私の自己肯定感の話をしよう
「今の自分は好きですか?」
この問いに、どれだけの人が「YES」と答えるだろう。
私も思春期は「自分のことを嫌い」と言いながら、
「ナルシストはきもい」だなんて思っていました。
「ナルシスト」とはいわゆる「自分を愛しすぎて、自分に陶酔してしまっている人」のこと。
陶酔してしまって周りに要らない自慢までしてしまうような「ナルシスト」にはなりたいとは思いませんが、そうならないためには「自分嫌い」になる方が良い、「自分のこと嫌いっす」とか言っている方が良いと当時は思っていました。
だけど今は、自分のことが好きだし、今の自分に満足しています、とはっきり言えます。
そうすると日々の満足度や幸福度が全然違っていて、明らかに昔より「今の方が幸せだ」と思う瞬間がとても多くなりました。
人には感情があり、文化的な行動を起こせる生き物です。だから豊かになるために行動ができる。つまり圧倒的に「幸せで豊か」と感じられる生き物なはずなんです。
そういう生き物であるはずなのに、どうにもこうにも「自己肯定感の低い」人が、特に日本には多い。
自己肯定感の高さは自分の心の豊かさや幸福度に直結してきます。
私が「今幸せだな」とはっきりと思えるようになった考え方や経験を少しだけ書き出してみようと思います。
私も私が嫌いだった
私も物心ついた頃から中学生ぐらいまでは「自分が嫌い」でした。
冒頭にもお話ししたように「自分のこと嫌いっす」と言ってる方がイケててかっこいいだなんて思っていました。
だけど、"言霊"と言うように「自分なんて・・・」「自分のこと嫌い」なんて言っていると、本当に気持ちも悪い方向に進むんですよ。
小学生~中学生ぐらいは常に自分に自信がなかったし、可愛くて綺麗な同級生を見て「私はあんなふうにはなれない」と大した努力もしていないのに最初から諦めていました。
それから自分のことを卑下していると言動にも出るんですね。
多感な時期ということもあり、ちょっとした一言がきっかけで人間関係にも悩むこともありました。
私が私を好きになるきっかけ
すっかり自分には自信がない時期が続いていたのですが、「変わりたい」という意志は自分の中にあったんだと思います。
高校受験、一目惚れをした高校に合格することができました。
自分の努力で掴み取った「成功」でした。
憧れの"都心のJK"。
自分が思い描いていた高校生活が、そこにはありました。
一応進学校だったので宿題の量は多く勉強は大変でしたが、
部活に文化祭、体育祭に修学旅行、すべてがキラキラしていて素晴らしい青春を送ることができました。
(残念ながら彼氏は出来なかったけど!)
自分の努力で思い描いた理想を掴むことができる、という体験は自分に自信をもたらしてくれました。
ちょっとだけ自分を好きになれた瞬間でした。
自分の当たり前は人の当たり前じゃない
大学の時、1ヶ月だけ語学留学にロサンゼルスへ行く機会がありました。
この時いろんな国の人と過ごして思ったのは、
「いろんな価値観があって、誰もそれを否定することはできない」
ということでした。誰も否定しないし、いろんな価値観があることを「君の国ではそうなんだね〜!」って楽しそうに聞いてくれるし、何より心地がよかったんです。
当時は言語化できていなかったんですが、この時私は「自分の当たり前は、人の当たり前じゃないし、押し付けることも否定することもできない」ということを身を持って経験し、気づけたんだなと。
英語に抵抗を持たないために行ったロサンゼルスでしたが、想像以上に自分の人生観に影響を与える経験となりました。
挫折から自分を好きになるまで
「自分のことが好きだ」と胸を張って言えるようになったのは、1回目の転職をして1年ぐらいしてからでしょうか。
高校受験や大学受験、小さなものから大きな成功体験、いわゆる努力して手にいれる成功体験をしてきた私は少しずつ自己肯定感を高めることができていました。
しかし、新卒1年目、営業の仕事に就いたのですが、1年目の後半ぐらいからうまくいかないことが多くなって、最終的に適応障害になって数ヶ月仕事を休みました。
この時は人生で自己肯定感が最底辺にあったと思います。
みんなは普通に仕事ができているのに、私は頑張ってもうまくいかなくて、電車に乗るだけでお腹が痛くなる自分が「弱い」と「ダメなんだ」と、人生で初めての「挫折」というものを味わいました。
今、この経験を初めて公の場に書いています。多分、今の自分が過去の自分の黒歴史ような時間も受け入れられる自己肯定感の高さになったからだと思っています。
とは言っても、この事実を書くかどうか3日ぐらい悩みました。だからこそ書くことで、そんな苦しかった時の自分も、今の好きだと思える自分を作り上げている大事な一片だと浄化できるようになれたらいいなと思ってます。
そして休んでいる間に、もともと興味のあった広報職に転職が決まりました。
もちろん最初はまた、ダメになるんじゃないかとか、不安な気持ちがたくさんありました。
そんな不安を消せるように、最初の1年の間に少しずつ小さな成功を積み重ねるようにしました。それをメモしていた時期もありました。
小さくていいんです。1ヶ月仕事が続けられた!上司に提案書を褒められた!3ヶ月休まず仕事ができた!Photoshopで画像が加工できるようになった!などなど。
そうして1年経って「広報の仕事が好きだな、広報の仕事をしている自分が好きだな」と思えるようになっていたんです。
転職してすぐには気づけなかったけど、こういった小さな成功体験が「私には私の得意があって、私は仕事ができない社会不適合者ではなく、自分に合った仕事が新卒では見つけられなかっただけだったんだ」と私に気づかせてくれました。
自分が選んだ仕事だったとしても、やってみなきゃ合ってるかわからないし、できないことが悪いことじゃなくて、”自分に合ってない”だけで、それが人との「違い」なのです。
人と比べずに、自分の「合う」を探すだけでいいし、そこに集中したらきっとすぐ見つかります。それがきっとまた自分に自己肯定感を与えてくれます。
自分に合った楽しいと思える仕事を見つけられた私は、4年ほど前-8kgのダイエットにも成功し、今もキープを続けています。
長くなるので、ダイエットの話は割愛しますが、これも自分に合ったダイエット方法で続けて「成功体験」にしました。
お陰様で自分のキャリアだけじゃなくて、自分の見た目も好きになれるようになってきました。
自分に自信が持てたおかげでこんな写真も撮りました!(こんなドヤ顔の前撮りある?)
自己肯定感は成功体験と違いを受け入れることで作られる
世の中にはいろんな自己肯定感を高める方法があると思いますが、私は「今の自分を受け入れてあげる」だけでは、自己肯定感なんてものそんな簡単に高まらないと思っています。
受け入れるには「成功体験」が必要で、でもそれは難しいことではなく日々の小さな成功でいいんです。
今日は早起きができた自分えらいな、とか
満員電車の中出勤した自分えらいな、とか
仕事もしたのに夕飯も作った自分えらいな、とか
そういったことで十分。自分の意思で「こうしたい、こうしよう」と思ったことができたらそれが「成功体験」なのです。
そうやって自分の「成功体験」を積み重ねていくことで、人と違っていてもできないことがあっても「それはそれで自分だし、私はこれができるから問題ない」と「違い」を受け入れられるようになります。
私がよくX(Twitter)で「今日も私は、◯◯してえらい!みんなもえらい!お疲れ様!」というのは、小さな成功体験をみんなと積み重ねていきたいという気持ちからです。
自分のことが好きになったら、もっと人に優しくできるし、心から人の成功を喜べるようになるし、助けるパワーも出てくる。
そうしたら、自分だけじゃなくてみんなハッピーだし、自分の周りには幸せで豊かな人ばかりになるはず。
それって、最高に楽しくて充実していて幸せなことじゃないですか。
だから私は今日も「自分のえらかったこと」と「みんなのえらかったこと」を見つけていくんです。
とりあえず、
3500字超にわたるnoteを期限までに書き上げた私えらすぎ。お疲れ!
ここまで読んでくれたみんなもえらすぎ!とりあえず好き!ありがとう!
次は、5日目、ハタケちゃんです!これからの活動について書いてくれるようです。何をするのかな〜?楽しみ!