【short fairy tale おとぎ話のようなもの】ありあまる幸せな日がつづくように与え続ける
ぼくは よくポケットから幸せのビスケットを
落とすような子だった
でも、長い日々を過ごしてきて
いろんな気持ちや
失敗や
いいことや
いい人や
そうでない人と
交流して
今日まで歩いてきた
今、誰かから
野の花の花束を思いがけずもらった
ぼくがこんなにすてきなものを
もらってもいいんだろうか
こんなこといままでなかった・・・
一度だって
そんなところの住人ではなかったんだ
でも、その気持ちに目を向けると
恐れおののくほどいいものを受け取ったような気がする
なぜこ