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2023年11月の記事一覧

『ユトリロ展』を観に行った【感想文】

『ユトリロ展』を観に行った【感想文】

《生誕140年 ユトリロ展》

ということで、美術館「えき」KYOTOに行ってきました。初めて訪れる美術館です。お世話になります。



ユトリロといえば『白の時代』なわけですが、きれいな真っ白ではなくて、建物の壁に使われる漆喰の色、質感を再現するためにムラのある塗り方。汚れた感じの白でした。
これだけまとめて白壁の作品ばかりを見ていると気が変になりそう。

それでまた、道を描いた作品が多い。ノ

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『東福寺展』を観に行った【感想文】

『東福寺展』を観に行った【感想文】

《特別展 東福寺》

ということで、京都国立博物館に行ってきました。六年振りの国立博物館です。お世話になります。



会場に入ってすぐに、袈姿を着たお坊さんの姿を見かけました。現役のお坊さんと一般素人の私とでは、展示品の見え方も全然違ってくるはずで、いわば、当事者みたいなものですからね、お坊さんは。そら、観に来ますよね。

東福寺は鎌倉時代の創建ということなので、ざっと700年前の品々のその現

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『京都画壇の青春』を観に行った【感想文】

『京都画壇の青春』を観に行った【感想文】

《京都画壇の青春 -栖鳳、松園につづく新世代たち》

ということで、京都国立近代美術館に行ってきました。京セラ美術館で《竹内栖鳳展》を観終わって、すぐさまその足で訪ねてきました。初めての美術館です。お世話になります。



今回の展覧会を改めて振り返ってみて頭に浮かんできたのは、女性を描いた作品ばかりなのですが、ただ、そんじょそこらの美人画ではない、なかなかにパンチの効いた、一癖も二癖もある描き

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『竹内栖鳳展』を観に行った【感想文】

『竹内栖鳳展』を観に行った【感想文】

《竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー》

ということで、京都市京セラ美術館に行ってきました。今年二度目の京セラ美術館です。お世話になります。



まず《百騒一睡》の前で立ち止まる。
いかにも日本的な仕立てである金屏風に、余りにも西洋的なコリー犬が写実的に描かれていて、不思議なその違和感が私の足を止めました。

日本画で用いられる画材を使いながら、西洋画の手法を取り入れて描く。《羅馬遺跡図》や《ベ

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