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本にまつわるエトセトラです。
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#とは

「一万円選書」当選物語:#2 『あん』

 私が「一万円選書」に当選するまでとその後、選んでいただいた10冊の本について紹介していくシリーズ物note。  前回からは私が実際に選んでいただいた10冊の本をそれぞれ紹介しています。今までのnoteはマガジンにまとめていますのでよろしければどうぞ。  2冊目に紹介するのは、ドリアン助川著『あん』。  町の小さなどら焼き屋さんから始まるストーリー。さえない店長・千太郎と、突然バイトにやってきたおばあさん・徳江による、「あん(餡)」の製造工程が丁寧に描かれていて、地元の

「一万円選書」当選物語:#1『夏への扉』

 私が「一万円選書」に当選するまでとその後、選んでいただいた10冊の本について紹介していくシリーズ物note。  今回からは私が実際に選んでいただいた10冊の本をそれぞれ紹介していきます。今までのnoteはマガジンにまとめていますのでよろしければどうぞ。  記念すべき1冊目はロバート・A・ハインライン著『夏への扉(原題:The Door Into Summer)』。ちょうど夏ということもあってまずはこの本から。  主人公は牡猫ピートと暮らす技術者ダン。彼を「技術者」と呼

「一万円選書」当選物語:序章後編

私が「一万円選書」に当選するまでとその後、選んでいただいた10冊の本について紹介していくシリーズ物note。 今回は私が「一万円選書」に応募・当選して本が届くまでのお話です。 前回のnoteはこちら。 なんとなく知っていた「一万円選書」にノリで応募してみた。私は「一万円選書」については以前からなんとなく知っていました。きっかけはなんだったかよく覚えていないのですが、確か母からの情報だったと思います。 私の両親は本好きで、子供の頃は毎週のように図書館に連れていってくれま

「一万円選書」当選物語:序章前編

「一万円選書」当選物語、始めます。数年前、いわた書店さんの「一万円選書」に応募し、初めてにも関わらずビギナーズラックもあってか当選。その後、いわた書店さんとやりとりを重ね、計10冊の本を選んでいただきました。せっかくなのでこの体験についてシリーズ物として書いていこうと思います。 こういった問いには、下記にとっても詳しく載っていますので、こちらではさっくりとした説明だけにとどめておきますね◎ いわた書店とは?北海道砂川市にある1958年創業の書店。現在の店主は二代目の岩田徹