【米栗カレンダ 20200629】哲学的問いかけ

たのしいことって、なに？

（幼稚園に行き、帰ってくると、大好きな「ばあばんち」で遊ぶ時間がちょっとしかない。庭で遊ぶ時間もちょっとしかない。

夕方になると、オヤから嫌いなお風呂に入れとか、甘いものはあんまり食べちゃだめとか、ごはんはちゃんと座って食べろとか、何かと「おもしろくない」ことを言われる。

オヤから「暗くなってきたから、おうちに入るよ」と言われて、しぶしぶ庭から上がって来た彼は、麦茶をごっくんしてから、ぽつりと言った。

「楽しいことって、なに？」

この言葉に、オヤとしては胸を突かれる思いがした。

楽しいね！と大人は子どもに言う。（幼稚園を楽しんで欲しい）と願うあまりに、洗脳するように「幼稚園って楽しいよね。」と言ってしまうことさえあった（猛省）。でも、その子にとっての楽しいは、その子にしか決められない。

これまで自由気ままな生活を送ってきた彼は、幼稚園に行って初めて、疑問をいだいたのだろう。

楽しいって、何？

そうだ。楽しいについて考えるべきときなのだ。オヤののぞみで彼を洗脳しないように、「楽しい」について話していけたらいいなあ、なんて思ったのでした。）