0024【徳は本なり、財は末なり】
おはようございます🌄😊
今日は令和3年2月24日水曜日、
紀元2681年(西暦2021年)如月、
旧暦1月13日。
今日の一言は、
「徳は本なり、財は末なり」。
四書五経の『大學』という書物に、
書かれている言葉です。
徳(とく)は本(もと)なり、
財(ざい)は末(すえ)なり。
世知辛い世の中、
お金がなければ何も出来ない、
と考えたくもなりますが、
それは本末転倒。
本(もと)と末(すえ)が、
逆転してしまっています。
お金を基準に物事を考えると、
心は置いてけぼりになり、
人間性から遠ざかっていきます。
徳を人生の中心に置くと、
お金は後からついてくると、
孔子は言います。
本当だろうか?
と疑いたくもなりますが、
その逆を考えれば、
成程と理解できます。
お金を基準に生きている人の周りには、
そのお金に惹きつけられる人が、
寄ってきます。
その人ではなく、
お金が目的となるからです。
でも徳のある人の周りには、
その人に惹きつけられてやってきます。
損得勘定ではなく、
徳のある人に魅力を感じるのです。
徳という言葉が、
今の私達には、
馴染みがないかもしれません。
儒教でいう徳は、
仁・義・礼・智・信・
忠・孝・悌の実践、
と言われていますが、
それぞれが、
深い意味をもっているので、
ここでは割愛します。
徳の定義をするよりも、
漠然とでも感じて実践することが、
大事だろうと思います。
松下幸之助翁は、
「徳は教えることも、
習うこともできない。
自分で悟るしかない。」
と仰っています。
わからないままに、
徳のある道を選んで、
進むしかないようです。
そうして修練の道を歩んで行くと、
いずれ徳は得なりとなるのでしょう。
「徳は本なり、財は末なり。」
という言葉を、
今の政治家達に送りたいですね。
このことがわかっていれば、
消費税はすぐに撤廃できるのにと、
国の指導者達の無能さが、
嘆かわしいです。
昔の日本人が、
諳(そら)んじていた『大學』を、
皆さんも読んで感じてみて下さい。
小学校にある二宮金次郎像で、
手に持って読んでいる本が、
『大學』です。
安岡正篤先生も、
幼少時代から四書五経を、
素読していたといいます。
今の教育から、
すっかり抜け落ちている素読、
見直したいものだと思います。
「徳は本なり、財は末なり」
お金に振り回されないように、
心を整えましょう。
今日も一日御機嫌よう🌄😊💖
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