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2本立て映画が当たり前でしたね

昨日の記事で2本立て映画の記憶が呼び覚まされました。昭和から平成初期の地方都市では映画は2本立てが当たり前、1本の時間も90分〜100分程度の今思えばコンパクトな作品が多かったので飽きずに見ることができました。超大作にこっそりと添えられた佳作も多く、良い時代を生きたものだと思います。

印象に残る2本立て作品を2つ紹介します。地方によって組み合わせが違ったり、記憶の齟齬もあると思いますがそこはご容赦ください。
まずメイン(私認定)の作品を簡単に紹介した後、同時上映作品を記載します。メイン作品をご覧になったことのある方は同時上映を思い出してみてくださいね。メインも同時上映もおすすめです。

2本立て紹介その1


まずメインの作品をご紹介。
「プラトーン」
言わずもがなベトナム戦争映画の傑作、様々な問題提起をし、鬼才オリバーストーンの代表作の1つです。アカデミー賞作品賞にも輝きました。全編に渡り戦争の意義や悲しみを観客に問いかけるような重厚な作品です。ウイレム・デフォー扮するエリアス三等軍曹が天を仰ぐシーンは記憶に残っている方も多いでしょう。


印象に残る名シーンですね

この名作の同時上映は?

歴史に残る名作の同時上映は何かというと・・・


名優三人!!

ドタバタコメディ、サボテンブラザーズ!!
原題の
¡Three Amigos! (スリーアミーゴス)はその後日本のドラマなんかでも使われてましたね。監督はコメディの帝王ジョンランディス。出演はスティーブ・マーチン、チョビー・チェイス、マーチン・ショートというアメリカコメディ界の大物揃い。当時の映画雑誌に「スティーブ・マーチンはアメリカのいかりや長介的な存在で・・」と紹介されており、なんだかよくわからないけど大物なんだな、と思った記憶があります。
このサボテンブラザーズ、未見の方がいたら鑑賞をお勧めしたい作品です。
プラトーンを見に行ったはずが、皆サボテンブラザーズの虜になってしまう「サボテンブラザーズ現象」がごく僅かな私の周りだけに起こりました。名作「七人の侍」をベースにしたストーリー、ネタバレになるので詳細は避けますがご覧になって損はないと思います。当時の映画配給会社はプラトーンだけだと暗い気持ちで家路に着くことになるからあえてこの作品を添えたのかな?と思うほどのハッピーな作品です。

2本立て紹介その2

まずはメインの作品をご紹介。
「トップガン」


マーベリックじゃないですよ。オリジナルのTOPGUN

こちらも言わずと知れた名作中の名作。トムクルーズの出世作であり最近続編も公開されたましたね。劇中の主人公が着るフライトジャケットやオートバイに憧れたりもしました。敵機との空中アクションシーンは今見ても新鮮です。
余談ですがこれをパクったベストガイという織田裕二主演の邦画もありましたね。内容はサンバディトゥナイトなので明記は避けます(ありがとう音楽!)

この名作の同時上映は何かというと・・・


この映画でpretty in 〜という英語を覚えました

青春映画、プリティインピンク!
恋人たちの街角なんて恥ずかしい副題は日本で勝手につけたので無視します。コテコテの恋愛ムービーです。画像の3人の関係が主軸であり、青春時代のあれやこれやが描かれます。当時恋愛などとは無縁すぎた私が見ても楽しめる作品でした。やはりこの二本立てを見に行ったクラスメイトの女子はトップガンなどには目もくれず、こちらの作品を皆に勧めていました。主演は当時アメリカのティーンの間でカリスマ人気だったモリー・リングウォルド。映画公開前の映画雑誌(ロードショー)でも特集が組まれ、アメリカでの大人気ぶりが伝わってきましたが、私は映画を見てもその魅力は最後までわかりませんでした。すいません。2016年に公開されたSF映画の佳作、10 クローバーフィールド・レーンでも登場人物がこの映画をベタ褒めするシーンがあります。わかってるじゃん監督!と思った記憶があります。
ここまで書きましたが通しで見たのはもう大分前なので記憶が曖昧です。そんな作品を勧めるのか、とお叱りを受けそうですがこの映画のもう1つの魅力は音楽です。

主題歌:PSYCHEDELIC FURS : Pretty in pink

その歌詞もメロディも青春の切なさが伝わってきます。私の妻はこの曲を多分100回以上聞かされていると思います。車でこの曲をかけると「またか」という顔をします。それでも聞きたくなる名曲です。もう1曲あります。

主題歌その2:Orchestral Manoeuvers In The Dark:IF YOU LEAVE

こちらも80年代感溢れる名曲です。この2曲だけでなくサントラも名曲揃いなので、映画と合わせて聴いてみることをお勧めします。

終わりに

本当に自己満足で2本立て映画について書かせていただきました。また記憶の許す限り書いていきたいと思います。途中大変微弱なギャグを入れたりしたので気づいていただけると尚嬉しいです。
最後までお読みいただき感謝いたします。

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