はじめての劇団四季「バケモノの子」
名古屋旅行最終日。
彼の誕生日祝いで行ったはずの旅行だけど
わたしも思う存分楽しんでいた。
そして主役であるはずの彼が予約してくれていた劇団四季「バケモノの子」。
小さい頃に一度観たことがあると彼から聞いて、死ぬまでに一度は観てみたいと思っていた劇団四季。
まさか彼の誕生日旅行で叶うなんて。
わたしはコンサートなどは祖母に連れられて行ったことがあるものの、劇!のようなものはあまり観たことがない。
行くと決まった日からドキドキしていた。
そして当日。
九州にはないサイゼリヤで早めのお昼ごはんを済ませて、いざ出発!
曲がり角の手前から、おそらく劇団四季に向かっているだろう人がたくさんいた。
人がたくさん見えるにつれて緊張してきた。
トイレを済ませて客席に座る。
S席よりのA席の真ん中の席だった。
こんないい席をとってくれてありがとう。
「バケモノの子」はアニメで観たことがあるけど、劇団四季は、それ以上の迫力だった。
まず最初の音楽からワクワクする。
ナレーション?の方の声も素敵。
始まり方もワクワクを上手く引き出す感じ。
住民たちが宗師さまの発表への期待を口々に歌っていく。
この劇全てを通して言えることだけど、キャラクターに対して劇団四季のみなさんの声がぴったりすぎてびっくりした。
特に熊徹、多々良、百秋坊の御三方。
こういう劇団って日によって演じる方が変わるって聞くけど、この日に観れてよかったと思ってる。
主人公の蓮が最初に歌う「強くなる」。
親が離婚してお母さんも亡くなって、
蓮と同じような境遇の子も少なくはないと思う。
そんな子たちが観ても勇気をもらえる。
修行のシーンの音楽もすごく好き。
「なんでも最初が肝心だ〜♪」
「失敗しても落ち込むな
そんなときにはニッコリして
ハッハッハでごまかそう」
歌詞もいいし、何か挑戦しようとしている人には
ぴったりの曲。
楽しく修行ができそう。
「イロハアロハハッハハロハ〜♪」
のメロディがすごく頭に残る。
青年の蓮役の方も声が通って
力強くて素敵だった。
ハロウィンのシーンでは、ガイコツ?を持って踊ってる人がいて、本物の人間を抱えてるのかと思ったくらいすごくよくできた人形だった。
是非見てほしい。
九太と熊徹の話だけでなくて
一郎彦と猪王山の話もすごく素敵。
バケモノだけじゃなくて世の中の誰かにきっと当てはまる話だと思う。
熊徹と猪王山の試合のシーンは圧巻。
刀が飛ぶところなんて、どんな仕組みになっているのか上演後に彼と話し合ったくらい不思議でおもしろかった。
クジラのシーンも、凄すぎる。
観る前はどうやってクジラのシーンを再現するんだろうと不思議だったけど、
なるほど、と驚かされた。
これを考えた人、すごい。
そして最後の「バケモノの子」
九太と一郎彦が歌ってるのも鳥肌たったけど、
熊徹とのハーモニーが素晴らしすぎて
鳥肌たちっぱなし。
まわりに人がいなかったら泣いてた。
上演が終わってからみんなものすごい拍手。
しばらく鳴り止まなくて何度もアンコールで出てくる役者さんたち。
九太の少年役の子と青年役の方が笑い合ってるのも微笑ましすぎた。涙出る。
最後の最後はスタンディングオベーションしてる人もちらほら。
ほんっとによかった。
また劇団四季観に行きたい!行く!
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