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「短歌」2022年10月

 短歌をふたつ。

一つ目は俳句もどきに続き、ちょんちょんの銀杏の木で短歌を詠みました。

三角にトリミングされ街路樹が秋のお空を突き刺してるの
さんかくに とりみんぐされ がいろじゅが あきのおそらを つきさしてるの


二つ目は異世界を感じさせた蜘蛛の巣で一首。

蜘蛛の巣が神の社を取り囲むまるで結界蜘蛛の番人
くものすが かみのやしろを とりかこむ まるでけっかい くものばんにん

 神社の周りの生け垣の上にたくさんの蜘蛛の巣が張られていて、光に反射してきれいでした。しかしその巣にはどれも大きな蜘蛛が長い脚を広げていたんです。その姿は気味が悪くて、しかも神社をぐるりと囲んでいたから恐ろしげな糸を、意図を感じたんです。

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木花薫(く-16 文フリ東京)
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