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私が会社勤めを諦めた5つの理由

今回は過去の記事でお話したような内容をひとまとめにした、言わば「総集編」的なものとなります。

「なぜ会社勤めを諦めたのか」「今は何に向けて行動しているのか」「今後はどうしたいのか」といった内容を中心にお話していきます。会社勤めに疲弊した人、限界を感じている人に一度読んでいただければと思います。



理由①:協調性のなさ

まず一つ目が「協調性のなさ」です。私は昔から集団行動が苦手だったようで、人と違った行動を取ってしまって和を乱すこともありました。

もちろん好きで和を乱しているわけではないのですが、集団の中で密なコミュニケーションを取ることがほとんどできなかったのです。学生時代は「それも個性」だと思っていた部分もありましたが、社会人を数年経験して初めて協調性のなさに気付くことができました。

会社という組織は当然のことながら「密なコミュニケーション」が求められます。この「密なコミュニケーション」というのは根回しを行ったり、自分から情報を集めるために積極的に他人とのコミュニケーションを図ることかと思います。

しかし、社会人としてこれらが一切できなかった私にとって会社で働くことは苦痛以外の何物でもないように感じました。場の空気をうまく察することもできず、受け身なコミュニケーションに終始していたので最後まで円滑に仕事を進めることができないままでした。


理由②:敵は社内にあり!?

会社員として働いていた時、最後の方は社内に味方がいないような感覚に陥りました。理由はいろいろありますが、最大の原因としては自分の無能さによる疎外感を感じたことです。

仕事を進めるにあたっては、必ず上司に説明しないといけない場面があります。私はこの場面が最も苦手で、上司からトリッキーな質問が来るとどもったり黙り込んでしまうことが多々ありました。

このせいで仕事が進まずにストレスを感じることが多く、いつしか社内の人を敵視してしまう自分がいました。社内の人が自分に悪意を向けているはずはないのですが、なんだか見下されている感覚に陥って仕事が非常にやりにくくなりました。

また、前述した根回しができなかったことや受け身なコミュニケーションに終始してしまったことも災いして、複数部署の人が集まる会議や打ち合わせの時間が特に苦痛でした。これにプラスして同じ世代の社員に対して苦手意識を持っていたので、「複数部署の若手が集まる会議」というのが大の苦手でした。

私自身、「なぜ同世代の社員が苦手なのか」と聞かれても答えに窮するのですが、同じ世代の人と話すのは歳が離れた人と話すよりはるかに緊張するんです。他の人は先輩社員に対して少々失礼な冗談を言っても許されていたのですが、自分だけ許されない気がして距離を縮めるのが難しかったことが原因でしょうか。


理由③:出世しても地獄、できなくても地獄

会社にいる以上はイヤでも「出世」や「昇進」を考えなくてはならないのですが、私にとってはこれらが大きな足かせとなっていました。

社会人になる前は「勤務態度に問題がない限りは支障なく昇進できるのだろう」とかなり気楽な考え方をしていました。しかし、ふたを開けてみると無断欠勤や遅刻がなかったにも関わらず昇進ができなかったのです。

そもそも「昇進」というのは肩書が付くだけでなく、責任も重たくなります。さらに、現在は「パワハラ」「モラハラ」に厳しい時代ですからこれらに注意しなくてはなりません

もし仮に私が出世したとしても、短気な性格から部下に強く当たってしまうことが増えてしまうと思います。これが「パワハラ」や「モラハラ」に該当してしまうと社内での居場所を失いかねないだけでなく、職を失う可能性もあるのです。

それ以前に、前述のとおり私は非常に不器用で世渡りがかなり下手くそです。そのため、出世できるだけの技量が備わっていないので万年平社員であることはほぼ確実でしょう。

これらのことから、長期スパンで見て会社に属することは自分にとってマイナスでしかないと判断したのが会社勤めを断念した大きな理由の一つとなります。


理由④:「マジメでトロい」は重症!?

私の一番の長所が「真面目」な性格です。誰に聞いても「真面目な人」と言われ、それしか長所がないと言っても過言ではありません。

しかし、これに「トロい」という短所が加わればどうでしょう。「トロい」というのは、指示を受けてからそれを実行するまでワンテンポ遅れてしまうことを指す言葉です。

私は言われたことを深く考えてしまう性格で、特に初めてするような仕事だと動き始めるまでに時間がかかってしまいます。スイッチを押して数秒経過しないと動かない機械と同じです。こんな機械だと敬遠する人がほとんどでしょう。

今までも学校や会社でスピード感が必要な作業では何度も足を引っ張り、何度も注意されました。特に集団行動となると、受けた指示を実行する速さと正確性、さらにチームワークが必要です。正確性はあってもレスポンスの速さとチームワークが欠けているので、チームや組織に迷惑をかけてしまう可能性があります。

私のように「真面目しか取り柄がない」という人もいますが、このような人は社内などでの集団行動ではかなり苦労しているかと思います。深く考えるために指示を実行する前にワンテンポ置いても支障がない仕事というのは、ごく限られていることでしょう。

本音を言わせてもらうと、一つの物事に対して深く考えることができる人も大切にしてほしいという思いがあるのですが、会社などの組織にそれを求めるのは愚の骨頂と言ったところでしょうか。


理由⑤:どの会社・職種でも同じことを繰り返す

ここまで会社勤めを諦めた理由を4つ挙げてきましたが、正直どの会社に行っても、どんな職種であっても今までの苦労を繰り返すのだろうなと思っています。

そもそも、「会社」という組織はやはり「密なコミュニケーション」が最重要視されます。コミュニケーションが一切ない仕事というのはないので、これができていないと会社勤めは難しいかと思います。

特に、社内の人をどうやって味方につけるかが会社では一番大事ではないかと思います。実際に社外の人を相手にするときも、社内の人を味方につけられなかったことが原因で余計な調整を余儀なくされた仕事もありました。

私にとっては、「身内に敵あり」といった感覚で後ろ盾がいないような状態で仕事を進めていたように感じます。最初は好印象を与えていたとしても、後々から失望されてしまうのはもう御免です。

病気になって前の会社を辞めたとき、真っ先に「転職してもこれを何度も繰り返すんだろうな…」と思いました。プロジェクトを遂行するにも社内の承諾を得なければならないし、上手いこと説明しないといけない。足並みをそろえることが苦手で協調性がない。出世してもしなくても暗い将来ばかり目に浮かぶ。

どの会社で働くにしても自分が苦手とすることばかりです。苦手なことを我慢しながら日々を過ごすくらいなら、一度自分の責任のもとで自由に働けるライフスタイルを追い求めてもいいのではないかと思い、今に至ります。


現状と今後の行動について

6月末に退職してからは、在宅でできる仕事を始めました。しばらくは収入ゼロになることも覚悟していましたが、8月の収入が10万円に達する見込みであるとのことで少し安心しています。

しかし、これはあくまで序章でしかありません。現在の目標は会社員時代の収入を超えることですので、その目標にはまだまだ程遠いのが現状です。

しかし、あまりネガティブになっても仕事に悪影響を及ぼすだけなので前向きに取り組んでいくだけです。これからも日々鍛錬しながら一円でも多く稼げるように精進してまいります。

また、自分で働く時間と休息の時間を決めることができるという環境が自分には向いているのかなと感じるようになりました。会社員の時とは違って、休みの時でも相手からの連絡に応対しなければならないという手間はありますが、時間に縛られないというのはワークライフバランスの面から見てもプラスに動いているかと思います。

ちなみに、仕事の内容はライティングが中心となっています。案件の数はまだまだ少なく、できる範囲で営業をかけないといけないところですが、地道に増やしていけたらいいなと思っているところです。

拙い文章ではありますが、もしこんな自分に記事や文章の作成を依頼したい!という方はTwitterのDMにご一報いただけますと嬉しいです。

今後も私の生活について発信していく機会があると思いますので、引き続きよろしくお願いします。

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