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上司(園長先生)との距離感
THE OWNERウェビナーまとめ
前回に続き、ウェビナー内容のまとめを続けています。
ウェビナーまとめを進めながら、組織内での研修資料へ移行しつつあるような、とても中途半端な状態です。
それにしても、THE OWNERさんは、なぜ「ジ・オーナー」ではなく、「ザ・オーナー」なんでしょうね。何かを狙っているのかな。
上司は部下から距離を取るべき
ウェビナーをまとめながら、「そうだよなぁ・・・」と改めて認識したのは、上司と部下との距離感です。
上司は部下に「位置」を取りに行きがち
識学の安藤社長も梶山副社長も、前職では部下に寄り添い、飲み会、カラオケ等の交流を大切にされていたとのこと。twitterでもそのように投稿されていました。
先代からの流れもあり、「職員に慕われる」「職員に尊敬される」「職員が『付いていきたい』と思われる」存在になることを、保育園園長であった私も求められていましたし、そのように努力しました。
「嫌われる」というリスク、恐怖に勝てなかった、勝つことの必要性を理解できていなかったのです。
園長が職員に寄り添った結果、
園長業務ができるよう、スキルアップを目指す者はなく、職員の成長は進まず、
園長業務は、園長以外、触ってはいけない状態となり、
数多くの業務が園長に集中する中で、誰もヘルプできる状態ではなくなり、
「園長になることは、保育士にとって最悪の罰ゲーム」と認識され、
組織の最大の弱点が、園長という存在になり、園長が倒れた瞬間に、
翌年度の書類は何も準備できず、
当月の給与計算も誰もできず、
明日、または、本日の職員ローテーションを誰も決定できず、
園長への就任を希望する者は、一人もいない。
そんな状態になりました。
保育園に限った話ではなく、経営者同士の話でよく耳にする内容です。
上司と部下との距離
ある部長は、いつも部下を気にかけて、飲み会を開いたり激励メールを送ったりしていた。
— 安藤広大/株式会社識学 代表取締役 福島ファイヤーボンズ オーナー (@ikuve) August 12, 2021
しかし部下が増えるにつれて負担が重くなり、あるとき思い切って部下に寄り添うことを一切やめた。
すると、部下の仕事の成果がどんどん上がった。実は、部長の思いやりは、部下にとっては「負担」だったのだ。
そうなんですよね。
先日のウェビナーでも、目の覚めるような思いでした。
気を付けなければいけない上司の立ち振舞いは、「えこひいきをしない」ということです。
部下が、えこひいきを認識すると、競走が起きにくくなります。そのため、「えこひいきを認識されてはいけない」「えこひいきを認識されない努力が必要」ということになります。
ここで大切な点は、「平等に行っていると上司がいくら思っていても、部下が平等だと思わなければ、えこひいきと認識されて、競走の阻害要因となる」ということです。
そのために重要となるのは、上司と部下との距離感です。上司と部下の距離を、しっかり確保することが重要です。
部下の距離が近い場合、
例えば、上司と部下A・Bの距離を物理的な例として例えますと、上司からAまで距離が1mで、Bまでの距離が2mとすると、部下Aと部下Bの間では、上司との距離に大きな違いを感じます。
しかし、上司と部下A・Bとの距離が100mあれば、101mか99 mかは誤差にすぎず、上司との距離を言い訳にすることができなくなります。
そのため、距離をしっかり確保することが大切です。
その状態が確保されると、上司の設定や指示が、部下にとって、「前提条件」になります。
上司と部下の距離が近いと、上司の指示は部下にとって「前提条件」にならず、「その設定をなんとか自分用に変更してもらえないか」という、「変更可能な設定」と受け止められてしまいます。
しっかりとした競走環境とするためには、上司と部下の距離をしっかり確保し、上司の指示を「前提条件」として受け止められる環境構築が重要です。
人間なので、全員と仲良くすることはできません。
気の合う人、気の合わない人は、必ず生まれます。
職員同士も同じです。
すると、そこには「派閥」が生まれます。
仕事の結果ではなく、「派閥」の力学だったり、経営者との個人的な関係性が評価に影響します。実際に影響していないとしても、他の職員から「あの人は、〇〇〇だから・・・」と認識されます。
従前は、保育の世界では、人事評価がほとんど行われていない状況でした。
現在の社会状況の中、今後は人事評価なしで進めることはできません。
本音としては、コロナという状況がなければ、職場の仲間とも、楽しい飲み会を開催したいのです。
ただ、個人の楽しみの為に、組織の成長、法人としての社会への有益性発揮が損なわれることは、認められることではありません。避けなければなりません。
職員から、私の発言が「前提条件」と認識されるよう、努力です。
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