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ないものだらけの"書き散らし"サイトを推している

noteは源氏名でやっているのだけれど、リア友向けのサイトも持っている。(リア友ってまだ死語じゃない??)

月に1回くらい日記を書いて、デンマークで生きてまーすと宣伝している。その更新には、note並みの推しサイト「しずかなインターネット」を使っている。

しずかなインターネットとは、

日記やエッセイを書くのにちょうどいい、文章書き散らしサービスです。

しずかなインターネットという空間

好きな理由がたくさんある。

まず、フォロワー機能がない

かわりに、購読機能がある。でも誰がわたしを購読していて、わたしが誰を購読しているのか、他人にはわからない。というか、自身でもどこを見たらいいのかわからないほど、奥まったところにある。

「購読」をすると、「ひかえめなニュースレター」の受け取りができる。ニュースレターを受け取ると、週に一回、彼らが更新した時にのみまとめてメールが送られてくる。もう1ヶ月くらいメールを受け取っていない。オフにすることもできる。オフにしてもなんの不便もない。

タイムラインもあるけれど、ほぼないようなもの。

ホーム画面から何階層も潜らないと見られないし、そんなに友達が日記を書くこともないので、見にいくことはない。「え、やだ。気づいたらすごい見ちゃってた」「無意識で見ちゃってた」みたいな中毒性の高い「見にいく」サイトではない。書きたいときに向かう先である。

コメント機能もない。

かわりに「感想レター」というのがある。しずかなインターネットのユーザーであれば、100文字以内で記事にコメントをつけられる。でもでも、そのコメントにわたしたちは返信をできない。ただ「見ましたよ」とその感想レターに❤️をつけることができるのみ。まるで先生が日誌を読みましたと検印するかのように。しかも、1記事につき1回しかコメントができない。

しずかなインターネットユーザーではなくても、レターを送れるのですがそれがまた秀逸で。

わかりやすいね。
メッセージは選ぶのみ!自由入力なし。
切手を選べるよ
差出人は「通りすがり」さん

これを受け取るとわたしは、お礼をしたくてもできない。匿名で愛をたくさんくれる友達。そんな圧倒的「ギブ」を受け取るわたし。

積極的な機能追加もない。

と、開発してくれたひともおっしゃっている。(下記参照)

積極的な機能追加も行いません。開発リソースのほとんどを快適な体験のための小さな改善に費やします。久々に開いても当たり前に使えること、昔書いたものがそこにあること、触っていてなんとなくホッとできること、そんな手触りがこのサービスの何よりの価値だと考えています。

catnoseさん

本当におっしゃる通り。

言葉もステキだよね。心から「このサービスを作ってくれてありがとう」という気持ちになる。文章の言葉しかり、しずかなインターネットという名前しかり、ひかえめなニュースレター、感想レター、購読。言葉づかいがこんなにやさしい世界がうれしい。一応あるダッシュボードには、どれだけ読まれたかを「みんなの滞在」として分数(累計)で表示してくれる。みんなの滞在って、、、!(悶絶)

規定の課金プランもない

基本無料で使えるのだけれど、こんな感じでスポンサー会員になることもできる。

でも300円と3000円で何か変わるのかと言ったらそんなことはなくて、スポンサーを表示しているサイトの上位に来られるくらい。

このスポンサーというのは、有料会員限定の機能にお金を払うというより、応援したいという情緒にお金を払うような感覚。そうじゃなきゃ、みんな300円しか払わないでしょ。イマドキの言葉でいう、投げ銭みたいな感じ。

ついスポンサーになりたくなる、開発者の方の日記を引用しておく。

気に入ってくれた人が使って、そこから何かが生まれたら嬉しい。そのくらいの気楽さでやっている。

スポンサープランに登録してもらうのは、GitHub Sponsorsで支援してもらうイメージに近いかもしれない。仕事として捉えると割には合わないが、「趣味でお金をいただいてる」と考えるとただただ嬉しい。

https://sizu.me/catnose/posts/vei1xnwurf0m
趣味でやってくれてるの、、、??

なのに、なぜこんなに好きなのか

noteと違って、しずかなインターネットでは、まさに書き散らしている。自分のメモとして、誰にも読まれなくていいと本気で思いながら書いている。

それでも、読んでくれるひとがいて、わざわざコメント(感想レター)をくれる人もいる。全記事のレターが一覧になっているので、そこを眺めるだけで「ありがとう。生きていて良かったよ」という気持ちになれる。なんて幸せなんだろうね。

わたしは、この「ない世界」を求めていたのかもしれない。色々なものがないけれど、この世界にまだ、こんなにしずかでしなやかな、そしてやさしい世界がある(つくられた)ことがとてもうれしい。

どれくらいうれしいかというと、こうしてつい共有したくなってしまうほど。開発者の方は、ユーザーが増えることなんて求めてないのに。数字に追われず「ただ気に入ってくれたひとが使ってくれたらうれしいな」と思って趣味を極めていくと、頼まなくてもひとが好きになっていくんだななんて、ビジネスっぽい気づきも得られちゃった。

ただ、ことわたしにおいては。こんなに好きなのだから、課金勢になれるようにがんばりたい。ちょっと待っててください。

注意)noteもめっちゃ好きです。わたしの場合使っている目的が北と南くらい違うので、戦う(比較の)対象ではありません。


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このつき
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