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創作

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1人でも多く読んで貰いたいので頑張ります。 1年で短編50本チャレンジ中
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#社会

真夜中12時の衝動

真夜中12時の衝動

気付けば夜の12時を回っていた。

会社では残業をしない上の人たちが
省エネ省エネと謳ったせいで、
最低限まで薄暗くなったオフィスに
佳菜子は1人
パソコンを前にして項垂れていた。

社内はとても静かだ。

どこから聞こえているのか分からない
機械音だけが響いている。

30を超えた佳菜子には、
この光や音を恐怖に感じることは無かった。

例え幽霊が出たとしても、
次の日若いOL達に話す形で
笑い

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珈琲屋は夢を作る

珈琲屋は夢を作る

前回のストーリー
https://note.com/konomihiyoko/n/n1d04038cb7b6

階段を降りるにつれて、
香ばしい珈琲の香りがだんだんと強まってきた。

扉などの仕切りはなく、
そのまま店になっている為
既に客が居ないことまで
把握出来てしまった。

このままでは、
あの男と1対1になってしまう。

時間帯と建物の雰囲気から
おじいちゃんが新聞を読んでいたり、
マダ

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古着屋はいつも夢を食べる

古着屋はいつも夢を食べる

前回のストーリー
https://note.com/konomihiyoko/n/n50c3b96d547d

今日は晴れていた。
それから会社も休みで
自転車の空気も入れ直した。

あの日思い付いた
沢山の言い訳を全部消してしまうまで
1ヶ月も掛かってしまった。

私は今、
件の古着屋の前に居た。

古着屋は、縦長のビルに並んでいて
建物の1階にあった。

1階は店になっていて、
それから上は

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古びた自転車は夢を壊す

古びた自転車は夢を壊す

ずっと不思議に思っていた。

私の身体より細い二輪の自転車が
何故私を支え、前に進むことが出来るのか。

こんな筈じゃ無かった。

18000円の自転車を買って、
雨の日も電車代をケチって
カッパを着ながら出勤して。

こんな筈じゃ無かった。

私はスーツなんて、
一生着ないと思っていたのに。

朝。

どんよりとした曇り空。

私はほんの小さな段差で躓いて

自転車ごと転けた。

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