降水確率0パーセントの日に 【歌詞】09
key:G【6/8】
降水確率0パーセントの日に
黒い雨傘を持って部屋を出た
何のためにかって?
日傘にするのだろって?
まさか!
黒い傘は彼の杖さ
He is an empty man.
実際、杖に支えてもらわなくちゃ
歩くこともできない
歩くほどに汗をかいた
まったく彼ときたら大した汗っかきだ
滝のような汗の
辞書的意味を知りたかったら
彼の様子を見てるといいよ
He is an empty man.
一日2リットルの汗をかく
信号を待っている間
彼はよくその場にしゃがみ込んだもんだ
しゃがんで下から知らない人たちの
鼻の穴を見上げていた
He is an empty man.
どんな美人にでも鼻毛は生えていたんだ
彼が辟易しながら
女の子と話をしている
彼はあの女の子に
気に入られたいんだ
一目瞭然
He is an empty man.
過剰な自意識と虚栄心のかたまり
He is an empty man.
虚しいむなしいとばかり言っていた
なんて貧しい語彙力なんだ
生涯一編の詩も詠まなかった
He is an empty monkey.
He is not what he was. が彼のおまじない
一重まぶたの腫れぼったい目
のどを隠してしまった二重あご
この頃なんだか太ったみたいだ
鏡を見るたびにげんなりする
I am an empty man.
だけどひねもす鏡を見ることをやめない
一日中歩き回ってもまだ歩き足りない
顔中舐め回してもまだ舐め足りない
十二時間起きていてもまだ起き足りない
十二時間眠ってもまだ眠い
I am an empty man.
身長170センチメートルの体をもて余している