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キャリコンの実践で活かすキャリア理論


こんにちは、キャリアコンサルタントの近藤あつこです。


キャリア理論と聞くと、難しそうなイメージですよね。私もキャリアの勉強を始めた頃はそう思っていました。当時はキャリア理論は資格取得のために必要になる科目というように捉えていました。

そんな私がキャリア理論に対する見方が180度変わった経験について、今日はNoteでシェアしたいと思います。



キャリア理論の活かし方に初めて気づいた日


国家資格キャリアコンサルタント技能士の勉強をしていた頃、といっても随分昔の話しになります。現役キャリコン16年目ですが、技能士2級を取得したのは、今から12年前の話しです。


そもそも私がキャリアの勉強を始めたきっかけは、自分自身がキャリア迷子になり、目標を見失いかけていた頃に、何かのきっかけを見つけたくて偶然知ったキャリコンの勉強を始めました。偶然知ったというのは、当時一緒に働いていた同僚が、何気なく私に言った言葉でした。



「近藤さんって、キャリアコンサルタントに向いているんじゃない」
当時、私はキャリアコンサルタントってどんな仕事というレベルでした。


ただ妙に興味を持った私は、キャリアコンサルタントがどんな仕事をするのかを調べてみると、何かわからないけどやってみてもいいかも?と思えたのです。


そして、すぐに学校を調べて、働きながら週末は学校に通うという生活を4カ月間続け、キャリア理論もしっかり勉強して無事資格取得したのですが、当時はまだキャリコンは国家資格ではなく、民間のキャリコン養成学校の一つ、リクルート系のGCDFキャリアカウンセラーという資格を取得して、その1年後、現職のキャリコンの仕事に就きました。


キャリアコン技能士の勉強成果を現場で活かす


現職に就いてから、この仕事を極めて、自分の今までの経験を活かす集大成になる仕事をしたいと思い始め、当時は唯一キャリコンの国家資格である技能士資格を目指すことを決断しました。


2度目の受検で無事合格しましたがその間の勉強ぶりは自分でも驚く位の集中力を発揮していた記憶がありますぜったいに合格するぞ!という強い意気込みがあったからだと思います。

この猛勉強でした面接対策では、キャリア理論をどう面談で活用していけばいいかをケーススタディに当てはめながら面談の構成を考え、面接後のフィードバックで納得性の高い回答ができるように練習を重ねました。


友人と面談のロールプレイ練習、お互いにふらふら状態になりながらも、何度もロールプレイとフィードバックをし合いました。今も頑張ってたことを懐かしく思い出します。


無事に合格してからは、猛勉強したお陰でキャリア理論は以前のように資格の為だけに勉強するものではなく、自分の面談技術の中に自然に入れることができていることに、ある日気づきました。


キャリコンの方ならよくご存じである、クランボルツの「計画された偶発性」、アルバート・エリスの「ABC理論」、シュロスバークの「4S」は、私のお気に入りのキャリア理論になりました。自分自身が悩むときも、これらの理論を軸にして悩み解決のヒントを得ることも多いです。


面談では、キャリア理論を転職活動やキャリア相談で如何にわかり易く伝えることができるかを考え、時には今後のキャリア形成に向けて知っておく方がいいキャリア理論としてその軸をお伝えすることもあります。



「キャリア理論って、現場で使うためにあるんだ」、当り前のことなのかもしれませんが、過去の私はキャリア理論は試験合格のために覚えるべきものという考え方だったので、技能士資格勉強のお陰で色々な気づきがあり、気づけばキャリコンの仕事が益々好きになっていました。


キャリア理論は自分の考え方にも影響を与えるくらいになりました。
キャリアで悩まれている方にも、いろいろな状況で活用できるキャリア理論を何かに役立ててほしいと思っています。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。


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