ハンムラビ法典
ハンムラビは、現在のイラクにあった古代文明バビロニアの王である。
(紀元前1792〜1750年)
対立する諸民族を征服したが、
ハンムラビは史上はじめての法律を制定した人物でもある。
治世の終わり近くに、
「国民が守るべき規則」と「法を破ったものの罰」を明確にした。
当時は、独裁者が社会を支配していたため、
法律が全ての人に適用されることは前代未聞の取り組みであった。
しかし、法典そのものは非常に残酷な内容であった。
ハンムラビは些細な法律違反でさえ、”死刑”にしたのである。
さらに、王になった者も法律を遵守することが決められている。
法の支配を尊重する態度は、
今も優れた政府に欠かせない基本的な特徴として残り続けている。
特に日本の法律やルール(決まりごと)を
遵守する傾向が強い。
法律やルールのルーツを知ることで
まだまだ可能性のある世界だとも感じる。
何事に於いても、
背景を理解した上で行動して行くことが良い選択のポイントだろう。