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HSP/繊細さんが今日1日を充実して過ごせる方法
・充実感を感じて1日を終えたいのに後悔ばかりする
・しなきゃいけないことがあるのは分かっているけど、1日が終わったときに何もできなかったと落ち込む
・周りに起きたことに気付くことが多すぎて、手元でミスをしてしまう
こういったお悩みありませんか?
HSP気質である私が、ある本を参考に実践してみたのでその結果をお話します。
目次
・D・カーネギー著 『道は開ける』のご紹介
・今日やることをリストアップした
・いま目の前のことに五感を向けると、記憶に残る
・でも、できなくてもいいのだ
■D・カーネギー著 『道は開ける』のご紹介
・本のご紹介
私が今回参考にしたのは、
D・カーネギー著 『道は開ける』です。
もうご存知の方も多いと思われますが、この本は「心配、不安、悩みを克服する処方箋」がギッシリ詰まった一冊です。
1948年にアメリカで刊行され、世界的ベストセラーになっています。
内容は7章で構成されていて、全部で24個の方法が書いてあります。
私は2014年に発行された
『決定版カーネギー 道は開ける あらゆる悩みから自由になる方法』
D・カーネギー 東條健一訳
を読みました。
■今日やることをリストアップしたら、あっちこっちに飛ぶ思考を修正しやすい
私は本の中でも最初の最初、第1章の1項目め
「昨日のことは忘れよう。明日のことに思い悩むな」を実践しました。
やることはシンプルで“今日だけを見て生きる”ということです。
私は2つの方法を生活に取り入れました。
〈方法1〉
今日やることを視覚化するために紙にリストアップします。
頭に浮かんでいる今日やることを整理していくような感じです。
例
石けんを買い足す
美容院でカラーしてもらう
子どもの参加するイベントについて調べる
文章を打つ
本を読む
夕飯のメニューは◯◯
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忘れ防止のメモにも見えますが(笑)、このメモが本当に役に立ちました!
〈リストアップして良かったこと〉
リストアップしたことをクリアしていくと、とても清々しいです!
そして頭の中であれもしなきゃ、これもしなきゃと出てきては消えるイメージや、漠然とした焦りが減りました。
HSPの気質として、複数のタスク、時間に追われると心も頭もパニックなりがちです。
特に「しなければいけないこと」に関しては余計にパニックになる傾向が強いです。
私は重要なことでなくても、やることが複数になると何から手をつけたらいいか分からなくなるので、リストアップするのが合っていたようです。
またリストアップすることで、どの順で進めれば効率がいいか分かったり、1日流れがイメージしやすかったりするので、心の余裕ができます。
私はすこし忙しいだけすぐに疲れがでるので、体をゆっくり休めたいときは「今日は休む」なんていう項目も入れました。
体が資本!なにも家事や仕事で成果を出すだけが全てでないですからね。
漠然と休むと罪悪感で苦しかった経験がありますが、休むと決めている休息に罪悪感を感じませんでした。
〈リストアップして失敗したこと〉
紙にメモしたので、外出時に家に忘れてしまったことです。
イメージ化できていたので全部を忘れることなかったですが、メモを見る機会が減るので買い物の時に棚から棚へウロウロすることが多かったり、YouTubeを漁ってしまったりと寄り道してしまいました。
対策としてはすぐに確認できるようにスマホにメモするか、メモした紙を写真に撮るのもいいですね。
もうひとつは、リストアップしてイメージ化したあとに急な予定変更があったときです。
HSPさんにとって、急な予定変更は結構ストレスだったりします。
どうしてもその日にこなさなければいけないものは、一呼吸おいてリストに追加→再イメージをしましょう。
次の日にもちこせるものは、翌日のリストにメモする。これでオッケーです。
■いま目の前のことに五感を向けると、記憶に残る
次に私がやったことは、「今やっていることに五感を向ける」です。
マインドフルネスでよく言われますね。
〈方法〉
タブレットで文章を打つときの指が画面にあたる感覚を感じる とか
人と話す時に相手の表情を記憶に残すように見る とか
食事のときに食べ物の食感を感じながら食べる など、
今感じられる五感に意識を向けます。
やっていること全てに五感を向けるのはなかなか難しいですが、今この場面は大切な時間にしたいなとか、さっきは慌ただしかったから落ち着きたいなと思った時にやると効果ありだと思います。
〈五感を向けてよかったこと〉
変な言い方になりますが、自分がやっていることに現実味が出てきます。
地に足がついている感覚です。
だからなのか、自分はこれだけやったと自己肯定感もあがる感覚もあります。
なにより今日は生きた実感があったなと充実感も感じられました。
私は心ここにあらずの状態で過ごす日に、家族に対して何も貢献できていないと感じたり、仕事に関して成長がないと感じることが多いです。
もっと周りの役に立つことをしなきゃいけなかったんじゃないかと自己嫌悪に陥ったり。。
そんな時に五感に意識を向け、地に足をつけることはとても効果的でした。
〈五感を向けて失敗したこと〉
皿洗い、洗濯物をたたむなど作業化している場合は当てはまらないのですが、文章の内容を考えたり、手書きの書類記入をしているときに音楽を流していてミスが増えました。
音楽に半分意識をもっていかれ、目の前に集中できなかったのだと思います。
オシャレな音楽を流しながらスラスラできたらカッコ良かったのにな…。
理想とは違いましたが自分に合った方法が見つかったのはラッキーです!
■でも、できなくてもいいのだ
ここまで長々と書いてきて、できなくてもいいなんて言うのもおかしな話ですよね。
しかし「今日のことだけ考えなきゃ!」「明日のこと考えちゃった…失敗した…」と自分をがんじがらめにして苦しめるのは本末転倒です。
このツールを使って落ち込む回数が増えるのであれば、使わなくても全然問題なしです!
自分の気持ち、体が楽になる方法をいろいろトライしてみましょう。
今回ご紹介した内容を今日やること、やりたいことを心配や不安、悩みに流されないようにするツールの1つとして使っていただければと思います。
これからも本から学んだこと、実践したことを発信していきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!