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柔らかさ【ほぐす・ゆるめる・のばす】は分けておくとよいです


カラダを柔らかくするために
硬くなった筋肉をストレッチで
ほぐしましょう!
みたいな表記があります

医学的には
【ほぐす・ゆるめる・のばす】
は明確には分類されてはいません
なので、上のような表記は
別になんら間違いではありません

ただ、これらを
目的(効果)・方法(やり方)で
分けておいてあげると
何かと便利だと思います
ほぐすはこういう人にオススメ!
みたいなのもあるので
併せて説明していきます

✅ほぐす

『目的』
・外部からの刺激で組織間の
動きを良くする
・即効性のある血流の改善

『やり方』
・叩く・揉む・つねる
・フォームローラー
・関節マニュピレーション

『こんな人にオススメ』
・運動不足
・同じ姿勢を長時間続けることが多い
・ガッチガチにカラダが硬い


ほぐすは簡単に言えば
マッサージです
筋肉を揉んでみたり
ローラーでゴロゴロしてみたり
足首の関節をグルグルしてみたり
また
マッサージチェアを使ったり
筋膜リリース
癒着を取る
みたいなのもほぐすに
分類してよさそうなのが多いので
かなり幅広いですね

動きが悪くなっているので
叩いたり揉んだり
物を使ったり、他者(施術者)の
力を借りて動きを良くしてもらうことが
目的です

気をつけることは
・多分最初は痛いのが多い
・やりすぎると揉み返しのような
筋痛が出る(1部位5分くらいでやめる)
・関節やピンポイントで部位を狙う場合は
知識・技術も必要

こんなところでしょうか

運動不足の人がカラダを柔らかくしたいなら
あまり痛すぎないくらいの刺激で
同じ部分は長くて5分程度に留める
このあたりに気をつけて
ほぐすをしてあげると
残り2つの反応も良くなります

✅ゆるめる

『目的』
・神経の余計な興奮を抑えて
筋肉の緊張を取り除く

『やり方』
・ゆらす、ゆする、振る
・できるだけカラダの力を抜く

『こんな人にオススメ』
・力みやすい
・疲労が局所に溜まりやすい

ゆるめるはとてもリラックスできます
運動時や施術時に
「もっと力抜いて」
と言われるような人にはうってつけです

やり方も簡単、というか特に答えはなくて
できるだけカラダの力を抜いて
自由に関節やカラダ全体を
ゆらしたりゆすったり
すればいいです
ポイントは最初は画像のように
寝転んでゆるめると余計な
緊張も入りにくくて良いかと思います
慣れてきたら座ったり立ったりしてる
姿勢でも色んなところをゆるめて
みましょう

気をつけることは
・最初は正否の判断が難しい
・眠くなる

ことですかね
正解はないから自由に、と言われると
逆にこれはちゃんとできてるのか?
と良し悪しがわかりづらいかも
しれません
極端に言えば
仰向けに寝転んで
ゆっくり楽に呼吸する
これだけでもゆるめるです
ゆっくり・ゆったり・ゆとりをもって
こういう柔らかいイメージを
持って行えばだいたい
上手くいってますから
不安にならずにしてみてください

そして、これは3つの中で
1番眠くなるので
しっかり時間をかけてゆるめるなら
1日の最後やその後に
活発に動くことがない時にしましょう
すぐカラダに力が入ってしまう
力みやすい人にオススメです

✅のばす

『目的』
・関節可動域(柔軟性)の向上
・張力バランスを整える
・骨格ポジションの確認

『こんな人にオススメ』
・180度開脚をしてみたい
・前屈で床に手をつけたい


これはもうやり方は書く
必要はないですね
伸ばす=ストレッチ
ですからそのまんまです

関節可動域、どれくらい関節が
大きく動くのかっていうところに対しては
やっぱりストレッチが1番効果が高いです
ストレッチはしない方がいい!
むしろ悪影響だ!
っていう人もいますが
断片的な局面や
1つの側面からしか見ていない
意見が多いですね
口悪くいうと
ストレッチに対する知識不足です
ストレッチって奥深いですから

少なくとも僕は
今まで一切ストレッチは
したことがないっていう
バレリーナ・ダンサー・(新)体操の
選手を見たことがないですし
あの人たちがどれだけカラダを
柔らかく扱えるのかは
見ての通りですよね

更に犬や猫なんかも
寝ていて起きた時に
グーっ!って伸びをしますよね
動物が本能でやる動作が
ストレッチです

カラダへのリスクより
圧倒的に良い影響の方が多いです

気をつけるのは
初心者は我流ではしない方がいい
ということですね

とりあえず筋肉が伸びればいい
というものではないのは確かなので
ちゃんとしたストレッチを
実践したいところです

ただ、これも今は
書籍・動画なんかで
きちんと説明してくれているものも
非常に多いですからね

良いストレッチができれば
関節可動域が大きくなることはもちろん
カラダ全体の張力バランスがとれて
局所の筋肉に負担がかかりにくくなったり
骨格を上手くコントロールすることも
できるようになったりします

もちろんあんまり深く考えずに
やっぱり開脚とか
前屈が柔らかいのは憧れる!
っていう理由で始めても
良いですね

✅3つを上手く活用しよう

ほぐす・ゆるめる・のばす
この3つの違いは伝わりましたかね?
最初に書いたように
これは医学的に分けられているものでは
ないので、あくまでも僕の分類法です

なので、もしかしたら
カラダをゆらして筋肉をほぐそう!
ってことを言う人がいても
別に間違いではありません
それがゆらしたりもぞもぞ動くような
動きなら、それは神経の興奮を抑えて
筋肉の緊張を取り除く目的なんだな
って思ってもらえばよいですね
僕はそれをゆるめると表現しているだけです

そして効果で見ても
この3つは明確には分かれません
例えば
誰かにマッサージしてもらって(ほぐす)
心地良くて寝てしまった時には
おそらくゆるめるも自然に起こってます

だからこれは
3つのうちどれだろう?
ってわかりづらいような運動や
手技もありますがそういう時は
あまり深く考えすぎなくてもいいですね

そして最後になりましたが
ほぐす・ゆるめるの後に
のばす(ストレッチ)をすると
すごく筋肉は伸びやすいです
動きの悪さや癒着を取り除いて
筋肉の余計な緊張も取り除いて
その上で伸ばしてるわけですから
当然っちゃあ当然です


ただ、ここは結構個人差も出ます
ほぐしてからゆるめる方が反応がいい人
その逆の人
いきなりストレッチでも無問題の人
なので色々と試してみてください

僕個人はほぐすよりもゆるめる方が
反応が良いので
順番はほぐす・ゆるめる・のばすですが
ほぐす時間は短めでゆるめるが多め
更にのばすの最中にもゆるめるを
混ぜるってことをします
でも、これは僕のやり方ですから
みなさんも色々と試してみてください

一応、ストレッチのコツ的なものや
実際にほぐす・ゆるめる・のばすを
している動画も載せておくので
よかったらどうぞ

大阪市 谷町四丁目 
パーソナルトレーニングジム

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