虫嫌いを克服させる千本ノック 150本目 ヒグラシ(日暮)
午前からお昼までのさほど長くない昆活の後、電車で移動後、あとはサイゼリヤで涼みながら、撮った写真を確認したり、調べたり、まあせいぜい2時間くらいのつもりだったが、なんだか3時間以上いた。
3週連続つづいていた土曜日のカブトムシ、ノコギリクワガタチェックが途絶えてしまったが、かわりにいいことあった。
その時間に神社を通ったおかげでもある。
神社を通らないとその道を微妙に通らない。あとは時間も微妙にずれる。
まさかのカナカナカナカナの金属音が聞こえた。
L家の敷地から。
B公園に行けばヒグラシの鳴き声は確実に聞こえるが、こんな家の近くで聞いたのは初めてだった。ちなみに、今の家に住んで20年と四半世紀の間ほどたつ。
生け垣に阻まれて、まあ、見えないだろうなと思いつつもその場を過ぎるのが名残惜しくて、繰り返し何度か鳴いてくれたし、ちょっと探してみた。
ずいぶん下の方から聞こえてくる。
ヒグラシが木の根元の方に潜んでいることは意外とあるが、それにしても鳴き声の位置が低い。
しゃがみこんで木の幹を眺める。
微妙に不自然なでっぱりがあり、でも、あれは違うよなと思いつつ、300mmレンズを構える。
ありゃ、そうだわ。
300mmレンズで覗くのと6倍双眼鏡で覗くのとで比較すると、だいたい同じくらいの大きさに見える。
画像の縦横をおよそ1/6にするとだいたい以下のような感じ。
どうかな。ん?というくらいでしょ。
2枚目。
暗いのでフラッシュ撮影。
うむ、確かにヒグラシだ。ようやく安堵した。
最後にもう1枚撮ったが、あまり変わらず。
まあ、それくらいわかりづらいってことよ。
また鳴かないかなあとウロウロしたが、鳴かず。
かわりに、このヒグラシがいた木を改めて見たら、針葉樹だった。
3本あるうちの一番北側のもの。かつて、名札がついていた。確かヒマラヤスギだったと思う。
納得である。ヒグラシは針葉樹でよく見かける。
にしても、このヒグラシはどこから来たのか。この木で育ったのか。お仲間はいるのか。心配である。
虫嫌いを克服させる千本ノック 虫別一覧は以下からどうぞ。
[こども昆虫センモン学校] - 虫嫌いを克服させる千本ノック
サポートありがとうございます。いただいたサポートは記事の充実のための費用にあてがいます。