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“忙しい”にも色々あるが結局スキルと考え方次第

仕事でも日常生活でも、やたら忙しいを連発する人がいる。
私ももちろん、時々、幹部社員や仲の良い友達には、“ほんまに忙しいんや”と伝えることはある。

特に突発的なトラブルや緊急対応の時は、超忙しさが増す。気持ちとしては普段から準備していても、物理的には時間は用意していないから、それなりに大変になる。

そもそも親しい人や身内に忙しいを連発していたら、“自業自得でしょ。自分で好きな事をしているんだから。”と言われるのは目に見えている。
実際、創業時の若いころはそう言われてきた。流石に今はお互いにそういう会話はなくなったが。

逆に言うと、暇だったら、私は多分しんどいというか、単に怠け者で終わる。
私は子供の頃から、何かとじっとしているタイプではなく、何かとちょこまか気にしたり、何かとコマゴマしたりするのが性に合っている。

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だから、こういうタイプの人を、“彼はマグロだよね。ずっと泳ぎ続けるんでしょ”と揶揄する言い方があるが、私も全くその自覚で生きている。

実際に、日本と海外を行き来していた時は、特にそういう感じに周りから見られていたと思う。
自宅と東京と海外を、ぐるぐる廻っていたのだから・・。たしかにマグロのようだ。
しかし、私は基本的には、忙しいけれども楽しんでいるので、何かに追われれている感じはない。

思うに、忙しいとは、何に比べて忙しいのだろうか?忙しい人と忙しくない人に分けることが出来るのだろうか?最近、ふと、この忙しいを考えてみたことがあった。

忙しいを私なりに、大まかに分類してみると、以下のようになる。

1) したいことが山のようにある。
2) しないといけないことが山のようにある。
3)しないと大変なことになる。
4)余計なことで忙しい。

今、私は一年近くを国内だけで過ごしている。
移動は極端に減ったが、することはどんどん増える。
私は、1)のしたいことが山のようにある。タイプであり、それはそれで日々が葛藤だ。
したいと思ったことは、基本的にやってみたい。
しかし、時間が確かにない。そうすると、それをやめるのではなく、実行するための工夫をする。

仕事の場合だと、如何にデレゲーションするかだし、もっと広い体験と言う意味では、今から本番になるVRかもしれない。読書にしても、自分用のセルフAI君を創ってしまえば、色々とできそうだ。こんな感じて、これからもやりたいことが増えていくと思う。

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2)のしないといけないことが山のようにある。
は、1)のしたいことが山のようにある。とはニュアンスは違う。
仕事にはしたいかどうかではなくて、しないといけないことも沢山ある。こういう仕事をこなすコツを一言でいうと、手抜きをしない。コツコツする。基本的な事やルーチンはちゃんとすることに尽きる。

また、ご馳走してもらったらお礼を言う。メールやSNSには返事をする。部下からの日報や相談などには返事をする。そして、仕事とは関係なくても生活者としての常識的な世間対応。健康管理。ストレッチなどのトレーニング。
これら言わば7つの習慣の時間管理のマトリックスでいう第二領域のことも確実にするべきことである。

3)のしないと大変なことになる。これは言うまでもなく、緊急対応である。トラブル、クレーム、病気など。時間管理のマトリックスでは第一領域になる。

4) の余計なことで忙しい。は色々な意味合いが含まれるが、結局は自業自得と言われるタイプである。ここに当てはまる人は、仕事ができない人だ。
2)のしないといけないことをするためのスキル不足、2)のしないといけないことが出来ていないのに1)のしたいことを優先してしまう。
普段するべきことをしていなくて、しっぺ返しをいつも受けているタイプだ。仕事がヘタな人である。

反対に、仕事ができる人は、どんな業界でも、忙しく見える。そして、その部下は、上司が忙しそうだから遠慮しました。言いそびれましたを連発する。結局仕事ができない人の言い訳である。なぜならば、仕事は出来る人に集中する法則を知らないのだ。
仕事ができる人は、平均的な人の何倍も何十倍を仕事をこなしている。このギャップに気づける部下は、早晩仕事ができる上司になる。

でも、色々と考えてみても、やっぱり、基本的には忙しいを連発する人にはあまり近づきたくない。忙しいは良い意味で使いたい。忙しいけど、常に空きや余裕がある。こんな状態をこれからも、キープできたらと思っている。

以上