ワンコ旅 犬連れキャンプに行った話 滋賀県
奥琵琶湖キャンプ場
駐車場に車を停めて受付を済ませた。
木の上からは野生の猿がこちらを見下ろしている。
借りていたペットノーリードサイトに車を停めると、荷物を下ろす為リアゲートを開けた。
ドバドバッと詰め込んでいた軽い荷物がずり落ちてきた。
今回持ってきた中で、一番大切なものをサイト内に下ろす。
犬たちだ。
3匹はクンクンと匂いを嗅ぎながら探検を始めた。
紗来にとっては初めてのドッグフリーサイトでのキャンプとなる。
ソロで行く寒い季節は車中泊が多いが、今回はファミリーキャンプ。ちゃんとテントを建てる。
私達は車からキャンプ道具を下ろし、テントの準備を始めた。犬達は自由にしている。
サイトが柵に囲まれているので準備に集中できた。
我が家のテントは、昔から使っている映える要素がないドームテントだ。
ポールを組み立て、スリーブに通してテントを立ち上げる。マリンとみゆが、遊んでいると思ったのかテントの上に来てはしゃいでいる。建てられないからそこをどきなさい。
テントを立て終わると次は部屋の中の準備に取り掛かる。我先に犬達が入っていく。
シートを広げたいが遊んでもらっていると思っている犬達が邪魔をする。
広げられないからそこをどきなさい。
寝る場所の準備ができたらあとは何とかなる。
犬達もどこかやり切った表情をしている。
一息ついたところで昼ご飯にした。
キャンプ場に向かう前、道の駅藤樹の里あどがわに立ち寄っていた。
着くと何やらフリーマーケット的な事が開催されていた。飲食や手作りの店が並んでいる。いつもやっているわけではなく月に一度程度の開催のようだ。
その中に犬服の店があった。
小型犬用のタンクがメインで、ワンコイン500円均一だった。奥さんの目が輝く。
ガッツリ買い込み今回のユニフォームとなる。
道の駅の中には地元の野菜や鯖寿司などがあった。クレソンなる野菜を思わず買ってしまうのは旅ならではだろう。スーパーで買ったことはこれまでに無い。
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琵琶湖のほとりを散歩し、マキノ高原温泉で汗を流したら、焚き火の準備を始めた。
陽が落ちて気温が下がり始める。
ビールを飲んでいたが、そろそろお湯割りに切り替えよう。
水の入った愛用の黒焦げポットを直接焚き火の中に突っ込んだ。
テントの夜はやはり寒かった。
マリンたちにありったけのブランケットを掛ける。スヤスヤ寝ている顔を見ながら、あっという間に眠りについた。
夜中は寒くて何度も目が覚めた。
風もかなり強く吹いている。
早く朝にならないかな…
ようやく周りが明るくなってホッとする。
早起きして、焚き火でお湯を沸かした。
寒いのでとりあえずコーヒーを飲もう。
犬たちは寒いのかテントから出てこない。
せっかくのドッグフリーサイトなんだから、少しは遊んでくれたらいいのに。
朝ごはんを食べて少しゆっくりしたら、もう撤収の時間だ。やっぱりキャンプは2泊以上しないといけないな…
ソラノネ食堂
キャンプ場を後にして、ソラノネ食堂に向かう。
テラス席が犬連れOKな雰囲気のいいレストラン。
かまどで焚いたご飯で有名だけど、今回はカレーにしよう。
素揚げの野菜もカレーもとてもおいしかった。
ご飯食べ終わったら、少しだけ周りを散歩させてもらって、帰路についた。