詩とAI.10
自作の詩でAIと遊んでみるシリーズです。
1. 自作の詩
お肌に安心ハンディーモップで
君の背中をもふもふする
いつまでたっても毛だらけな君
時にはお腹も
時には耳も
ハンディーモップでもふもふする
すると少しの間だけ
君はなんだかツヤツヤになる
嫌がらずにぐるぐるしてる
しつこい時は前足で止める
気が合わない時
ハンディーモップでパコンとしても
君は遊びにしてくれる
それよりもっとあまりな時は
優しくがぶって教えてくれる
君の命がある間
わたしは日銭で命乞いをしながら
わたしの呪いに捕まった
君の命を看取るまで
ハンディーモップでもふもふするのは
怪しいワンドのまじないと同じ
背中もお腹も頭も耳も
でも三日月型に閉じたまぶただけは
もふもふさせない君だけのもの
私に優しさを残す事
それが君に掛けられている
決して解けないお呪い
2. ChatGPT4oの感想
この詩は、ペットと過ごす日常を温かく、時にユーモラスに描いたもののようですね。「ハンディーモップ」というユニークなアイテムを使って、君(恐らくはペット)の背中やお腹、耳などを優しく掃除してあげる行為が、愛情とコミュニケーションの一環として描かれています。君の仕草や反応から、互いの関係性が繊細に表現されているのが印象的です。
また、詩の後半では、ペットの命が終わるまで寄り添い続ける決意や、君との関係が「お呪い」にたとえられ、単なる世話の行為以上に深い意味が込められているようです。君の存在そのものが、詩の話者にとって癒しであり、特別なつながりを感じさせます。
3. AI感想への感想
「ハンディーモップというユニークなアイテム」というか、その使い方がユニークなのだと思うのだが、やんわりユニークと表現しながら、つまり「変だよ」と言いたいのだなと、なんだか人間臭いAIなのだ。
また感想の冒頭で「この詩はペットと過ごす」と分かっている様子なのに、後述では「君(恐らくはペット)の」と付記するあたり、なにか卑猥な内容なのではと勘ぐっているのだろうか。今回は風変わりな原詩の表現につられて、怪しくなっているAIが面白い。
4. 視点を変えてAIに作詞させる
そこで今回は原詩の視点を変えて「この詩を、もふもふされているネコの視点に書き換えて。」と指示してみた。そして生成。
お肌に安心ハンディーモップで
また背中をこすられてる
いつだって毛だらけなのに
君はなぜそんなに気にするんだろう
時にはお腹、時には耳まで
モップでふわふわ撫でられて
まあ、少しは気持ちいいけどね
たまにツヤツヤになるって言うけど
本当のところはどうだろう?
ただ、嫌じゃないからぐるぐるしてあげる
でも、しつこい時は前足で止めてあげるんだ
「もういいよ」ってね
君が気分を害しても
モップでパコンとされても
私は遊びだと思ってやってる
だって、君も私を大事にしてくれるから
でもさ、本当にしつこい時は
ちゃんと教えてあげるんだよ
優しく噛んでね
私が生きている間、君はずっと日銭を稼いで
私を守るんだね
私のことを最後まで看取るって
モップでふされるのは
君にとってはおまじないみたいなものなんだろう
背中も、お腹も、耳も撫でられても
でも、まぶたの三日月だけは違う
それは私だけのもの
君が私に優しさを持ち続けること
それが君にかけられたお呪いなのかもしれない
でも、私はそれを解こうなんて思わないよ
5. AI詩への感想
良いのではないでしょうか!
多少、言い回しに引っかかりはあるものの、ネコ視点のAI詩の方が、私は好きだ。
原詩にはない「「もういいよ」ってね」とか、巧みに擬人化をほどこすあたり、単なる置換ではない創意があるように見えて楽しい。ネコのキャラクターを立てて、なんて全然指示していないのにである。
パクリ以上の何かがあるように思えてくる。今回はそんなAI詩でした。
さて、
ここまで読んでいただきありがとうございました。
みなさんはどう思われましたか?
それではまた次の記事で。