親と子どもは別の人間。
朝、クラスの教室に入った途端
「あー!○○ちゃんきた!」(長男はちゃん付で呼ばれています)という一声でこちらに注目。
「○○ちゃん!」って何人かが寄ってきてくれて
1番仲良しの子が
「きょう、ガッチャードのくつしたはいてきたで!」
(長男はガッチャードハマり中。
この子も今ハマってるのか〜)
「みてみて!こんなんできる?」
って白目剥いてみたり。
男子って面白い。
昨日歯医者さんでもらった
バズのコップを出すと
「えー!コップあたらしいやん〜いいなー!」
わずか2,3分の間に
怒涛の会話が繰り広げられていました。
子供たちの会話には、遠慮とか忖度とか謙遜とか
そういった類がなくて、思ったまま、思った瞬間に喋る。いいねぇ、かわいいねぇ。
登所した瞬間にそうやって寄ってきてもらえる長男、保育所でお友達に恵まれているんだなぁと思うとすごく嬉しい。
うちの3人の子供たちはみんな、外では
控えめ、恥ずかしがり屋。
家では3人とも子どもらしさ全開で
ひたすら今日のできごとを喋り続けたり
しょーもないことで喧嘩したり
しょーもない遊びを開発してずっと遊んでいたり
笑って怒って泣いてふざけて
過ごしているんだけど。
一歩外に出ると、なかなかに猫をかぶっている。
懇談で、保育所や学校での我が子の話を聞くといつも、「誰の話ですか?」という感想をいだく。
3人とも、揃いも揃って、いつもそう。
家での様子と外での様子がつながらない。
想像はつくけれど。
長女なんて、家に友達を連れてきて遊んでいる姿を見るけど
ほんっとうに猫被り。
みんなが帰った後の、
変な顔してふざけている姿を見せてあげたい。
多分そういうところを見せていく方が
仲良くなれる子とは、もっと仲良くなれるよ
って思うんだけどなぁ。
本人は、恥ずかしいから無理!って言う。
親になって、思うのは
こういうところがもどかしい。
子どもたちは、私の子どもだけど私ではない。
こうすればいいのにって思って口を出しても
受け取るかどうかは本人次第。
受け取ったとしても、
こちらが伝えたいニュアンスと違って受け取ったりもするし
さらにいえば
【私の正解】が【子どもの正解】かどうかはわからない。
【私の正解】だって、現時点でというだけで
明日には180度変わっていることだってあり得る。
同じ体験をしても感じることが違うように
それぞれが、起こったことに対して
何か思ったり気付いたりしていくもので
転ばないように、転ばないようにって
先回りしてもあんまり意味ないもんな。
私は頭の固い子どもだったから
親の言うこと、先生の言うことは正しいもんだと思っていたし
教科書や本に載っていることは絶対で
白は白、黒は黒ってはっきりしていいて混じり合うことなんてないと思い込んでいた時期があったな。
子どもたちは
大人の言うことを鵜呑みにするのでなく、
自分の中に出てきた考えを大事にできるようになってほしいなぁ。