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【コンディショニング】ビフォー・アフターを確認しよう【体幹】

前編(コンディショニング)

後編(トレーニング)

と、今回は2回に渡って『体幹』
テーマに動画をアップしました

で、前編のコンディショニング編の中で
いわゆる
ビフォー・アフターのチェックを
できるだけしましょう!
という事をお伝えしました

というか、特にコンディショニング系は
できるだけいつもチェックする方が
良いです

なので今回の記事ではそのあたりの
お話を

✅コンディショニングはメンテナンス

まずはイメージしやすいように
とっても簡単にいうと
『コンディショニング』というのは
車や自転車などでいう
『整備・メンテナンス』にあたります

毎日自転車を乗り回しているならまだしも
久しぶりに自転車に乗るなら
タイヤの空気は大丈夫かなぁ?とか
ブレーキ効くかな?
チェーンは錆び付いてないかな?
みたいなチェックは軽くは
すると思います

でもって空気がなくてタイヤが
ベコベコなら当然空気を入れます

そして空気を入れたんなら
ちゃんと入ってるかを
タイヤを指でぐいっと押して
空気圧の確認もすると思います

つまりできる事なら
メンテナンスはこまめにした方がいいし
メンテナンスしたなら
ビフォーアフターで確認もした方がいい


まぁ当たり前のことなんです
どっかに不具合あるかもしれないのに
確認しないままいきなり乗ったら
危ないですし
最初に空気圧の確認もせずに
適当に空気を入れて、どれくらい
入れたのかの確認もせずに
乗るっていうのもちょっと
おかしな話しですよね

普通は自転車に限らず
何かしらの物を
整備・メンテナンスするなら
最初と最後に状態をチェックする
っていうのはごくごく自然に
していることです

ただ、それがことカラダになると
結構端折られて案内されて
しまうんですね

これは自転車のタイヤに
空気を入れる道具(運動)です
何回くらい繰り返して空気を
入れていきましょう!
これでタイヤに空気が入りますから
頑張っていきましょう!

みたいなアナウンスで
終わってるってことですね

本当は変な話しなんですけど
結構多いんですよ、これ

普通は先にタイヤの状態や空気圧の確認をして
どれくらい空気を入れるのかを決めたり
なんならタイヤやチューブは交換しなくちゃ
いけないかもしれないから
そういうのも確認したりします
それをするからどんな整備を
するのかが決まってくるわけですからね

そして整備をしたのなら確認もする
これもまぁ当然のことです

すっごく簡単にいうと
コンディショニングの時の
ビフォーアフターのチェックの必要性
っていうのはこういう事だと思ってください

✅脳・神経・筋に学習をさせる

じゃあ今までお話ししてきた事を
少し小難しくします

ヒトのカラダにコンディショニングを
施す時のビフォーアフターのチェックは
カラダの中ではどんな事が
起こっているのかというと

脳・神経・筋に運動のパターンを
学習させています


誰しもが経験してきているであろうことを
例えにして説明していくと
『指の動き』っていうのは
約10年の期間を経て
脳・神経・筋のパターンが
確立されていきます


なので本格的に文字をたくさん書き始める
小学校に入ってから
10年の期間が経過すると
ほとんどの人はかなり
字を書くのが上達して
綺麗な文字になっているはずです

そしてその後特に何もしていなければ
多分みなさんは高校生くらいからは
文字の綺麗さはそんなに上達していないと
思います

5歳と15歳では確実に15歳の方が
綺麗な文字を書きますが
15歳と25歳ではそんなに
大きな変化はしていない

ってことですね

ただ、中には5歳から15歳までの
10年間で他の人より
すごく上達をして
15歳から25歳の10年でも
更に上達をしていく人もいます

『習字』をしている人です


これは添削、つまりビフォーアフターを
細かくチェックしている(先生にされている)
からですよね
ここで止める、ここで跳ねる、
何枚か書いてみて違いを比較する
あるいは先生に比較してもらう
これを繰り返していくことで
文字の書き方、つまりは
指や手、腕の使い方を
学習していくわけです

これがとてもわかりやすい
脳・神経・筋のパターン学習です
そしてこれを繰り返してきた人は
最終的には何も考えなくても
字を書けばもう普通に綺麗な字
っていう風になっていくわけです

ここで結構大切なのは
特にビフォーアフターを確認せずに
テキトーにしてたとしても
そこそこは成長はする
ってことなんですね

僕自身もそうですが
別に本格的に習字をならったことは
ないですがやっぱりクソガキ時代よりも
今の方が字は綺麗です
かといって毎回ちょっとでも
綺麗な字が書けるように
なんて事を心がけていたわけでもないです
ある程度数をこなして月日が経てば
勝手に上手くなってたくらいのもんです

なので運動やコンディショニングだって
正直特にビフォーアフターチェックせずに
言われるがまま言われた事を
こなしてるだけでもある程度までは
確実に成長はします
だからこそ厄介とも言えるわけです


でも、僕の動画や記事を熱心に
見てくれている人たちって
字で言うなら綺麗な字を書きたい人
だと思うんですね

それなら添削をしましょう
コンディショニングの前後で
ビフォーアフターのチェックを
しましょうっていうわけです

小さな事ですが長い目で見ると
大きな差になるくらいで
効いてきます

✅整理の時間を与えよう

というわけで、ビフォーアフターの
大切さを話したきましたが
せっかくなのでもうひとつ!

コンディショニング効果を高める
とても簡単だけどあまり知られていない
方法をお伝えします

やる事はメチャクチャ簡単です
『何もしない時間を作る』
これだけです

今回の動画の内容でもいいですし
ストレッチなんかでもいいです
ひとつの種目(動作)が終わったら
すぐに次の種目に行くのではなく
3〜5秒ほどでいいので
何もしない時間を作りましょう


実はこれなかなかちゃんとした
科学的データは取れていないのですが
脳・神経・筋のパターン構築・整理に
役立つ、あるいは必要なことって
言われています

要はカラダに入ってきた刺激や情報を
整理するための時間を与えてあげると
運動パターンが構築されやすい
ってことですね


フェルデンクライスメソッドなんてのは
この辺りを上手く取り入れてるなって
感じます

この記事を出して数日後には
パリ五輪が始まりますが
是非本番のパフォーマンスだけじゃなく
アップの時の選手たちも
見てみてください
色んな動きをすると思いますが
急に動かなくなる選手が
そこそこいると思います

お、これでアップ終わりかなって思ってると
またごにょごにょと動きだしたりします
これがパターン整理のための
何もしない時間ってことです

知り合いにアスリートがいれば
わかるー!ってなると思うんですが
アスリートってちょくちょく
ぼぉっとしてたりします

何かに集中しているっていうよりかは
何考えてるのかよくわからない
心ここにあらずみたいな感じで
ぼぉっとしたりしてます

こういうのは
脳・神経・筋のパターンの
いわばクリーンアップをしている状態
と言われます

正直データはほとんど取れていないです
色んな測定器具つけられてどうぞ
ぼぉっとしてくださいなんて言われても
気になってできないですよね
でも、僕はこれはビフォーアフターの
確認と同じくらい有効だと思っているので
興味があれば
種目や動作が終わったら
3〜5秒ほどでもいいから
何もしない時間を作ってみる
ってのも取り入れてみてくださいな

というわけで、今回は
あんまり着目されないけど
結構大切なビフォーアフターなんかの
お話しでした

大阪市 谷町四丁目 パーソナルトレーニング

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