りやり、家族に三食ちゃんと用意し、自身も食べ続けてきた人からすると、一日一食で十分と言っても信じられないのかもしれない。

 だが一方で、例えば旦那さんも自身もブクブク太っている。お金が無い、お金が無いと大騒ぎしておきながら、蓄えた脂肪を効率よく利用するのではなく、尚も高い食費と、医療費、痩せるためのジムの費用などを捻出し続けている人も多い。

いい加減食べすぎが全ての元凶なのだと、気が付かないものだろうか。


 三食神話を言う人が20代か、せいぜい30代前半ぐらいであれば、健康で代謝も良く、当人自体3食でなければ力が出ない体のつくりであろうから、まあ理解するところではある。
 そういう人にはおっさんも、苦笑いしながら「大丈夫、大丈夫」とヘラヘラしながら返すのだが、前述のようにいい歳で太っていて、金が無いのに惰性で食っているような人に、
「コンゾー君!なんで食べないの!?ちゃんと食べて食べて」
 等と言われると、うんざりしてしまう。本当の話だが、そう言うお節介と、あまりにも価値観が合わずについに縁を切ったことだってある。

 食べれば解決するならとっくに食べている。だが食べたところでおっさんの場合は、例えば冷え性の改善は微々たるもの。むしろ消化器官の不調や、全身に走る気怠さのほうが勝り、健康で活力にあふれた生活からほど遠い現実にたどり着く。

 40年自分の体で色々と試してきたのだから、自分のことは自分が一番よく知っている。にもかかわらず三食食べることが健康の第一歩と短絡する人がまだまだ多いのは困ったものである。

 こちらの経験と研究と考察に基づく、細かい説明すら聞こうとしない人も居て、ただただ三食神話を訴えられてうんざりすることがある。


 結局何が言いたいのかと言うと。。。 

 一番大事な健康に関わる事なのだから、自分の体のことを全く分かっていない他人に、とやかく言われる筋合いはない

 という事だ。

 読者の皆様も、相手の体のことを深く考えずに、三食、三食、食べろ、食べろと無闇矢鱈に言っていないだろうか? いくらでも食べられる若い時分ならまだしも、いい歳して(例えば40代以上で)肥満由来の病気も抱えているくせに、今時、三食食べるのが一番良いと疑いなく言っているのだとしたら、言い方はきついが「バカの一つ覚え」と自覚すべきであろう。

<一週間に三食という考え方まで出てきた>


 一日一食のおっさんのさらに上を行く、一週間に三食を提唱する強者まで最近は現れた。著書まで出ている。

 https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB29532942

 おっさんは今のところ週に10食だが、歳を取って代謝が減れば、これ以上減ることもあり得ない事ではないと実感がある。
 現に食欲に従って10食の状態で、62kgの体重はなかなか変化しない。身長171cmなので、BMIに余裕はある。つまりここから絞ることも十分可能だ。
 いずれ食欲が落ちてくれば、それに伴って最適の体重と最適の食事量が下がってくるのではないだろうかと予想している。

 自分の話になってしまったが、本書の他にも食事量、食事回数に関する著書は、有名人、医師ほかから出版されていて、きちんとしたデータを取っていると思われるものもある。一日三食の絶対性は、科学的に言ってももはや、過去の話になりつつあるのではないだろうか。

次回に続く

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