恩師との再会
先日、中学時代の部活の顧問である恩師と会った。恩師と同じ、教員になろうと思っていたわたしは、大学時代から連絡を取っており、いろいろと相談に乗ってもらったりしていた。にもかかわらず、結果的に違う職業についてしまったので、お礼と近況報告をしてきた。通っていた中学は結構荒れていたのだが、特にわたしたちの代はひどかったらしく、卒業式の秘話や今だから話せる話をたくさん聞かせてくれた。
わたしは子どもながらに感じていたことだが、荒れている子というのは、家庭環境が複雑であることが多い。今回恩師からも当時の話を聞いたことでそれをさらに実感することになった。片親であったり、両親が早くに亡くなっている家庭では、子どもたちは大人にうまく甘えることが出来ず、寂しい思いを抱えていることが多いように思う。寂しさを仲間とつるむことで紛らわせたり、たとえ悪い方向であろうとも、なにか行動を起こして大人の注意を引いて自分を見てもらおうとする。わたしはそういう子どもたちをどうにか救ってあげたいと思い、教員を目指していた。
ただ、それは今の児童クラブという職業でもできるのではないかと最近考えるようになった。児童クラブに来ることのできる子どもは限られるが、来ている子どもたちだけでも、ストレスや悩みを軽減してあげることができないだろうか。わたしはまだまだ支援員としても大人としても未熟で、こうすればいいという具体的な対応策はないのだが、これから働いていく中で多くのことを学び、どうにか子どもたちが良い人生を送ることのできるように支援していきたい。
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