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人に媚びなきゃつかめないチャンスなんて不良品『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』kemio
人なんて脳みそごと工場だし、自分の力でさばいていかないと出荷が間に合わないよ。(本書p40)
面白い表現する人だな。でもなんだかしっくりしているし。
この本との出会いは、AERAの「現代の肖像」で彼の記事を読んだことがきっかけだった。AERAを定期的に読んでいなかったら、彼のことなど全く知らなかったと思う。女子高生に絶大な人気があるというのに、アラフォーの筆者はまるで知らなかった。
彼の著書『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』は、ところどころに水、ウォーターをイメージしたページがあり、本人いわく、飲める本、といったテンションで読めるようにした、とのこと。1日で、スラーっと読める内容になっている。
独特な表現かつ何とも心に響く共感&新たな発見の部分を紹介する。
そもそも人に媚びなきゃつかめないチャンスなんて不良品。自分でいいやつ探すんでって、ジャンク品さよならだよ。…………(中略)チートして簡単に成功したとして、たしかに一瞬は注目されると思う。でもそれまで魅力を積み上げてなかったらすぐ消えちゃって、結局ショートタイムで終わりそう。目先のものに飛びついたっていいこと1個もないと思ってて、たとえばそれはダイエットと一緒なの。ちゃんと時間かけて美しい体を作らないと速攻でリバウンドする。苦労してやせないと、キープする気力も生まれない。だからね、自分で時間をかけてクリエイトしたチャンスで一生幸せになろ。でもそう考えると、まじうまくできてるよね。ちゃんと努力したほうがいいて世の中とてもよくできててグーのねってやつ。(p171 )
まさに筆者が今年の7月からしているダイエットと一緒である。時間をかけて、現在-4.5kg このあたり、共感あり。
「自分で時間をかけてクリエイトしたチャンスで一生幸せになろ。」も響く。noteをはじめて8か月。何かしら、自分の知識や実践してきたことが世の中の役に立てればと思い始めた。好きなことを仕事にしたい、家族も毎日健康でハッピーでありたいと、つねに思っている。kemioさんの言う「シェアハピ」を私も続けていきたい。
休んでる時間だって意味あるかんね。………(中略)それは考え事するのが大好きだから。ずっと仕事とかのルーティーンの中にいると見えなくなっちゃうことがあるから、自分の脳と再会しに出かける。笑 着地点とか特になくて、とりま脳内飛び回っていろんなしわに挨拶しに行く。そこから新しいアイディアが湧いたりするんだよね。逆に、そういう時間がなくなったらひとつの考え方からの枝が伸びてこなくなっちゃって。楽しいことできなくなっちゃうと思うんだ。(p181 )
「とりま」ってなんだ?と思ったら、「とりあえず、まあ」の略らしい。
中学、高校生向けの教材を作っているので、彼ら、彼女らの流行りや考えてることなど、アンテナを張ってないと、共感→新し発見の作品はできない。
そんな新たな思いに気づかせてくれたkemioさんに感謝。
YouTubeで、彼のしゃべりを見たら、まぁ早いこと早いこと!