振り返りの中に見つけた本当の気持ち
みなさん、こんにちは。
私、他人の期待や要求に応えることに一生懸命で、自分の気持ちを後回しにしてしまうことがあります。でも、振り返ってみると、そこには私の本当の気持ちが隠れていることが多いんです。
笑いの中で見つけた本当の気持ち
昔、仕事の重圧から逃れたくて、友人と一緒にタイに旅行に行ったことがあります。タイは初めての訪問で、私にとって全てが新鮮でした。歩いても歩いても感じる熱風の中、地元の人々はいつも陽気で、笑顔を絶やしません。その明るさに驚かされながらも、その温かさに癒やされるような気持ちでいっぱいでした。
友人と一緒に観光を楽しんだ後、カフェでランチを取ることにしました。カフェは地元の人々で賑わっており、私たちは涼を求めて中に入りました。メニューには英語表記が少なく、注文は少し手探り状態。そんな中、バリスタが注文を間違えて持ってきたのは、見たこともない色のミックスジュースでした。
そのジュースを見た瞬間、友人と顔を見合わせて「何これ?」と大笑い。勇気を出して一口飲んでみると、スイカとわさびがミックスされたような味で、思わず吹き出してしまいました。その光景を見た周りの友人たちも大笑いし、カフェ全体が笑いに包まれました。仕事のストレスから解放され、しばらくの間、心から笑うことができました。
その夜、ホテルの部屋で一人静かに考えました。「私、本当は何をしたいんだろう?」と。バリスタのミスで笑った自分を思い出し、笑うことや楽しむことをずっと忘れていたことに気づきました。それは、ずっと他人の期待に応えるために自分の気持ちを隠していたからでした。
タイの旅は、私にとって単なる休暇以上のものでした。地元の人々の陽気さや、バリスタのミスによって引き起こされた笑いを通じて、私は自分の内面に隠れていた本当の気持ちに気づくことができました。
あったかい気持ちになる出来事
先日も、ちょっとあったかい気持ちになったことがありました。「本当の気持ち」ということが、ちょっぴり身近なことで再現されたのです。
その日は、仕事の帰り道に小さな花屋さんに寄りました。店員さんがニコニコしながら「今日のオススメはこれですよ」と、優しいピンク色の花を紹介してくれました。私は特に花に興味があったわけではないのですが、店員さんの笑顔とはかない花の姿に惹かれて購入しました。
家に帰って花を花瓶に挿し、ぼんやりと眺めていると、ふとした瞬間に心が温かくなりました。
はかない花が、なんだか、強く誇らしげに見えて
私はその花を見て、日常の中にある小さな喜びに、自分の本当の気持ちに気づくのをまた、思い出したんです。
あったかい気持ちを意識していると、私の生活は少しずつ変わっていきました。
なんか、それもいいじゃん。
自己肯定感って、こんな身近なところで上がるんですよね。
あまり考えないようにすることの気楽さがよかったのか、友人たちとの関係も深まり、久々にリラックスできる日でした。
自分の気持ちを大切にすることで、こんなにも人生が豊かになるなんて驚きですね。