「風邪」予防・対策!! ③ 鼻うがい、漢方・生薬、蜂蜜など。ヨガや瞑想も
前回の続き。#Novel風邪・風邪予防対策
孫子の兵法に「正をもって合し、奇をもって勝つ」とあります。
風邪予防についてならこれは「正攻法を土台として、あとはいろいろ良さそうな工夫する」ということでしょう。
正攻法とは食事、睡眠、ストレス管理、寒い時期は身体を冷やさないなどといった根本的な生活習慣、体調管理に注意するということです。
(睡眠やストレス管理、免疫のためには瞑想やヨガも良いことでしょう、きっと!)
前回は土台となる「正攻法」の要素の一つである食事(栄養)について触れました。
今回は「いろいろ良さそうな工夫」として、鼻や喉の状態を良い状態に保つことなどに触れます。
鼻・喉は風邪予防の最前線です。
なので非常に重要なことだと思われます。
「勝敗は兵家の常」とも言います。
どんなに気をつけても風邪になるときはなります。しかたがありません。
そのときは「民間療法」「自然療法」に執着するのではなくて、やはり現代医学を信頼しましょう。
Yahoo:新型コロナウイルス感染症まとめ(最新情報、予防、治療、相談窓口など)
乾燥と冷えから守る
鼻や喉の状態を良い状態に保ち、病原体へのバリアとするには、冬なら乾燥と冷えから守るべきとされます。
他には、栄養状態、環境中のホコリや雑菌や、それにストレス、疲労などもかかわるとされます。
加湿器の利用など乾燥から守る工夫がすすめられます。
鼻うがい(鼻洗浄)など
鼻の状態を良くしたり、病原体を物理的に流してしまおうということで鼻うがい(鼻洗浄)に注目する人がいます。
風邪予防のしっかりしたエビデンスがあるのかどうか分からないのですが、医師など専門家の中にもすすめていたり、自らも実践して効果を実感している人がいるようです。
ドラッグストアには鼻うがいのためのキットが売られています。
鼻うがいの注意としては、耳に水が流れて中耳炎になるなどのリスクがあります。
あとは肺に水が入ってしまうなどもあります。
子どもや高齢者はやらない方がいいとする見解があります。
5分くらい煮沸し冷ました水など、清潔な水を使うようにして下さい。使用するキットも清潔なものにして下さい。
日本の水道水は世界の中でも衛生的なものではありますが、、。
米国では浄水器を通した水道水で鼻うがいをして、脳がアメーバに感染し蝕まれて亡くなった例があります。
鼻うがいに関連して「スチーム吸入器」や「のどミスト」といった製品もあるようです。
スチーム吸入器 (パナソニック株式会社)↓↓
・ジャラ ネティ(アーユルヴェーダ、ヨガ)
インド伝統医学(アーユルヴェーダ)でも鼻うがいは行われてきました。
ジャラ・ネティと呼ばれています。
ヨガをする人の中でも、マニアックな人の中には行う人もいます。
クリヤ(浄化法)の一つとされます。
以前にヨガをやる人で、このジャラ・ネティをする人に話を聞いたことがあるのですが「風邪を引きにくくなった」「鼻の状態が良くなった」と言ってました。
良いのか悪いのか分かりませんが、緑茶やハーブティーでネティする人もいるようです。
ヨガの古典『ハタ・ヨーガ・プラディーピカ』にもネティがありますが、こっちのは紐を使ったスートラ・ネティです。
鼻から口へと紐を通して、ゴシゴシこするんです。
実際に、かなりマニアックなヨガの人には、ゴムひも(カテーテルなど)を使ってやる人がいます。
このスートラ・ネティをやったことのある人に聞いたら、「鼻が丈夫になった」と言っていました。笑
漢方や生薬、のど飴
のどの痛みなどで初期のものなら漢方薬、生薬が用いられることがあります。
代表的なものは桔梗を用いたものです。
桔梗湯(桔梗、甘草)、桔梗石膏(桔梗、石膏)などが有名です。
漢方薬、生薬を用いる場合には症状や体質にあっているかとか、副作用のこともあるので医師、薬剤師に相談するようにして下さい。
また添付される説明をよく読むようにして下さい。
桔梗湯や桔梗石膏を用いる場合に、工夫をする人もいます。
少ない湯に溶かして、喉を丁寧に潤すようにチビチビゆっくり飲むとか、口に含んでうがいして、それからゆっくり飲み込むなどです。
喉に直接に成分を作用させるためです。
桔梗は第3類医薬品の「龍角散」(株式会社龍角散)にも含まれます。
(桔梗、杏仁、セネガ、甘草)
参考:ゴホン!といえば|株式会社龍角散
第2類医薬品である「浅田飴」(株式会社浅田飴)にも含まれます。
(桔梗、トコン、麻黄、人参)
参考:せき・こえ・のどに 株式会社浅田飴
「南天」を用いたのど飴もあります。
第3類医薬品の「南天のど飴」(常盤薬品)です。
参考:南天のど飴 -つらいせき、のどの痛みに効く-|常盤薬品工業
・中国伝統医学の考え方 ―― 冬は補益
雑学として紹介します。
中国伝統医学(中医学)では「冬は補益の時期である」という考え方があります。
補益というのは「気」や「血」、「陰」、「陽」の虚(不足)を補うということです。
適した食材や生薬を用いた薬膳、薬湯、薬酒などで補益されます。
伝統的な補益法は、現代日本などではそんなに必要ないかもしれません。
穀類、肉、魚介、野菜、果物などが豊富で手に入りやすい環境なら、栄養バランスの良い食事を心がけて生活習慣を整えることで良いのではないでしょうか。
関連note:「風邪」予防・対策!! ② 食事・栄養成分(ビタミンB2、ビタミンD) 、コラーゲン(ボーンブロス)のスープ
特に生薬を用いる場合には、体質やタイミングなどを考えなければりません。
例えば「鹿茸」は若くて元気な人には用いられません。
風邪などで熱症状が強い場合には「人参」などは用いられないし、「邪気」が活発な症状の時は補益は避けるべきとする考えがあります。
なので興味がある人は詳しい人に聞いて下さい。
私は風邪などが流行る寒い時期は、気休めとして保健養生目的で「人参、黄耆、大棗、陳皮、芍薬、桂皮、ショウガ、甘草」などを用いてみたいなぁとは思います。
蜂蜜、ハーブコーディアル
「民間療法」「自然療法」の域を出ないものだと思われますが、、、
常用しやすいものに蜂蜜があります。
風邪などが流行る寒い時期にも試してみるのも良いかもしれません。
参考
用い方としては、スプーンでそのまま口に含み、喉に塗りつけるようにゆっくり丁寧に飲み込む、蜂蜜が濃いめになるように そんなに多量でない湯やハーブティー、ショウガ湯などに溶かして、これも喉を潤すように丁寧に飲むなどです。
「はちみつ大根」や「ハチミツれんこん湯」など面白いものもあります。
はちみつ大根は、蜂蜜に大根を細かくして漬けたものです。
ハチミツれんこん湯は、お湯に蜂蜜とすりおろしたレンコンを入れたものです。
すりおろしたレンコンを入れて加熱したりしなかったりとバリエーションはあるようです。
ハチミツれんこん湯は花粉症の時期にも利用する人がいるようです。
レンコンにはビタミンCやタンニンなどファイトケミカル(ポリフェノール)が豊富に含まれます。
蜂蜜やプロポリス、ローヤルゼリーが使われたのど飴もあります。
あと風邪や花粉症の時期に「ハーブシロップ」「ハーブコーディアル」を利用する人もいます。
喉、風邪、花粉症などに良いとするハーブを用意して自作する人もいます。
ハーブ・薬草の成分の含まれたハチミツ製品があったり、ハーブ・薬草をハチミツに漬けてハーブはちみつを自作する人もいるようです。
こういうのも面白いかもしれません。
関連note ―― 漢方薬・生薬、しょうが湯、瞑想、ヨガ、アロマテラピーなど
・【寒い時期の体調管理】 葛根湯、小柴胡湯加桔梗石膏など漢方薬や生薬。龍角散や浅田飴。アロマテラピー、瞑想、ヨガ
・【しょうが湯 辛熱性!!】風邪、インフルエンザの季節に生姜湯。寒い時期の温活。 ショウガオールのパワー
体を内部から温める効果の強いショウガ湯についてです。
ショウガを加熱乾燥すると身体を内部から温める効果、温中散寒の性質が強まります。
・冷え性の改善・対策法 ―― 食事、運動、漢方、瞑想(気功、ヨガ)など【温活】
・【ヨガの分類①】健康法のヨガ。リラクゼーション、整体効果、瞑想
リラクゼーション、体調管理にヨガや瞑想も役立つと思います。
今日では瞑想について科学的な研究がなされていて、脳機能や免疫、炎症反応、アンチエイジング、ストレス管理、「うつ・不安」など精神の状態、、、などなどの観点で良いものだとする報告があります。
瞑想に関しては、呼吸を落ち着け、心を静めるようなシンプルなものでも良いと思います。
他におすすめは慈悲の瞑想です。チベット仏教のやり方だと「トンレン」です。
ヨガや瞑想、ヨガのプラーナヤーマ(呼吸法)とアロマテラピーはとても相性がいいと思います。
巷ではいろいろと言われているようですが、アロマテラピーは風邪やインフルエンザなどの予防に関して、残念ながら強固なエビデンスには欠けているようです。
民間療法、自然療法の域を出ないものです。
しかしヨガや瞑想、リラクゼーションでの利用は試してみる価値はあると思います。
オススメの精油は森林浴・フィトンチッド系の精油です。
成分的にはピネン、シネオールなどを含むものです。
サイプレスやヒノキ、ジュニパーなどα-ピネン系の精油
ユーカリ(グロブルス、ラディアータ)やローズマリー・シネオールなどシネオール系の精油
ティートリー
、、、などのブレンドも良いです。
・薬酒(薬用酒、健康酒)の作り方。周公百歳酒、養命酒など。ヨガや気功に役立つ?
・地丹法(気功的食養)について
気になったツイート集
・自然療法や民間療法に頼るのもホドホドに、、、
・子どもたちのために正しい理解を!
・「イスラエルも欧州も効果ないし危険だから追加接種を止めた」というのを、コンスピカルトの人たちやヤブ医者どもめらがSNSで広めていますが実際は?
・劇薬だから危険?
ちなみにコンスピカルト界隈で「万能薬」「霊的な薬」として信仰・崇拝されているイベルメクチン(ストロメクトール)も劇薬指定です。
あとコーヒーに含まれるお馴染みのカフェインなんですが、医療においては中枢興奮・鎮痛剤として用いられ劇薬指定です。
そもそも医師が処方する薬の多くが劇薬指定のようです。
・謎の人物
・ついに始まった?トランプ光の連合部隊?宇宙人の艦隊?
・こじらせ厨二病、、、