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【運動能力を高める方法】動作の特異性をおさえれば運動能力は高まる!
かなり以前の動画ですが…
(100人突破記念ってとこが懐かしい)
この内容を記念回に持ってきたのは
個人的にはとても大切だと思っている
部分だからですね
ざっくり言うと
『運動能力を高めたい』と
考えている人はたくさんいるかと思います
でも、そのために具体的に
どんなところに気をつけて日々の
練習やトレーニングを
行なっていけばいいのか?
となると悩む人も多いでしょう
動画の内容はまぁそんなお話です
そしてこちらではその補足的なことを
書いていこうかと思います
✅使える筋肉ってなに??
まずはこちらをご覧ください
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色んな体型がありますね
1番上がボディビルの世界チャンピオンの方
真ん中がクリスティアーノ・ロナウドさん
で、1番下が体操の内村航平さんです
まぁどれもイイ体ですね
以前、写真の方ではないですが
ボディビルダーの人が観客の前で
バックフリップ(バク宙)をしようとして
失敗して後頭部を強打して
死亡してしまった
っていうニュース映像を見たんです
まぁそういう時に言われるのが
ボディビルダーの筋肉は
見せる筋肉で使えない
って言葉です
当然ですが1番下の
内村さんならバックフリップは
よゆーですよね
で、内村さんは
マシンやダンベルなんかを
使った、俗にいう筋トレは
『ほとんどしない』
と言ってます
そうなると次はまた
競技の筋肉は競技でつける方がいい
って言われます
そして最後に
クリスティアーノ・ロナウドさんですが
この人はしてますよね、筋トレを
でもってトップクラスの選手
でもあります
すると
『やっぱり筋トレは必要』
って言われます
こういうのが色々複雑に絡まって
・使える筋肉、使えない筋肉
・正しい筋トレ
・アウターとインナー
・体幹トレーニング
・ファンクショナルトレーニング
みたいにややこしくなります
そしてそうなると
自分は筋トレをした方がいいんだろうか?
しない方がいいんだろうか?
と悩むことにもなるでしょう
使える筋肉をつけたいとは思うけど
どうやったらその筋肉はつくの?
とかね
✅特異性の原理
そういう時に役立ちそうな考え方が
トレーニングの3大原理と5原則
の中で出てくる
【特異性の原理】
これを考えていくことです
特異性の原理とは
『ヒトのからだは課された要求にのみ適応する』
っていう原理です
逆に言えば
『課してない要求には反応しない』
とも言えますね
まぁ、ある意味当たり前のこと
だからこその原理ですね
ただ、間違いではないんですが
この特異性の原理はこういう解釈で
説明されることが多いです
例えば
スクワットをしても
上半身の筋力はつかない
だから上半身の筋力をつけたいなら
上半身を筋トレしましょう
というような感じです
言ったようにこれは間違いではないですが
みんな知ってる当たり前のこと
でもありますよね
特異性の原理をうまく活かしたいのは
『足腰が弱ってきたからスクワットをします』
こういう時なんですね
足腰に弱さを感じてきた
スクワットで主に強化できるのは下半身
そして特異性の原理でカラダは
課された要求にのみ反応する
弱いところと強化できるとこが一致した
ただ、これは本当に特異性の
原理とちゃんと合致しているのか?
ここを考えていけるようになると
特異性の原理がうまく活かせます
仮にたくさんの人を集めて
みんなにスクワットをしてもらいます
負荷の設定やフォームなどは
ちゃんとできているという前提です
するとほぼ間違いなく全員が
下半身の筋肉の量は増え
筋力も高まるかと思います
なので、スクワットで挙げられる重さが
増えたり、反復できる回数が多くなったり
することがみんなに起こります
ただ、当初の目的や望みは
『足腰が強くなること』です
これを達成できたのかどうかが
1番重要になってきます
そしてその部分を見ていくと
足腰が強くなった人
足腰が強くならなかった人
(稀ですが)足腰が弱くなってしまった人
こういう風に結果が分かれてくることが
結構多いです
なぜそんなことが起こるのか?
ここで特異性が絡んでくるわけですね
足腰の強さとスクワットの中にある
『共通する要素(特異性)』を
トレーニングの時に
押し込むことができていたのかどうか
これで結果が変わってきます
✅アトラクターを深める
足腰が弱い、ということを
感じたのであれば当然それを感じた
『出来事』が何かあるはずです
その出来事の中にある
特異性、特別な要素と
スクワットというトレーニング種目の
中にある特異性
これらが一致していれば効果は出ますし
一致していなければ効果は望めないかも
しれません
1番わかりやすいのは
足腰が弱くなった、と感じた出来事は
スクワットで挙げられる重量が下がったこと
これですね
これならばスクワットをすれば
普通に改善します
ややこしいのは
足腰が弱くなったと感じた出来事は
急いで階段を駆け上がった時に
若い頃よりもすごく脚が疲れたから
こういう場合ですね
厳密に言えば、これはただスクワットを
しただけでもちゃんと効果はあります
筋力や筋持久力が高まることで
楽にはなるでしょう
でもこれは『筋力』に焦点が当たっているので
正確に言えば『運動能力』とは
やっぱり違います
脚は疲れにくくなったけど
身軽にトントントンと素早く
駆け上がれるかとはまた別
と言えばいいですかね
なので『脚の筋肉』っていう
以外の部分で共通する
特異性を見出して
それをスクワットをする時にも
心がけてしていく必要があります
これが動画内の言葉に置き換えると
『アトラクターを深める』
っていう表現になります
階段登りだろうが
スクワットだろうが
ランジだろうが
デッドリフトだろうが
共通するアトラクターを見出して
それを深める
種目が変われば動きが変わります
これが『フラクチュエーション』です
階段登りとスクワットでは
脚の動きに違い(変動)があります
その違いがフラクチュエーションだと
思ってもらえばいいですね
そして、ダメとは言いませんが
運動能力を高めるために、ということで
選択される種目は
フラクチュエーションを似せに
いくような種目が選択されることが
多いかと思います
階段登りを上手にするために
ステップ台で踏み台昇降をする
といった感じですね
同じような動きをトレーニングで
選択していく、というわけです
ただ、それならば実際に階段登りを
たくさんすればいいじゃない
という風になってしまいます
なので色んな動きの中で共通する
アトラクターを見つけてそれを
より深めていく
これを僕は運動能力を高めるために
有効なものとしておすすめしています
ひとつの種目だけでアトラクターを
深めていくよりも、いくつかの種目で
深めていく方がよりアトラクターも
より深まりやすいですしね
✅『安定』をアトラクターにする
そうなってくるとすごく難しいのが
『何をアトラクターにするのか?』
ってことですね
1番わかりやすくて取り入れやすいのが
『カラダの安定能力』
これをアトラクターにすることです
例えば
ゴルフ・マラソン・ボクシング・バレエ
これらは全く違う競技です
でも、共通して言われることがあります
『軸を保って動いてね』
これがアトラクターになります
思いっきりパンチを打ち込む時に
しっかりと軸が保てていて
カラダが安定していれば
それは強いパンチになります
そしてその時の腕の動きは
ゴルフの時の腕の動きとは
全く違うのでこれはあまり役に立ちません
これが変動の要素フラクチュエーション
ただ、パンチを打ち込む時の
カラダの安定を保つための軸
これはゴルフでも役立ちます
ボクシングをして
軸の感覚が強くなったのなら
その感覚はゴルフの時にも
十分応用できる可能性がある
ということですね
これが『アトラクターが深まる』
ということですし
『特異性の原理を活用した』
ということです
パンチを打つ場合でも
ゴルフクラブを振る場合でも
カラダに課す要求は
『軸を保つこと』
この要求をしっかりと課している
以上はどちらの運動をしても
軸の能力は高まります
もちろんエクササイズとして
ランジをする時にも軸を保つことを
大切にしてランジを行えば
軸の能力は高まります
腕や脚の動きは
競技によってもガラッと変わりますし
同じ競技でもシチュエーションによって
変わることも普通にあります
でも、大体どんなスポーツでも
『体幹の安定性』って重要視されますよね
軸っていうのも違う表現なだけで
中身は体幹の安定性と同じです
じゃあみなさんがしている競技や
高めたい運動能力の動作の時はもちろん
トレーニングや日常の動作
こういった時に
変動をするフラクチュエーションの要素に
なりやすい腕や脚をどう動かすのか
っていうことに重きを置いてするよりも
今カラダはぐらついていないかな?
しっかり体幹が安定してるかな?
軸は保てているかな?
こういう部分に重きを置くと
それはアトラクターを深める
ことができて、色んなスポーツや動作に
共通する特異性を高めることになります
動画ではそういうお話を
視覚的にもわかりやすく
説明しているのでよかったら
合わせてご覧ください
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