【悪戦苦闘・ZTF彗星】手持ちのカメラとレンズでこうして撮影した。
ZTF彗星(ゼィーティーエフすいせい)のことを知ったのはスマホに流れてきた記事から。
さらにこの記事読んでムラムラと。
ちょうど超広角のレンズも買ったし、
気軽な気持ちで試してみようかなと。
まさか、結果的にあのような長時間の撮影に及ぶとは想像もしなかった…。
うちはけっして空気がそこまで澄んでいるわけではないし、光害だってばっちりある。
都会と郊外なら都会寄りだ…と思って念のため郊外という言葉をググったら、あれ、この定義だと郊外なのか。さらに東京郊外…にもならんか、新宿も品川も30分ではつかないな…。
いや、都会と郊外のはざまでよいことが定義しだいではよいことが判明。
1日遅れで、本題に入る。
もう今日から明日にかけてがZTF彗星、地球との最接近だよ。
予定よりも手身近にいくわ。
カメラ本体はこれね。
レンズはまずは手持ちで一番明るいので試し撮り。F1.8、25mm(35mm換算で50mm)。
安いレンズだけど性能抜群。ピント合わせを兼ね、オリオン座を撮影。ISO感度1600、シャッター速度1秒で、手持ち。
本番。北の空。シャッター速度10秒。
明るすぎた(笑)。ライブコンポジットで6枚重ねた1分の画像だったかな。
このあとシャッター速度変えたりいくつか試行錯誤。このあとなぜか300mmレンズでオリオン座の小さい方の三ツ星、オリオン大星雲を中心に撮ってる。手持ちで。撮影時刻が23時57分。
ライブコンポジットでの撮影があまりうまくいかなくて多分飽きてた(笑)。どこにZTF彗星あるのかさっぱりわからないし。
その後、いったん1階のコタツに退却。からだ温めつつ、たぶんコンポジットの動画見なおしてた。ZTF彗星の場所を改めて探したり。
これ書きながら思い出したけど、確か、スマホのアプリで、空にかざすだけでどの方向にZTF彗星あるかわかるのあるんだったね。それ使えばもっと簡単だったじゃん。でも、後の祭り。
25mmだと範囲が狭いからもっと広角で一番明るいレンズどれだって探したら、埃被ってるどころか、カビ生えちゃってるかもというフォーサーズレンズがあった!
(まだ売ってるのかよ!)
手持ちでオリオン座撮影してピント合わせ。シャッター速度1秒。
このあと何枚かライブコンポジットでチャレンジも、納得いかず。特にピント合わせが難しい。屋上の塀に引っ掛けるあやうい直置きなので、セットする際に変なとこ触れちゃってピントがずれちゃったりするんだよね。あきらめた最後の1枚がこれ。
右上に北斗七星の一部が写っている。
やっぱり超広角の8mm(同16mm)かということで、再度レンズチェンジ。撮影は上の15分後からしている。
レンズは最初にもリンクはったもの。これな。
そして45分ほど試行錯誤している。シャッター速度を変えたり、重ね合わせる時間を変えたりして。画像確認と暖をとるのを兼ねて1階と屋上(3階相当)をいったい何往復したことか。
1時半を過ぎた。そうそう、月はもう沈んだ。
さらにここからついに三脚を使うことに。三脚を出すの、超久々。三脚、どうも億劫でね。重たいし。どこにしまってあるか探すところから(笑)。まあ、私の洋服戸棚のどこかであることは確実で、実際、場所は予想と反対側だったけどすぐ見つかる。
画像サイズもいつもは一番小さいのにしているが、一番大きいのにすることに。50分近くコタツに入っていたので、いろいろ作戦練ってた模様。なにをしていたのか、正確な記憶がすっぽり抜け落ちているんだけどね。
あ、ツイッターという素晴らしい記録が残っていた。
まわりの星を見て、それこそが北極星だったと気づく衝撃。
もう一つ重要なこと思い出した。ホワイトバランスをautoから5400Kに変えたんだ。これ、動画を改めて見て、そうしたんだった。抜け落ちたと思う記憶もこうして芋づる式に思い出す。
さて、三脚使った最初の1枚。
手前の塀が写っているのが三脚使っている証。
北斗七星の位置が最初に比べてだいぶ変わってる(笑)。24時間で360度、1時間で15度左に回りますからね。撮影開始から約3時間。45度近く場所変わるわ。
試行錯誤続く。
なんでこれ電柱や屋上の内側の壁が明るいの?ってのは、階段から上がってきて屋上に出るとき、屋上の電気をつけちまったのさ。あっと気づいてすぐ消したが、この通り。これはともにシャッター速度10秒で画像を重ねている。電気は10秒もつけていないと思う。たぶん1秒もないと思うがせいぜい数秒だろう。まあ、これはこれで面白いのでよしとする。
冷えた体を跳ね返すほどのエネルギーが乏しくなってきて、おなかもすいたので夜ご飯に。うどんだ。その前にセット。下でぬくぬくしながらもカメラは頑張ってくれる。
そしてこうなった。
ライブコンポジットでの撮影の場合、ファイルに記録される時刻は最初の1枚のようで、撮影終わりは2時38分+18分で2時56分だ。
上のツイートのリプ欄に自分でつけたが、ん?これがそうか?というのがあった。
これだなとあたりをつけて、25mmレンズに再び変える。明るいレンズは時間をかけずにすぐ画像をチェックできるのがいい。
うむ、やはりこれでしょ。ここの縮小画像じゃわかりづらいから、しょうがないなあ、今からツイッターに出す。
さらに焦点距離を長くしていく。なるべく明るいレンズで。
60mmマクロにチェンジ。
うむ、やはりこれだね。
画面を縦に2分割した時の左側の中央よりやや上やや左のモヤッとした緑がZTF彗星。
このあとフォーサーズの50mmマクロ、さらにそれに2倍テレコンつけて、そしてそして、最後300mmレンズで。
じかんねー。いったんこれで。