2018年2月の記事一覧
10冊目:『コンビニ人間』(村田沙耶香)
今年10冊目は、芥川賞受賞作品『コンビニ人間』。
『コンビニ人間』(村田沙耶香)
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話題作だけどあまり興味が惹かれず手をつけていなかったが、面白いという声が周りから聞こえてきたので、読んでみた。
読み始めてまず心が動いたのが、コンビニ業務の描写の細かさ。著者が実際にコンビニで長年働き続けていることは知っていたけど、その経験が文章の中で活きており、無
9冊目:『トーニオ・クレーガー』(トーマス・マン)
今年の9冊目は、トーマス・マンの『トーニオ・クレーガー』を読んだ。
『トーニオ・クレーガー』(トーマス・マン)
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(作品紹介)
ぼくは人生を愛している。これはいわば告白だ――孤独で瞑想的な少年トーニオは成長し芸術家として名を成す……巨匠マンの自画像にして不滅の青春小説。
主人公のトーニオは、「誰も自分のことを受けいれてくれないのではないか」という気
8冊目:『思えば、孤独は美しい』(糸井重里)
今年の8冊目は、糸井重里さんの『思えば、孤独は美しい』。
思ってたよりいいペースで本を読めていてうれしい。
『思えば、孤独は美しい』(糸井重里)
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糸井重里さんの言葉は、時代を捉えた言葉というよりも、ああそうだよなあ、という真理を捉えたタイムラインに流れていかないような言葉だと思うので、たまに本で摂取したくなり、買っている。
今回の『思えば、孤独は
7冊目:『いつでも今がいちばん。』(浅草ゆう子)
今年の7冊目は、久しぶりに飲みにいった知人におすすめされた、東京最高齢の94歳の芸妓さん・浅草ゆう子さんによるエッセイ本。
『いつでも今がいちばん。』(浅草ゆう子)
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その友人は、独立してアートディレクターをしながら芸妓もしているという、自分の人生を生きている素敵な人。その友人が憧れているのが、浅草ゆう子さんだそう。どんな人なんだろう、と興味を持ち、