『方舟』がヤバい
今年も発表されました“本屋大賞2023”
発表当日1/20にノミネート作品全てを買い漁り、
大賞発表の4/12まで全てを読んで語りたい。
おこがましいが大賞を予想したい……!!
1冊目何にしようかな〜
と思って、
Twitterで読書クラスタ達がスペース開くほど人気だったじゃんあれ
って思い出した。
『方舟』by夕木 春央
を1冊目に読みました。
読み終わったら1冊目に選んで後悔した。
これ、ぶっちぎりで大賞じゃん
※まだ他のノミネート作品を読んでません
M-1で例えるなら、ミルクボーイが笑籤で1番引き当てちゃう感じ。
えっっ
貴方達を基準にしないといけないの??
戸惑い。
読後、放心して何も手につかなくなる。
今から読む人へのアドバイスは、
「ジャンルは推理小説」という前情報以外何も入れず、
帯も読まずに下のネタバレ感想も読まずに
さっさと方舟読め
そして時間に余裕があるときに読み切ろう
これに尽きます。
「展開が予想できるから」って理由で
推理小説苦手な私もこれは展開が読めなさすぎて、最後まで読めた。
ネタバレあり感想↓
まあ、まず言えることは
他の方もご指摘してらっしゃるとおり、
4〜5年前賞味期限の缶、よく食べたねwwwww
あとクローズドサークルあるある、
なぜそんな辺鄙な所に行こうとしたwww
案の定地震起こってんじゃんwww
地震起こったらここヤバいじゃんって思わなかったのかなwww
とかはコストコやIKEA行ったときによく考えるんだけど、
私は圏外の山奥の穴が空いてる所に無闇に入らないとここで誓いますwww
読んでる途中で、
救済のための方舟で浸水してんじゃんwwwって何回も心の中でツッコミしてたけど、
wwww
主人公もセルフツッコミしているwww
「救済はここにはなかった」って含蓄のある言葉ですね()
あと、作者!!
そう!夕木さん!!!
これからの推理小説で犯人が首を切断死体にするたびに
「スマホに何か証拠が残っていたんじゃないか」
と推理するハメになってしまった我々の身にもなって。
ツッコミはここら辺にして、
エピローグが秀逸すぎたね。
3人を殺した動機を翔太郎に話させたのも、
偽の動機を作り上げるための時間稼ぎしたかったのかな
プロローグには
「死ぬべきなのは誰か?それは彼を殺した人物以外にいない。犯人以外の全員がそう考えているに違いなかった」
って書いてあったけど、
帯には
「生贄には、その犯人がなるべきだ。
ー犯人以外の全員が、そう思った」
って書いてる。
これ、帯ネタバレじゃん!!!
犯人なとっては「生贄=6人」
だから、
「お前が犯人だ!」とみんなから言われる犯人でありたい
という本来あり得ない構造になってるところも秀逸w
映画化したら、エンドロールの後にエピローグの話が続いてて、
Twitterで
「エンドロールの後が本編なので、絶対に最後まで席を立たないでください」
とか、
「エンドロールで席を立った人とエンドロール 後に席を立った人で物語が違う」
とかツイートされてそうwww
そしてそれを見てほくそ笑む既読の民やる?
私なら見終わった人の呆気に取られた顔を見たいので映画館の前でニヤニヤしながら待ち伏せする民やる。
チェンソーマン2部でトロッコ問題解決したかと思われたが、今作によって全然解決されなくなったね。
この読後感、「好きな女の子が実はすごく冷酷なことを考えてて主人公がピンチになる」
ってシチュエーション何かで見たことあるけど、
何か思い出せない。映画か、小説か、
乙一???
誰か知ってたら教えてください。
マジで思い出せない。
あとどうでもいいけど、
名前もさることながら、実写化するなら犯人役
白石麻衣ちゃんにやってほしい。