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日常の編集

書籍編集者が、生活者として考えたことを書きます。月2回は更新します。
どうでもいいようでどうでもよくない日々の出来事。
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記事一覧

2024年を55枚の写真で振り返る

年が明けたら「新年の抱負」を書くものだと誰が決めたのか。私をつくっているものは過去にある…

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書店のビジネス書コーナーが「武器屋」になっていることについて

書店のビジネス書コーナーが「武器屋」に見える。見えませんか。 故・瀧本哲史氏の『僕は君た…

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6人家族が5人家族になったら、家から「111」の人格が消えた。:無料記事

結婚当初、家の中にいるのは2人でした。 2人の娘が生まれて、4人になりました。 わたしの両…

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書店は薬局

胃薬が効かなくて困ってたんです。 ガスター10もムコスタもタケキャブもその場しのぎくらいに…

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家と外で態度が違う保育園児は「困った子」だと思いますか?

保育園の参観に行った。教室で子どもたちの食事と生活を見た。 親がいるちょっとした非日常で…

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写真は「たった1つの事実」を写さないという話

漫画家の大島弓子が井の頭公園にいた象のはな子をずっと見ていたみたいに、10年くらい見続けて…

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自作カクテル13レシピとその写真

家族が寝たあとでぼんやり1日の出来事を思い返しています。生活の中で心が動いても明日になると忘れてしまうので。 そういう時はだいたい酒を飲んでいて、今夏は缶ビールではなくカクテルを自作していました。何かを作っていると無心になれてよいです。料理する人もいると思いますが、1日の終わりに料理だと胃もたれするし家族にぶっ飛ばされかねないので軽めのカクテルくらいがよいです。 写真と一緒にレシピをまとめます。どこにでもある材料でできるやつです。正式なレシピを少し外してます。よかったら作

子どもの「反復」を責めるな

子どもが同じことばかりしていると、親として少しヤキモキすることがあります。同じ服ばかり着…

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誹謗中傷の投稿に共通する2つの特徴

実名顔出しの芸能人が実名顔出しの芸能人を誹謗中傷した件と、パラアスリートを誹謗中傷してい…

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メモリと記憶

また訃報。眠っていた記憶がよみがえる。 2012年製のiMacを処分することにした。iTunesとAppl…

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再現性のないグラス

へちかんだグラスというものを買った。 「へちかんだ」とは飛騨の方言で「歪んだ」の意味であ…

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匂いの螺旋

帰ると娘が俺の寝室のエアコンを19℃に設定して最強風速でガンガンに冷やしていて、勘弁してく…

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ここ半年の写真50枚+5枚

このマガジンのタイトルは「日常の編集」としましたけど、「写真を撮る」というのは日常の編集…

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会葬礼状

葬儀は儀式であり葬儀屋は数が求められるビジネスなのでシステムが洗練されていて、いまはあらゆる工程に葬儀屋が用意したテンプレートがあります。ただ、今回、会葬礼状だけはテンプレを断って自作しました。「礼状」なので参列者への礼を述べるものですが、慣例を逸脱してひとつ「お願い」を入れました。 後日、何人もの方から「返信」が届きました。それは、いちばんそばにいたはずのわたしが全く知らない物語ばかりでした。終わりを始まりにすることが、いわゆる「喪の仕事」における大切な要素なのではないか