出逢うべくして、本。
本を読むのが好きです。
でも「この本、面白いから絶対読んで!!」と押し付けられるのはとても苦手。
出逢うべくして出逢う人がいるように、出逢うべくして出逢う本があると思っているからです。
出逢うべき時に、出逢えると思っているからです。
私にとって、その本は吉本ばななさんの キッチン です。
落ち込んで落ち込んで、もうどうすればいいのか、どうしたいのかわからない。そんな時にふと手に取った一冊。
道標だ、と思った。
眠れない夜、仕事で失敗した日、出勤したくないと思った翌日。
亡くしてしまった大切な人を想ってしまう夜。
なんとなく心が折れてしまいそうだと感じる時。
頑張る理由が欲しい時。
何度も手に取りました。今でも、です。
本当に大切な作品なので、多くは語りません。
でも、同じくキッチンが好きな方、道標だと思っている方。
ここで少しでも繋がれたらいいな、と思います。
夏木詞